2019年02月08日

つらい花粉症対策には、のみ薬より先手の点鼻&点眼薬が効果的だそうです

 あなたは花粉症ですか? 私はほとんどないのですが、主人はひどい花粉症で毎年辛い思いをしています。

 今日はそんな花粉症で毎年苦しんでおられる方に、花粉症のメカニズムと薬の服用・使用時期について、こすぎ耳鼻咽喉科クリニック(川崎市中原区)院長の金井憲一さんと東京女子医科大学眼科(東京都新宿区)臨床教授の高村悦子さんのお話をもとに、ご紹介したいと思います。

◆ 花粉症の薬を効かせる2つのコツ

 花粉症の時期はマスクをして薬ものんでいるけど、それでもやっぱりつらい……。そんな人が多いのではないでしょうか。実は、薬をしっかり効かせるには2つのコツがあるということです。

 その第1は先手を打つことです。こすぎ耳鼻咽喉科クリニックの金井憲一院長によると、

「薬は症状が出る前から使い始めるのが最も効果的」

ということです。花粉が本格的に飛び出すのは2月中旬以降ですが、気がつかないだけで年明け頃から少しずつ飛んでいるんだそうです。ですから、この段階から、体の中ではアレルギー反応が起こり始めているということです。

花粉症のメカニズム.jpg
花粉症のメカニズム

 金井院長によると、

「ごく少量の花粉でも、繰り返しさらされていると、鼻粘膜に炎症が起こり、花粉に対して次第に過敏になっていく。症状がまだ出ていない、この段階から薬で炎症を抑え込めば、症状が出るのが遅れ、しかも軽くてすむ」

ということです。

 これは「初期療法」と呼ばれる方法(下図)で、鼻だけでなく目も同じです。東京女子医科大学眼科の高村悦子臨床教授も「目のかゆみが出る前に点眼薬を使い始めると、症状が明らかに抑えられる」と話しておられます。

花粉症の初期療法のメリット.jpg
花粉症の初期療法のメリット

 先手を打つタイミングは、花粉が本格的に飛散し始める1〜2週間前だそうで、地域によって多少の差はありますが、だいたいバレンタインデーまでに開始するといいそうです。逆に飛散量が増えて症状が出てきてからだと、鼻や目の炎症がひどくなっているため、薬が効きにくかったり、薬の種類を増やすことになったりするので、「出遅れ」のデメリットはかなり大きいと言えます。

 もう一つのコツは、のみ薬ではなく、点鼻薬や点眼薬を最初に使い始めることだそうです。「えっ、のみ薬が先じゃ?」と思う人も多いかも知れませんが、実は逆の方がより効果的なんだそうです。

 鼻の場合は金井院長によると、

「鼻粘膜の炎症を抑える『ステロイド点鼻薬』を毎日使い続けます。抗ヒスタミン薬をのむより効き目は格段に強い」

ということです。初期療法で両者の効果を比較したところ、ステロイド点鼻薬群の方が明らかに症状を抑えられたということです(下グラフ)。

花粉症初期療法効果の比較.jpg
花粉症初期療法効果の比較

 いかがですか?

 点鼻薬や点眼薬は、花粉というアレルゲンがアレルギー反応を引き起こす、その最前線で働いて症状を抑えるということなんですね。あなたも今年の花粉症の時期には、「点鼻&点眼ファースト」で、花粉症対策をしてみませんか。

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posted by ケイちゃん at 17:56| Comment(0) | 花粉症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月25日

花粉対策に空気清浄機を使う場合、「空気清浄機をリビングに置く」のは間違いだそうです

 2月に入ると花粉シーズンに突入しますが、事前の花粉対策はそれまでに終えておく必要があります。

 花粉対策としては色々とありますが、その対策の一つとして、空気清浄機があります。空気清浄機は、空気中に浮遊している粉じんや細菌に加え、花粉も除去することもできます。ただ、空気清浄機で効果的に花粉対策するためには、その置き場所が重要だそうです。

 今日は、花粉対策としての空気清浄機の設置場所について、家電コーディネーターの戸井田園子さんのお話をもとにご紹介したいと思います。

◆花粉対策として空気清浄機を活用するコツ

 空気清浄機は、たばこのにおい対策やPM2.5対策として、家族が集まる場所に置くべきだという考え方から、リビングに設置されているケースが多いのではないでしょうか。また「睡眠環境を整えるために寝室に設置する」という方もおられるかも知れません。

 しかし戸井田さんによると、「花粉対策として空気清浄機を導入するなら、リビングではなく、まずは玄関に設置すべきです」ということです。

 これは、花粉の進入経路を考えてみればわかります。

 換気などで窓を開け閉めしているのであれば、窓から花粉が入ることは十分考えられます。しかし、窓を開けないようにしていても花粉症の症状に悩まされることがあります。それは人間が花粉を持ち込むからです。

 外出すると、花粉は洋服や身体に付着します。そのまま家に入ると、当然、花粉も家の中に持ち込まれてしまうことになります。ですから、この進入経路を断つには、上着は玄関で脱いで部屋に持ち込まないことと、玄関に入り込んだ花粉を空気清浄機で除去してしまうことです。

 この考え方は、ちりの数や量を減らした「クリーンルーム」と同じ考え方です。クリーンルームの出入り口には、エアシャワーを浴びる小部屋があり、そこでちりを落とすようになっています。玄関に空気清浄機を置けば、まさにこの小部屋の代わりになり、部屋がクリーンに保たれるということになります。

◆玄関の空気清浄機を選ぶ2つのポイント

 空気清浄機は、大型になればなるほど効果が大きくなります。しかし、玄関は他の部屋ほど広くないので、あまり大きなものを置くと邪魔になります。ですから、コンパクトなもので性能の高い製品を選ぶということになります。

 そして2点目のポイントが、デザイン性です。玄関といえば、来客が一番先に目にする場所なので、できれば見られても気にならないようなものが望ましいと言えます。

 さらに、使い方にもコツがあります。人がいない時も常に花粉を取り除きつつ、誰かが帰宅した際は持ち込んだ花粉を吸ってもらうという使い方をすれば、より確実に花粉の進入を防げます。そのためには、スイッチは切らずに24時間つけっぱなしにしておくことが重要です。

◆戸井田さんが挙げた2つの条件に合う空気清浄機

 戸井田さんが挙げた2つの条件に合う空気清浄機にはどんなものがあるのか。戸井田さんおすすめの機種をご紹介します。

■ 三菱電機のスティッククリーナー「iNSTICK HC-VXG20P」。幅250mm×奥行252mm×高さ1087mm。実勢価格3万6千円程度


 三菱電機の「iNSTICK(インスティック)」の特徴は、空気清浄機と掃除機の二役ということです。「iNSTICK」は、充電スタンドが空気清浄機を兼ねており、デザイン性が高く、リビングだけでなく様々な空間に調和するスタイリッシュなデザインを採用しています。

 戸井田さんによると、「ハンディクリーナーにもなるので、ジャケットなどについた花粉を吸い取ることもできます。花粉対策には最適な1台です」ということです。

■ ブルーエアの空気清浄機「Blue Pure 411 Particle + Carbon」。直径200mm×高さ425mm。実勢価格2万円程度

 ブルーエアの「Blue Pure 411 Particle + Carbon(ブルーピュア411 パーティクルプラスカーボン)」は、コンパクトボディーながら、22平方メートル(13畳)までの床面積に適応した空気清浄機です。360度全方向から吸引できるため、置き場所を選ばない。半年ごとにフィルターを交換すれば性能がリフレッシュされるので、お手入れも簡単です。

 戸井田さんによると、「ブルーピュア411は、空気清浄機メーカーが作ったパワフルな空気清浄機です。ブルー/ブラック/レッドのファブリックプレフィルターを付け替えることで、カラーバリエーションを楽しむことができます」ということです。

■ cadoの空気清浄機「AP-C120」。直径242mm×高さ308mm。実勢価格4万2千円程度

 よりデザインにこだわるのであればcadoの「AP-C120」がおすすめです。高級感のある金属ボディーはインテリアとしても通用するデザインで、360度全方向へ送風する強力なファンと高性能フィルターを搭載し、空気の循環を効率よく行ってくれます。

 戸井田さんによると、「価格帯が4万円となりますが、機能面はもちろん、高級感のあるデザインなので、どんな場所にも違和感なく設置できます。玄関に置けばインテリアのアクセントにもなるでしょう」ということです。

■ シャープの加湿空気清浄機「KI-JS50」。幅345mm×奥行262mm×高さ631mm。実勢価格4万5千円程度

 この空気清浄機、外出先から遠隔操作できるのだそうです。戸井田さんによると「シャープの空気清浄機は、無線LAN機能を搭載する製品が豊富」だそうで、スマートフォンを使って外出先から室内の空気状態を確認できるのはもちろん、住んでいる地域の花粉情報から最適な運転モードを自動で選ぶという賢い機能も搭載しているということです。

 戸井田さんによると、「これも、玄関にも置きやすいコンパクトサイズ。IoT機能を搭載しているので、スマートフォンで遠隔操作ができます。帰宅前にフル稼働させ、家に到着する頃には玄関の空気を奇麗にしておけば、より安心です」ということです。

 いかがですか?

 花粉対策は、水際対策が効果的です。今年は、家に入り込んでしまった花粉ではなく、玄関から先に花粉を入れないように工夫してみてはいかがでしょうか。なお、「実勢価格」はAmazonでの参考価格なので、他のサイトや家電量販店では異なっている可能性があります。


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posted by ケイちゃん at 18:39| Comment(0) | 花粉症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月18日

花粉症治療のステロイド注射には、糖尿病や十二指腸潰瘍の副作用があるそうです

 今や日本人の4人に1人が苦しむ花粉症ですが、その花粉症対策として1960年代から花粉症において劇的効果を謳い、多くの患者に親しまれてきた“実績”のあるのが、「ステロイド注射」です。

 このブログを読んでいただいている方の中にも、ステロイド注射の治療を受けたことがある方も、いらっしゃるかも知れません。しかし実績のあるそのステロイド注射にも、多岐にわたる副作用がありしかも、中には寿命を縮める危険な症状に陥るものも潜んでいるそうです。

 今日は、多くの花粉症患者が訪れる代官山パークサイドクリニックの岡宮裕院長のお話を基に、ステロイド注射の副作用について、ご紹介したいと思います。

 岡宮院長によると、

「ステロイド注射は非常に強い免疫抑制作用があり、注射した部位からステロイド剤がゆっくり体全体へ周り、1〜2か月も作用し続けるので花粉症の症状が長期間抑えられます。
 その反面、副作用として感染症、副腎機能低下、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、血圧や血糖値が上昇し、最悪の場合は糖尿病誘発など、さまざまな症状を引き起こす。一度注射を打てばステロイド剤が体から抜けるまで副作用が続く可能性があります」

ということです。

 また副作用について販売元のブリストル・マイヤーズスクイプの広報担当者は、「花粉症シーズン前に副作用の内容について改めて医師に伝え、注意喚起に努めています」と、説明しています。

 どんな薬でもそうですが、薬には副作用が付き物なので、患者側も正しくリスクを理解して治療を受けることが肝要です。

 岡宮院長も、

「初診から効果だけを強調し、安易にこうした治療法を勧める医師は注意が必要です。副作用の説明を尽くし、万が一のアフターフォローにまで言及して、初めて“治療”と言えるのです」

と言われています。

 私たちも、その治療法の効果にだけ目を奪われて副作用を無視することのないよう、気をつけたいですね。何より、花粉症が良くなっても、他の病気になっては意味がないですから。

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posted by ケイちゃん at 17:54| Comment(0) | 花粉症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする