2018年07月28日

食品のプロが指摘する「食べてはいけない」もの、なんだと思いますか?

 あなたは、「食と健康」に関する情報を日ごろからチェックされているでしょうか?

 今日は、『食品の裏側』(東洋経済新報社)の著者で食品ジャーナリストの安部司さん、『40代から食べるなら、どっち!?』(サンクチュアリ出版)の著者で、科学ジャーナリストの渡辺雄二さんのお話をもとに、食の専門家が日ごろ実践する、健康寿命を延ばす食品や食材の選び方について、ご紹介したいと思います。

◆食品添加物の問題点
 安部司さんは昨年6月、加工食品診断士協会を立ち上げ、添加物や加工食品の専門知識を認定する民間資格の取得講座を始めたそうです。すると、飲食店関係者や医療従事者だけでなく、子育て中の主婦からも申し込みがあり、その反響に驚いたということです。

 安部さんによると、国内で認可されている食品添加物の多くが「条件つき」と認識すべきだそうで、食品添加物にはグレーゾーンがいっぱいあると言えるのだそうです。

 安部さんは、食品添加物の安全性試験は単品で行っているので、複数を摂取したときまではわからないと指摘されていて、さらに、一度認可されて何十年も経過した後に再テストした結果、危険性が認められ、認可が取り消された事例もあるということです。例えば、ハムやソーセージなどの加工品などに使用されていた「アカネ色素」は、腎がんの原因となることが判明するまで、16年近く認可されていたそうです。

 安部さんは、「世界的に発がん性物質として規制されている添加物のクロロプロパノール類が日本では規制がない」と、国内の添加物の認可基準にも疑問を持たれています。安部さんによると、

「大豆の搾りかすを劇薬の塩酸で煮ると、すべてアミノ酸液に変化します。それを粉末化したものがたんぱく加水分解物です。この中に含まれている物質の一つにクロロプロパノール類がある。EUなどでは規制しているので、クロロプロパノール類が含まれる日本の即席麺は輸出できないのです」

ということです。

 このクロロプロパノール類は、食品の製造過程で副産物(不純物)として生成されるもので、しょうゆや即席麺のスープなど、いわゆる「うまみ」を感じるものに含まれている可能性があるそうです。

 農林水産省のホームページには「クロロプロパノール類を長期間にわたって毎日大量に摂り続けた場合には、健康に悪影響が発生してしまう可能性があるため、食品に高濃度に含まれるのは好ましくありません」と表示されていて、農水省は2008年、業界にクロロプロパノール類の低減化対策を指導し、09年以降の調査では、低減されていることが確認されているそうです。

 また、渡辺さんによると、危険な添加物の中でも、着色料の「タール色素」、発色剤の「亜硝酸ナトリウム」、「イマザリル」や「TBZ」などの防カビ剤にとくに注意が必要だそうで、防カビ剤は輸入かんきつ類に利用されることがあるそうです。

◆醤油を買うときには本醸造の醤油を
 また安部さんは、しょうゆを選ぶ場合にも注意が必要だと言われています。本来のしょうゆは大豆と小麦と食塩を原料とし、長期間発酵熟成をさせるものですが、安部さんによると、しょうゆを選ぶ場合、「混合醸造」と表示された商品は避け、「本醸造」の表示をおすすめされています。農水省によると、流通している約85%は本醸造だそうです。

◆即席麺の問題点
 さらに安部さんは、育ちざかりの子どもが日常的に即席麺を食べることにも警鐘を鳴らされています。

 かつて「体に良くないから」と母親から即席麺を没収された子どもが、耐え切れずに万引きに走ったケースもあったそうで、添加物の摂取だけでなく、添加物が招くこうした依存性の高さも問題になると、安部さんは指摘されています。

 そして、即席麺に含まれる塩分量も無視できないということで、通常の即席麺は海水と同じ塩分濃度で、1食あたり6〜10グラム入っているそうです。

 また、即席麺の油も問題だそうで、油こってりの即席麺のゆで汁を別容器に移し、冷蔵庫に入れる実験をしたところ、液体の表面と容器の底に油の塊がついたそうで、器用洗剤で洗ってもなかなかべたつきが落ちなかったということです。私たちは、この油の塊を「おいしい」と言って飲み干していたのですね。

 そうは言っても、即席麺はもはや国民食とも言える存在です。そんな即席麺をどうしても食べたい時には、どうすればいいのでしょうか。

 それについて安部さんは、「麺をゆでた湯を捨てる。そうすると油の7割ぐらいはカットできます」と言われています。

◆合成甘味料「アセスルファムK」や「スクラロース」も要注意
 渡辺さんによると、ガムや微糖の缶コーヒー飲料などに含まれる合成甘味料「アセスルファムK」や「スクラロース」も要注意だそうです。渡辺さんによると、

「高齢者らが肥満や高血糖の予防として、良かれと思って飲んでいる合成甘味料入りのドリンクが、脳卒中や認知症を起こしやすくするという研究データがある」

ということです。

 ガムはなるべく食べない、缶コーヒーはブラックが、健康のためにはおすすめかも知れません。

◆加工肉と結腸・直腸がんのリスク
 今や多くの人が認識する「加工肉と結腸・直腸がんのリスクの関連性」は、渡辺さんによると、

「ハムやベーコンなどに添加される発色剤の亜硝酸ナトリウムが、原料の豚肉に含まれるアミンという物質と化学反応を起こし、ニトロソアミン類という発がん性のある物質に変化するのが原因」

だそうです。

 ハムやウィンナーソーセージには、リン酸塩が添加されているものもあるそうで、渡辺さんは、「リン酸塩を摂りすぎると、カルシウムの吸収が悪くなり骨がもろくなる心配がある」と話されています。

 渡辺さんによると、もし加工肉が食べたいのならば、「無塩せき」と表示されている発色剤無添加のものを選ぶのが良いそうです。

◆めんたいこやたらこ、塩辛、練りウニの食べすぎも危険
 めんたいこやたらこ、塩辛、練りウニも、食べすぎてしまうと胃がんになりやすいという研究データがあるそうです。渡辺さんによると、

「練りウニには着色のためにタール色素が使われている。現在国内では、12品目のタール色素が添加物として使用を認められているが、いずれも動物実験やその化学構造から発がん性の疑いがもたれている」

ということです。ただし、「たまに食べる分にはそれほど問題ない」そうなので、食べすぎに注意しておくだけで良さそうです。

◆市販の納豆パックについているタレやカラシにも添加物
 市販の納豆パックについているタレやカラシには添加物が入っているそうなので、タレなどがついていないタイプを購入して、無添加のしょうゆを使う方が、より安心だそうです。

 いかがですか?

 こうした話を聞くと、何を食べても病気になりそうな気がしてきますが、気にし過ぎるのも良くないと思うので、こうした情報を頭に入れつつ、私はほどほどで生活してゆきたいと思います。


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posted by ケイちゃん at 19:44| Comment(0) | 食材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月15日

発酵食品の効果を無駄にしない食べ方、選び方があるそうです

 最近、「お味噌やヨーグルトといった発酵食品が健康に良い」といった情報を、良く聞くと思いませんか?

 実際、スーパーの店頭には塩麹や甘酒、ヨーグルトなどたくさんの発酵食品がズラリと並んでいます。実は、こうしたブームを背景には「発酵女子」と呼ばれる発酵食品にハマる若い女性がいて、それが話題となり、最近では発酵料理の専門店まで登場したそうです。

 でもただ単に発酵食品をたくさん食べただけでは健康になれるわけではなく、その効果を無駄にしない食べ方、選び方があるそうです。

 今日は、ナチュラルフードコーディネーターの資格を持つ“発酵スペシャリスト”の木谷友美さんのお話をもとに、効果を無駄にしない発酵食品の食べ方、選び方について、ご紹介したいと思います。

 木谷さんによると、

「日本の代表的な発酵食品といえば味噌。古くから“味噌汁は沸騰させるな”という言い伝えがありますが、あれは味が落ちるからだけではありません。味噌にはでんぷんや脂肪の分解を促す酵素が豊富に含まれており、ダイエット中の人は酵素を効率良く摂取するために、食事の際は味噌汁から飲むのが正解。ところが、酵素は一般的に60度以上の熱によって破壊されてしまい、高温で煮込むと失われてしまうので要注意です。“飲む点滴”と呼ばれる麹を使った甘酒も、同じ理由から加熱せず、常温か冷やして飲んだ方が酵素をたくさん摂取できます」


ということです。

 また、よかれと思って食べている発酵食品が健康のプラスにならないどころか、かえってマイナスになる場合もあるということです。木谷さんによると、

「家庭で使っている醤油の原料表示を確認してみてください。醤油も発酵食品ですが、“本物”は大豆、小麦、塩のみの表記となっています。ところが、化学調味料や保存料などの添加物が含まれているものがたくさんあります。これは大量生産のために製造過程を省き、それによって不足する“うま味”や“甘味”を補うために加えられています。日常的に使うと添加物の過剰摂取につながる恐れがあるのですが、それ以前に問題なのが肝心の『発酵』がおろそかになっている可能性があること。“無添加”を高級品と勘違いして敬遠する人がいますが、値段に大差はありません。保存状態が気になる人は冷蔵庫に入れておけば大丈夫です」

ということです。

 そして、健康効果を気にして、発酵食品をいつ食べればいいのか気にする人もいるようで、これについては木谷さんは、

「先ほど説明した味噌汁のように“食べる順番”は気を付けた方がいいことがありますが、時間はさほど気にする必要がありません。もっとも、朝食のイメージが強い納豆は夕食がオススメ。納豆には血液をサラサラにしてくれるナットウキナーゼという酵素が含まれており、就寝前に食べた方が血液がドロドロになりがちな就寝中に血栓ができるのを防いでくれやすくなるといわれています」

ということです。

 いかがですか?

 主人は昔から納豆を毎朝食べていたのですが、私も最近納豆を毎日摂るようにしています。でも納豆を食べるなら夕食の時がいいのですね。これから夕食の時に納豆を食べるようにしたいと思います。

 また、醤油だけでなく、味噌、漬物などの発酵食品も無添加のものを選びたいですね。


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posted by ケイちゃん at 18:14| Comment(0) | 食材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月30日

ハム・ソーセージなどの「加工肉」や「赤肉」の「発がん性」との関係が心配ではありませんか?

 朝食時やお弁当など、調理も楽で気軽に食卓に登場するのが、加工肉です。ハムやソーセージ、ベーコンなど、大好きだという子供さんも多いのではないでしょうか?

 しかし、お母さん方の中には「加工肉」は身体によくないのではないか、というイメージを持っている方もいらっしゃるかも知れません。実際、そういう声が多く寄せられているサイトもあります。

 ということで今日は、「加工肉・赤肉」と「発がん性」との関係について、ご紹介したいと思います。

◆「加工肉・赤肉」と「発がん性」との関係
 世界保健機関(WHO)の下部機構である「国際がん研究機関(IARC)」が「加工肉・赤肉の摂取により大腸がんのリスクが増加すること」について研究結果を発表しました(2015年10月26日)。日本でもマスコミによって広く伝えられたので、報道を目にした多くのお母さんたちが不安に思われたことだと思います。

 その後IARCの発表を受けて、日本の「国立がん研究センター」も、赤肉・加工肉の発がんリスクについての見解をあらためて発表しています。

◆大腸がんのリスク上昇は「加工肉」の摂取ではなく「肉類全体」の摂取が原因
 国立がん研究センター 予防研究グループは「赤肉・加工肉摂取量と大腸がん罹患リスクについて」の調査を行い、肉類の総量や赤肉(牛・豚)、加工肉(ハム・ソーセージ等)の1日当たりの摂取量を少ない順に5グループに分け、その後に生じた大腸がん(結腸・直腸がん)の発生率を比べました。

 その結果、赤肉の摂取量が多いグループで女性の結腸がんのリスクが高くなり、肉類全体の摂取量が多いグループで男性の結腸がんリスクが高くなりました。また男女ともにおいて、加工肉摂取による結腸・直腸がんのリスク上昇は見られませんでした。

●男女別、「肉類」の摂取量と「結腸がん」のリスクとの関係
 調査によると、肉類全体の摂取量が多いグループ(約100g/日以上の群)で男性の結腸がんリスクが高くなります。また赤肉の摂取量が多いグループ(約80g/日以上の群)で女性の結腸がんのリスクが高くなりました。男性においては、赤肉摂取量によるはっきりした結腸がんリスク上昇は見られませんでした。

●「赤肉摂取」と「大腸がん」の関係について
 赤肉による大腸がんリスク上昇のメカニズムは、動物性脂肪の消化における二次胆汁酸、ヘム鉄による酸化作用、内因性ニトロソ化合物の腸内における生成・調理の過程で生成される、焦げた部分に含まれるヘテロサイクリックアミン(発がん物質)等の作用が指摘されてきました。これらの作用は、牛・豚肉といった赤肉に限らず、肉類全体の摂取を通してももたらされる共通のものとして捉えることができます。

 今回の結果では、赤肉摂取による直接的な大腸がん発生リスク上昇は男性において観察されませんでしたが、牛肉・豚肉は肉摂取量全体の85%程度を占めることから、男性でも赤肉摂取による結腸がんリスク上昇の可能性は否定できないと思われます。つまり肉類全体の摂取量と結腸がんリスク上昇の関連が見られる以上は、牛肉や豚肉も含めて食べ過ぎないようにする必要があると考えられます。

●「加工肉・赤肉」の摂取は、日本人の一般的なレベルなら「大腸がんリスク」とならない
 調査では男性・女性のいずれにおいても、加工肉摂取による結腸・直腸がんのリスク上昇は見られませんでした。ただし、加工肉摂取量をもう少し細かく10グループに分け調査したところ、男性の最も摂取量の多い群で、結腸がんリスクの上昇が見られました(摂取量の少ない下位10%の群と比べ、上位10%の群では発生率が1.37倍)。つまり日本人が一般的に食べるレベルでは、はっきりとしたリスクにはなりません。しかし通常よりもはるかに多量に摂取する一部の男性では、結腸がん発生リスクを上げる可能性は否定できません。

 また調査から分かった「赤肉の摂取量」の目安は週に500g未満です。2013 年の国民健康・栄養調査によると日本人の赤肉・加工肉の摂取量は一日あたり63g(うち赤肉は50g、加工肉は13g)とされています。そのため肉類の過剰な摂取に対しては、改めて見直す必要があるものの、通常の食事量であればさほどリスクではない、ということになります。

※摂取量の推定値について: この研究で用いられている食物摂取頻度アンケート調査は、摂取の相対的なランキングには適していますが、それだけで実際の摂取量を正確に推定するのは難しいのが実情です。また、年齢や時代・居住地域などが限定された対象集団の値を、全ての日本人に当てはめることも適当とは言えません。ここで示す摂取量は、あくまでも参考値としてご理解ください。

 消費生活アドバイザーの古谷由紀子先生も「害かどうかは量との兼ね合い。添加物の量は一生、毎日取っても体には影響がないという基準が定められているので、添加物の摂取は心配しなくて大丈夫」と言われています。

 いかがですか?

 つまり結論としては、「加工肉・赤肉」のみを極端に多量に摂取しなければ、がんになる可能性は低いと言えそうです。

 ですから、理想的な食事は、特定のものにこだわって過剰に摂取するのではなく、多種多様な食品をバランスよく食べることなのではないでしょうか?


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posted by ケイちゃん at 19:50| Comment(0) | 食材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする