2021年01月19日

「脊柱管狭窄症」を防ぐためには、腹ばいや横向き寝はNGだそうです

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 あなたは、「脊柱管狭窄症」という病気聞いたことがあるでしょうか。脊柱管狭窄症は、50代以降から悩まされる人が急増している病気だそうです。

 今日は、「脊柱管狭窄症」を防ぐ日常生活法について、参宮橋脊椎外科病院の大堀靖夫先生のお話をもとに、ご紹介したいと思います。現在体の異変を感じている人もそうでない人も、予防のための心がけを押さえておいて下さい。

◆脊柱管狭窄症とは?
 大堀先生によると、

「脊柱管狭窄症は、活動的なシニアが増えたことから、注目されている病気です。脊柱管とは背骨に沿ってのびるトンネルのようなもので、中には神経が通っています。加齢とともに脊柱管が狭くなり、神経が圧迫され、痛みやしびれが出るのです」

ということです。

 確かに、脊柱管狭窄症ということばは良く耳にするようになったような気がします。平均寿命が延び、超高齢社会を迎えた現代では、この症状に悩む人が急増しているそうで、脊柱管狭窄症は、腰痛はひどくなく、背筋を伸ばして立ったり、歩いたりすると、脚にしびれや痛みを感じるのが特徴だそうです。

「脊柱管狭窄症は加齢にともなって増加しますが、誰でも発症するわけではありません。予防には、40〜50代からの生活習慣や運動習慣、正しい姿勢などが重要だと考えられています」(大堀先生)

◆姿勢や日ごろの生活習慣での脊柱管狭窄症の予防ポイント
 大堀先生によると、脊柱管は急に狭くなるわけではないそうで、多くは長年の姿勢のクセや日ごろの腰への負担などからジワジワと狭くなっていくものだそうです。そして、日常生活の心がけで、脊柱管狭窄症の発症や悪化を防ぐことが可能だということです。

 姿勢や日ごろの生活習慣での予防ポイントは、以下のとおりです。

1.前かがみにならない
 前傾姿勢は悪循環のもとだそうで、脊椎全体のバランスを悪化させ、腰にさらなる負担をかけるということです。ですから、座るときはあごを引いて、背筋をまっすぐにします。

「前かがみになると、背骨全体のバランスが悪化します。前に傾いた上半身を支えるために、腰惟に負担がかかり、バランスをとるために、腰がこわばった状態になります。ふだんからあごを引いて、背筋を伸ばし、体をまっすぐに保つことが大切です」(大堀先生)

2.腰をひねらない!
 何かを取ったり振り向いたりするときに、上体だけでひねると脊柱管にダメージを与えるそうなので、体ごと向きを変えるようにします。

3.こまめに座る
 立ち姿勢は脊柱管が狭くなりがちになるので、家事や仕事では、こまめに座って、立ちっぱなしを少なくする工夫をして下さい。毎日の家事でも、ちょっとした工夫で脊柱管狭窄症の発症リスクを下げることにつながるということです。

「洗濯物を干すときは、猫背や前かがみにならないように気をつけること。衣類を伸ばしたり、ハンガーにかけたりする作業はイスに座ってやるのがオススメです。掃除機をかけるときも、ホースの柄を長く持ち、腰をかがめないようにしましょう。台所に立つときは、高さ10センチほどの台を立ち位置の半歩前に置き、交互に片脚をのせながら作業をすると腰への負担を減らすことができます」(大堀先生)

4.あぐらをかかない、横座りをしない
 あぐらをかくと、 お尻が沈み、脊椎の自然な湾曲が保てず腰に負担がかかるそうです。また、女性に多い、ひざ下を横に折りまげる横座りも同様に負荷がかかるということです。

5.腹ばいにならない
 腹ばいになると、S字カーブを描く背骨にストレスがかかる「反り腰」になり、腰椎の変形を招くそうなので、つぶせの姿勢はなるべく避けることが大切だそうです。

6.横向き寝をしない
 片肘をついて横になると左右のゆがみが生じ、腰を痛めることにつながるそうです。横向きで寝たい時は、背骨がストレートになるよう、ウエスト部分に枕やクッションを入れて下さい。

7.喫煙もNG
 「ニコチン」は椎間板の変性を促し脊柱管を狭くするそうです。また喫煙で血流が悪化し腰痛リスクを引き上げることにつながるので、禁煙を心がけて下さい。

「たばこのニコチンは、脊柱管の狭窄に影響する椎間板を弱くするという研究報告もあります。また睡眠不足やストレスは血流を悪化させて疲労の原因になります。これらのような、腰に負担がかかる活動や生活習慣を見直し、改善することが大切です」(大堀先生)

 いかがですか?

 脊柱管狭窄症を予防する生活習慣は、“健康寿命”を延ばすことにもつながるように思います。いつまでも自分の脚で歩くためにも、今日からあなたも始めてみませんか?

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posted by ケイちゃん at 18:06| Comment(0) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月03日

認知症にならないためには、週に3回カレーを食べたら良いそうです


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 歳を取ってなりたくないのが、周りの人に迷惑をかけてしまう認知症ではないでしょうか。実は、この認知症から逃げるには週に3回カレーを食べたら良いそうです。

 今日は、愛知県大府(おおぶ)市にある国立長寿医療研究センターで、日本の認知症治療を牽引する同センターの老年内科部長・遠藤英俊医師のお話をもとに、カレーが認知症予防に効果的な理由について、ご紹介したいと思います。

◆遠藤医師の自室にはレトルトカレーが常備

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 遠藤医師によると、

「認知症の中で最も患者数が多いアルツハイマー病は、脳の神経細胞の中に特殊なゴミが溜まることで発症します。カレーなどに入れるターメリックというスパイスに含まれる『クルクミン』にはそのゴミを溜まりにくくする作用があります。’04年に金沢大学の研究で発見され、マウスの実験でもその効果が証明されている。『カレーをよく食べるインドでは、認知症の人が少ない』という論文も出てきているんです。もちろん、私も週に2〜3回は昼食にレトルトカレーをチンして食べています」

ということで、その証拠に遠藤医師の自室には、整然とした部屋の中にレトルトカレーがズラリと並ぶ専用ラックがあり、食べ終わった空き箱も、未開封のものと一緒に保管されているそうです

◆認知症研究の現状
 遠藤医師は、附属病院の老年内科で認知症患者を診る一方で、施設内の長寿医療研修センターでは「認知症サポート医」を養成している第一人者です。国内だけでなく、モスクワやタイなどからの依頼を受けて現地に赴き、認知症の啓蒙や介護制度の相談・整備に尽力しているパイオニアだそうです。

 ’12年の厚生労働省調査によると、現在、日本国内での65歳以上の認知症患者数は460万人を突破しているそうで、’25年には、実に700万人にのぼると見られ、まさに“国民病“となっていると言えます。

 そして、認知症はここ数年、「根治薬」が登場するのではないか、と言われ続けてきたそうですが、世界中の期待とは裏腹に、海外の大手製薬会社主導の治験はことごとく頓挫して、現在でも、特効薬と呼べる治療薬は誕生していないということです。

 そんな状況の中で、今、最先端の研究現場では、認知症は予防こそが最重要だという考えが広がってきているそうです。遠藤医師によると、

「検査の精度が上がり、近年では認知症予備軍といわれる『MCI(軽度認知障害)』の診断もできるようになりました。MCIの患者数は、全国で約400万人に及ぶ。うち約50%は5年以内に認知症を発症することが分かっています。私たちは、いかにこの半数の人たちの発症を遅らせることができるか、そもそも認知症を発症させないためにはどうすればいいか、という研究も行っています。実は、40代からの過ごし方で、認知症を予防できる可能性が出てきたんです」

ということです。

 その予防策のひとつが、特定の食品から有効な成分を摂取する、というものだそうです。

「認知症の新薬開発が難航していることで、何とか食品によって認知症を予防できないかという方向に舵(かじ)が切られ、世界中で研究が盛んに行われるようになっています。もともと、『レミニール』など、既存の認知症治療薬は、花の球根エキスから作られています。どのような食品が認知症の予防に有効かが模索されている中で、最近、新たに注目されているのが『クルクミン』なんです」(遠藤医師)

 実は、ターメリックの和名は「ウコン」だそうです。ですから、二日酔い対策にウコンを日常的に飲んでいる人は、知らず知らずのうちに認知症の予防を兼ねていたことになります。さらに、カレーでクルクミンを摂ることで、より予防効果が望めるというわけです。

「クルクミンは油と一緒に摂ることで吸収率が高まります。カレーが苦手な人は少ないですし、どんなカレーにもターメリックは必ず入っているので、外食でもレトルトでも、食事から手軽にクルクミンを摂取することができる。カレーは理想的な認知症の予防食なんです。レトルトを選ぶ場合は、乳製品や大豆も認知症の発症リスクを下げるというデータが出ているため、チーズやヨーグルトが使われているカレーにすれば、クルクミンとの相乗効果も期待できます。家で作る時も、カレーの中に乳製品や大豆を入れるといいですね。市販のカレー粉にはターメリックがすでにブレンドされていますが、そこにターメリックの粉を小さじ1杯程度足してもいいかもしれません」(遠藤医師)

◆認知症の予防には、同時に「頭を使う」ことがポイント
 乳製品に関しては国立長寿医療研究センターが’97年から行っている研究で、一日当たりの乳製品摂取量が128g増えると、認知症の発症リスクが2割減るという結果が出ているそうですが、それに加えて遠藤医師によると、「ただカレーを食べるだけではもったいない」ということです。

「認知症の予防には、同時に『頭を使う』ことがポイントなんです。そうすると、脳の神経細胞の突起が増えて神経ネットワークが広がります。人とコミュニケーションを取る時は頭を使っていますから、会話を楽しみながら食べる。一人で食べる時は、仕事の企画を考えたり、旅行の計画を練ったりするのもいいでしょう。私は病院でカレーを食べる時は、論文を読むか、原稿の内容を考えています」(遠藤医師)

◆クルクミンの過剰摂取には注意が必要
 ただし、いくら予防効果があるといっても、度を越えたクルクミンの大量摂取には気をつける必要があるそうです。

「クルクミンの過剰摂取は、肝障害を起こす可能性もあります。たとえ身体に良いとされる食品でも、摂りすぎれば毒にもなります。特にウコンを日常的に飲んでいる人や、脂肪肝や肝機能障害がある人は量や回数を控えてください。肝臓に問題のない人は、カレーを1日おきに食べるくらいでちょうどいい。だから僕は週2〜3回なんです(笑)」(遠藤医師)

◆認知症予防のもう一つの注目成分
 さらに、認知症を予防する、もうひとつの注目成分が「ノビレチン」だそうです。もともと温州みかんやポンカンなどの柑橘類は認知症によいと言われていたそうですが、なかでもシークヮーサーにはノビレチンが突出して多く含まれているということです。

「ノビレチンは、肥満や花粉症などに効果が期待されている成分ですが、最近の研究から認知症の予防効果があることも判明し、改めて注目されています。神経細胞の活性化による記憶障害の改善作用や、アルツハイマー病の原因となる脳に溜まるゴミを抑制する作用があることが分かってきました。シークヮーサーの果肉を絞ったジュースも良いのですが、皮には果実の30倍以上のノビレチンが含まれているので、皮ごと絞ったり、マーマレードで食べるほうが多く摂取できます」(遠藤医師)

 ここで、クルクミン、ノビレチンが含まれている食品をご紹介しておきます。

クルクミンが含まれている食品一覧.jpg

◆40代から認知症の予防を
 認知症は、高齢になってある日突然発症するわけではないそうで、原因となる脳のゴミが溜まり始めるのは、発病する20〜25年前なのだそうです。

 自覚症状がないだけで、脳には40代から少しずつ異変が起きていて、この頃から、予防効果のある食品を摂り、慢性的な睡眠不足を避けることが重要だということです。そして日頃から駅やオフィスで階段を使って有酸素運動を取り入れたり、脳にゴミが溜まりにくい生活習慣を身に付けていれば、認知症から逃れられる可能性が高まるということです。

 脳細胞にはアルツハイマー特有の変化が起きていても、症状として出てくる前の段階で食い止め、未病のまま一生過ごせる可能性があるそうで、遠藤医師もそこを目指したいと考えているということです。ゴルフや社交ダンスは認知症予防には最適なスポーツなのだそうで、運動不足が気になる人はおススメの趣味だそうですよ。

 いかがでしたか?

 認知症予防は、日頃の習慣こそがものを言うということですね。カレーライスは時々つくるのですが、これからはもっと作って食べようかなと思いました。あなたも、認知症予防のために、カレーを定番のメニューにされてはいかがでしょうか。

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posted by ケイちゃん at 18:09| Comment(0) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月12日

健康診断や人間ドックの腫瘍マーカー検査、受けた方が良いと思いますか?


腫瘍マーカー検査用の血液サンプルを手に持っている画像.jpg

 あなたは、人間ドックを受診した時に腫瘍マーカー検査を受けてますか? 「血液検査で簡単にがんの可能性がわかる」といううたい文句で、その人間ドックのオプションとして用意されているのが、腫瘍マーカーです。またこの腫瘍マーカーは、健康診断で勧めている医療機関も多いそうですが、実はこの腫瘍マーカーを、デメリットの方が大きいとしてお医者さんは推奨していないそうです。

 今日は、「腫瘍マーカー」を推奨しない理由について、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本肝臓学会専門医の今村 甲彦(いまむら たかひこ)医師のお話をもとに、ご紹介したいと思います。

◆理由1「偽陰性」……早期がんでは数値が上昇しない
 今村医師によると、ほとんどの腫瘍マーカーは早期がんでは上昇しないそうで、逆に進行がんでも上昇しないこともあるそうなので注意が必要だということです。腫瘍マーカーが通常よく用いられるのは、「抗がん剤治療や放射線治療での効果判定」や「腫瘍マーカーの高いがんの術後の経過観察」を目的とした場合だそうです。

 ただ例外的に、肝がんリスクが高い肝炎ウイルス陽性の方には、臓器特異性が高いAFPやPIVKA-IIといった腫瘍マーカーを用いて肝がんの有無を確認することはあるそうですが、しかし、健康診断で有効といえる腫瘍マーカーはほぼ皆無だそうで、あるとすれば、前立腺がんのPSA測定ぐらいだそうです。

◆理由2「疑陽性」……がん以外の良性の疾患でも上昇する
 腫瘍マーカーはがん以外の原因でも上昇することがあるそうです。

 例えば、大腸がんや肺がんなどで上昇するとされるCEAは、高齢者や喫煙、糖尿病、慢性肝炎などでも上昇することがあるそうですし、膵がん、大腸がんなどで上昇するCA19-9は、胆管炎を併発した場合や急性・慢性膵炎、胃炎、急性・慢性肝炎、肝硬変、子宮内膜症や卵巣嚢腫などの良性婦人科疾患、気管支炎、気管支嚢胞、肺結核、10〜20代の女性や妊婦、糖尿病などでも上昇することがあるそうです。

 なぜ腫瘍マーカーはがん以外の原因でも上昇することがあるのかというと、腫瘍マーカーとは、がん細胞またはがんに対するからだの反応によって作られ、血液や尿、組織などで増加している物質のことなのですが、しかし、がん細胞だけでなく、正常細胞でも作られるそうで、健常な人の体内にもわずかに存在することになります。このため、悪性腫瘍だけでなく、良性の疾患でも上昇することがあるということです。

◆理由3「検査漬け」……腫瘍マーカーが関与する臓器は多種多様
 例えば、良く用いられる腫瘍マーカーのCEAを例にとると、CEAが上昇するときに考えられるがんには、大腸がん、膵がん、胆管がん、肺がん、食道がん、胃がん、乳がん、子宮がん、卵巣がん、泌尿器がんがあるそうです。

 ですから、どのがんでCEAが上昇しているのか調べていくには、血液検査、レントゲン検査、超音波検査、上部消化管内視鏡検査、大腸内視鏡検査、CT検査とほぼフルコースで検査をしなければならないそうで、その結果、「検査はひと通りしましたが、明らかながんはありませんでした」と医師から告げられることも少なくはないのだそうです。

◆理由4「がんの恐怖」……見えないがんの恐怖におびえる日々
 全身の検査を受けても異常なしという結果が出ると、たいていの人は「疑陽性」の可能性が高いけど、「もしかしたら」という気持ちをぬぐいきれないのだそうです。

 このため、「がんが隠れているかもしれないから定期的に検査をしてほしい」と数カ月ごとに検査を希望される方もいらっしゃるそうで、腫瘍マーカーを測定したがために、がんにおびえる不安な日々を送らざるを得ない人も実際におられるそうです。

◆理由5「おいしいのは医療機関」……一回の検査で二度おいしい
 腫瘍マーカーは、病気以外で測定すると自費になるのですが、その費用は決して安いものではないそうです。そして、異常値が出た場合は再度受診して、全身をくまなく検査させられ、高い医療費を払わないといけないことになります。

 今村医師によると、腫瘍マーカーが上昇してがんが見つかることもあるそうですが、その多くはすでに進行がんなのだそうです。ですから、健康診断での腫瘍マーカー測定は、高い検査費用に対して効果はあまり望めないのではないそうなので、健康診断でオプションの腫瘍マーカーを付けるぐらいなら、直接観察できる「内視鏡検査」や「超音波検査」など他の検査を追加した方が良いということです。

 いかがですか?

 これまで人間ドックなどで腫瘍マーカー検査を受けておられた方、今後は少し考えられた方が良いのかも知れません。

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posted by ケイちゃん at 17:59| Comment(0) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする