2017年07月21日

カフェインを摂り過ぎていませんか?これがカフェインの正しい摂り方です

眠気覚ましの定番と言えば、カフェインですね。また、疲れた時の元気づけにも最適なのが、カフェインです。今日はそんなカフェインについて、ご紹介したいと思います。

1.眠気覚ましの定番・カフェインの効果

目覚めに一杯、あるいは退屈な会議のときに一杯と、眠気覚ましの飲み物といえば、まずコーヒーやお茶などのカフェイン飲料が思い浮かびますが、どのようなメカニズムでカフェインが眠気を取ってくれるのか、ご存知ですか?

脳の中で働く睡眠物質のひとつに「アデノシン」がありますが、アデノシンは、「GABA作動性神経」を通じ、脳の活動を抑えたり、視床下部にあるノンレム睡眠の中枢に働いて脳全体を眠らせたりする働きがあります。このため、アデノシンが脳に溜まってくると眠気が強くなってくるのです。

カフェインは、アデノシンが細胞に作用することを邪魔して眠気を減らしてくれます。また、脳の「報酬系」という部分を刺激するので、起きているのが楽しく何となくハイな気分にして覚醒度を上げてくれます。

2.カフェインの即効性・効果の持続時間

カフェインを飲むと、一部は胃から、残りの大部分は小腸から吸収されます。吸収の速度は比較的早く、口から入った45分後には99%が吸収されています。ただ、カフェインを摂ってから血液中の濃度が最大になるまでの時間は、条件によってばらつきがあり15分〜120分と、かなり幅があるそうです。

そしてそれは温度によっても異なり、温かいコーヒーを飲んだ場合、血中濃度が最大になるのは摂取後30分〜1時間ですが、アイスコーヒーを飲むと小腸粘膜の毛細血管が収縮し、胃の運動も低下するので、1〜2時間後にやっと最大値に達するのだそうです。

一方、血液中のカフェインの濃度が最高値の半分までに減る時間(半減期)は、健康な人の場合2時間半〜4時間半で、これも年齢や肝機能で変化するします。若い人で1〜2時間、高齢者で4〜5時間がカフェイン効果の目安だということです。

3.妊娠中・授乳中のカフェイン摂取

妊娠初期は、ホルモンの関係で眠気が強くなります。また、出産後は赤ちゃんの睡眠・覚醒パターンに振り回されて寝不足になりがちです。しかし、妊娠や授乳中のカフェイン摂取は控えて下さい。

カフェインは胎盤を通して胎児にも届きますし、カフェインの成分は母乳の中にも出てしまいます。胎児や新生児、乳児は肝臓での代謝機能がまだ十分ではないため、カフェインの効果が強く長く続いてしまい、非常に危険です。

4.カフェインを多く含む飲み物・食品

カフェインは、コーヒー木や茶木、カカオ木に含まれているので、これらの植物の実を原料とした製品には、多かれ少なかれカフェインが含まれています。

また、たとえばコーヒーでも、豆の産地や種類、お湯の温度、抽出時間、抽出量でカフェインの量が違ってきます。主な飲み物のカフェインの含有量は、次のとおりです。

〇コーヒー 1杯中のカフェイン量
・ドリップ 84〜112mg
・インスタント 60〜71mg
・エスプレッソ 62mg
・カフェインレス 1〜4mg

〇紅茶 1杯中のカフェイン量
・ティーバッグ 27〜40mg
・茶葉 8〜30mg
・インスタント 20mg

〇ソフトドリンク 350mL中のカフェイン量
・マウンテンデュー 56mg
・コカコーラ、ダイエットコーク 46mg
・サンキストオレンジ 42mg
・ペプシコーラ 38mg

〇強壮ドリンク 1本 50mg

〇医薬品
・眠気防止薬 100〜200mg
・解熱鎮痛消炎配合薬、総合感冒薬、鎮咳去痰配合薬、鼻炎用内服配合薬、乗り物酔い防止薬 1回分 20〜50mg

また、コーヒーやお茶にはカフェインが含まれていることを知っていても、チョコレートやココア、コーラ、栄養ドリンクは見落されがちです。
チョコレートやココアは、コーヒーに比べてカフェインが少ないですが、興奮・覚醒作用があるテオブロミンという物質も含まれています。

夜更かしな子どもや夜にお菓子を食べる習慣がある人は、これらのものを過剰に摂っていないかチェックが必要です。これらに含まれるカフェインとテオブロミンの量は、次のとおりです。

〇チョコレート 1オンス:28g中のカフェイン量
・ブラック:5〜35mg、150〜300mg
・ミルク:1〜15mg、75〜150mg
・ホワイト:1〜5mg、15〜25mg

〇ココア 5オンス:150mL中のカフェイン量
・ココア:2〜20mg、75〜150mg
・ミルクココア:1〜15mg、50〜100mg

5.上手なカフェインの摂り方

先ほども申し上げたとおり、睡眠物質のアデノシンをブロックすることで、カフェインは眠気を覚ましてくれたり、作業の成績を上げたりしてくれるのですが、この働きは、覚醒の水準が低いときや疲労が激しいときに特に高い効果を発揮されます。

ですから、朝目覚めたときにコーヒーやお茶を飲むことは、新しい1日をすっきりした気分で始めるために理にかなっています。

また、コーヒーブレイクやティータイムにカフェインを摂ると、日中の眠気を減らしてくれます。

昼寝の後の睡眠慣性(まだ眠っていたいと思う気持ち)を早くなくすためには、カフェインを摂るタイミングが大切です。夜の睡眠に悪影響を及ぼさないために、昼寝は30分以内が勧められています。一方、カフェインを摂ってから覚醒効果を発揮するまで、30分のタイムラグがあります。ですから、昼寝を30分で切り上げて、しかもスッキリと目覚めるためには、昼寝の前にカフェインを摂るのがベストです。

そして、とても大切なのがカフェインの摂取量です。眠りたくないから、あるいは眠る時間がないからといって、コーヒーをガブガブ飲むのは考えものです。毎日5〜10杯以上のコーヒー(カフェインにして500〜1,000mg)を飲み続けると「カフェイン中毒」になることがあります。この状態になると頭がスッキリするという段階を超えて、不眠や不安、せん妄、痙攣、不整脈などに苦しめられてしまいます。

また、甘い缶コーヒーをたくさん飲んでいる人は、「缶コーヒー症候群」になる危険性があります。この病気では、高カロリー飲料を多く飲むことで肥満になり、のどに付いた脂肪によって起きる睡眠時無呼吸症候群がさらに日中の眠気を増悪させる、という悪循環に陥ってしまいます。

いかがでしたか?

知っているようで知らないカフェインの話、お役に立ったでしょうか?

最後にくれぐれも申し上げておきますが、何事も「過ぎたるは及ばざるがごとし」なので、カフェインの摂り過ぎには十分注意して下さい。


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2017年06月28日

常温のビールを5分で冷やす方法

以前、「夏はビールだ、◯◯だ」というCMがあったと思いますが、暑い夏にはやはりキンキンに冷えたビールは合いますね。

でも、いざビールを飲もうと思って冷蔵庫を開けたら、ビールが冷えてなかった、なんてことはありませんか?

今日は、そんな時に「常温のビールを速攻で冷やす方法」を、ご紹介したいと思います。


【塩水を使う方法】
飲み物を冷やしたいときは、どこの家にもあるものを使うこの方法が、一番簡単で実用的な方法です。プロセスはいたってシンプルです。

1. ボール(ワインクーラーみたいなものがベストです)に氷と水を入れて塩をたっぷり入れます。塩はどれだけ入れても構いませんが、氷は入れ過ぎないようにしてください。必ず飲み物がしっかり浸かるぐらい水を十分に入れます。そうすれば、ビールが入っている缶や瓶が氷水に接する表面積が最大になるからです。

2. ビールの缶や瓶をできるだけ深く氷水の中に沈めます。ただし、あまり何本も詰め込み過ぎるのは禁物で、どの缶や瓶の周りにも氷水が流れるようにして下さい。

3. このままの状態で5分間だけ待てば、冷えたビールになります。

【塩水でここまで速く冷やせる理由】
真水は0℃で凍りますが、塩水の氷点はそれよりずっと低いので、0℃でもまだ液体のままです。

高校の化学の時間に習ったのを覚えているかもしれませんが、これは「氷点降下」と呼ばれ、塩を水に溶解することで、氷点降下が起こります。

食卓塩はナトリウムと塩化物イオンでできていて、水分子が氷と呼ばれる結晶構造を形成する力に物理的に干渉します。つまり、水に食卓塩を溶かした溶液は温度が0℃より低くならないと凍らないのです。

ちなみに、水に塩を入れると沸騰点も高くなるので、お湯を沸かしたいときは水に塩を入れてはいけないというのは、そのせいです。ただし、通常調理に使う程度の食塩の量では、沸騰点は上がりません。

ビールを冷やす話に戻りますが、氷水にビールを浸けると、氷水がビールから熱をどんどん奪うので、ビールはかなり効率よく冷えます。

でも、普通の水にどれだけたくさん氷を入れても、水温は0℃まで下がりません。標準的な冷凍庫の温度である-17.8℃に保たれた氷も、いったん溶けて氷水になると、その氷水は0℃より低くはならないからです。

では、これに塩を足すとどうなるでしょうか。

塩は水の融解点を下げるので、氷に塩をかけると、氷は解けます。氷が速く溶けるので、塩をかけると氷は普通より速く温まると思うかもしれませんが、実はそうではなく、塩は氷の温度を上げるのではなくて、氷を塩水にするだけで、温度は変わらないのです。

でも、塩を入れた氷水は普通の水よりずっと早く冷えます。塩をかけた-17.8℃の氷は、溶けはしても、その温度は、普通の水に入っているときのように0℃までは上がらず、-17.8℃の水になるだけです。

ボールの中で普通の水と混ざると、突然水っぽくて塩気のある懸濁液になり、その温度は0℃です。ですから、水槽の中の水の温度が低いので、そこに浸けたビールは早く冷えるのです。

【ビール瓶をクルクル回す方法】

そして、もし5分も待てないという場合に、もっと早く冷やす方法があります。それは、ビールの缶や瓶を先ほどの氷水に浸けて、さらにクルクル回すのです。

水はそれ自体が熱導体の役割を果たしますが、瓶や缶の中の飲み物から熱を外に伝えるには時間がかかります。瓶や缶の中のビールは、中心部分よりは外側の方が少しだけ温度が低く、瓶や缶を浸けている水は缶や瓶に近いほど温度が高くなっています。

ですから、瓶や缶をクルクル回すと、瓶や缶の中の温度が高いところと低いところが混ざって均等になり、熱がビールから氷水に移る速度が速くなるので、ただ浸しておくだけより、冷えるスピードが早くなります。なお、瓶や缶を回す時は、優しく回して下さい。さもないと、ビールの泡が立ち過ぎてしまいますから。

いかがですか?

常温のビールをできるだけ早く冷やす必要がある時には、今日ご紹介した方法を、是非お試し下さいね。


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2017年06月15日

ペットボトル飲料は、早く飲みきらないと1日で雑菌天国だそうです

ペットボトルを開けた時、残った飲み物どうしてますか?

大抵は、開けたその日のうちに飲みきると思うのですが、中には次の日に持ち越すということがあるかも知れません。

ペットボトル飲料の注意書きにも、「開栓後はすぐにお飲みください」などと、「すぐに」や「早め」の言葉が並んでいます。

では、いつまでに飲みきれば安心なのか、NIKKEI STYLEの記者さんがテストをしたそうなので、今日はその結果をご紹介したいと思います。

その前に、飲料メーカーの見解としては、

「口をつけて飲む場合は、その日のうちに飲みきって」ということのようです。これは、ペットボトル飲料をじか飲みすると、口内の菌などが逆流するため、その菌が増えれば食中毒の恐れもあるからです。

また、開栓すると中身が空気に触れ、雑菌などが入るので、口をつけない場合でも、開栓後は蓋をしっかり閉めて冷蔵庫に保管し、2〜3日を目安にできるだけ早く飲んで欲しいということです。

そこで、「飲みかけのペットボトル飲料の中には、どのくらい菌がいるのか」ということを明確にするために、微生物の試験を行う衛生微生物研究センター(東京・葛飾)に実験をお願いしたそうです。

用意したのは、ペットボトルに入ったミネラルウオーター、緑茶、牛乳入りの甘いコーヒー飲料の3種類で、実験は、

「ペットボトルに口をつけてひとくち飲み、それぞれを冷蔵庫内、常温、炎天下を想定して、6度、20度、32.5度の温度で保存しました。そして、それぞれ口をつけた直後と3時間後、9時間後、そして24時間後の菌の数を測り、状態を経過観察」しました。


その結果ですが、ミネラルウオーターの菌の数は、32.5度下の場合、直後が100個で24時間後は300個。データ上は「菌の数は位が変わらない限りは誤差の範囲」のため、変化なしとの結果になりました。また、他の温度や緑茶も同様でした。

一方で、コーヒー飲料は、いずれの温度でも菌の増殖が確認され、32.5度下に置いたコーヒー飲料は、24時間で食中毒の危険水準を突破したそうです。コーヒー飲料などは、9時間以内で飲むのが安心のようです。


ところで、どれくらい菌が多いと食中毒になるのかですが、衛生微生物研究センターの李新一主任研究員によると、「菌の種類にもよるが、1ミリリットルあたりの生きている菌の数が100万個を超えると、食中毒の可能性が高くなる」と説明されています。

もともと口内の菌の数は、体のほかの部分に比べかなり多いのは事実です。李さんひよると、「手のひら全体で数十〜数千個強と言われますが、口内は唾液1ミリリットルあたり100万〜1千万個と、桁が違います。

これは、じか飲みを通じて無菌だったペットボトルに菌が入り込むからです。

実際に菌が増える条件には複数あります。その一つが、糖分などの栄養素です。糖度が高いコーヒー飲料は栄養素がたっぷりあるので、雑菌が繁殖したと言えます。また、コーヒー飲料以外にも、ジュースや甘みがある飲料は菌が繁殖しやすいのは、やはり糖分などの栄養素がたくさんあるからです。

一方で、ミネラルウオーターと緑茶の雑菌が繁殖しなかったのは、菌が育つために必要な栄養素がなかったからです。

また温度も重要です。李さんによると、「30〜35度は、菌が一番活発になり、増殖しやすい温度」だそうで、炎天下の屋外ではペットボトルの温度は上がりがちなので、増殖しやすいと言えます。冷蔵庫でも増殖が抑えられるだけです。

また、日にちがたったペットボトル飲料の見た目やにおいも、1週間経っても目立つ変化はなかったそうなので、見た目が大丈夫そうだからと、安心してはいけないそうです。

いかがですか?

「飲み残しはいつまで飲めるのかな」と、私も思っていたのですが、コーヒー飲料などに比べるとミネラルウオーターや緑茶は菌が繁殖しづらいとは言え、やはりできるだけ開封後1日で飲みきる方が良さそうですね。


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posted by ケイちゃん at 18:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 飲料 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする