2017年10月20日

お医者さんが言うには、「缶コーヒーは悪魔の飲み物」だそうです

 市販の缶コーヒーを飲むことがありますか?私はほとんど飲まないのですが、実はあるお医者さんは、「缶コーヒーは悪魔の飲み物」と言っているそうです。

 どういうことなのか、今日は、人体のメカニズムを解析する生化学や、世界中の最新論文を熟知し、20万人以上の臨床経験を持つ牧田善二氏の新刊『医者が教える食事術 最強の教科書』の情報をもとに、ご紹介したいと思います。

1.市販の飲料の中に含まれる糖質の量
 まず、市販の主要な缶コーヒーに含まれる糖分量をご紹介します。なお、正確には炭水化物=糖質+食物繊維だが、食品中の食物繊維はわずかなので、ここでは糖質≒炭水化物としています。

缶コーヒー糖分.jpg

 この表の中で例えば、「ボス ホームエスプレッソ ラテミックス 甘さ控えめ」という商品の場合、1本に65・1グラムの糖質が含まれています。角砂糖にして、なんと16個分くらいに相当します。 にもかかわらず、「甘さ控えめ」とうたわれているのです。この売り文句に惹かれて「これなら健康に良さそうだ」と判断している人も多いのではないでしょうか。

 また、コーヒー飲料に限らず下の図のように、自販機やコンビニで売られている身近な飲料にも、大量の糖質が含まれています。

清涼飲料水の糖分.jpg

 コーラなどの甘い清涼飲料水が糖分を多く含むことは当然として、注意が必要なのはいかにも健康に良さそうな商品です。例えば、ウイダーinゼリー・エネルギーに45グラム(角砂糖11個分)、ウェルチ オレンジ100に96グラム(角砂糖24個分)、C.C.レモンに50.5グラム(角砂糖12個分)といったように、大量の糖が含まれています。

 本来、健康な人間の体内には約4.5リットルの血液があり、その中のブドウ糖濃度(血糖値)は空腹時90mg/dlです。つまり、その血液中には4グラム前後のブドウ糖が存在します。逆に言うと、ブドウ糖の濃度はそれだけあれば十分だということです。

 それでは、本来人間には4グラムの糖濃度でいいところに、コーヒー飲料などを飲んで、いきなり大量の砂糖がドバーッと入ってきたらどうなるのでしょうか。実は、人間の体がまったく想定していなかった、ばかげた事態が起きます。

2.人間の体の中の糖分の量を表す血糖値が、あなたの健康状態のすべてを決める
 「血糖値」という言葉は、あなたも知っておられると思います。会社や地域の健康診断でも、「空腹時血糖値」や、ここ1〜2か月の血糖値の推移を見る「ヘモグロビンA1c値」が調べられているはずです。これら数値が高ければ糖尿病が疑われます。

 この血糖値は、糖尿病に限らず、あなたの健康状態のすべてを決めると言っても過言ではない数値です。

 一番のポイントは、「血糖値が高い状態が肥満をつくる」という事実です。詳しいメカニズムは省略しますが、あなたが太るのは脂っこい食べ物をとったからではなく「血糖値が上がったため」です。逆に、血糖値を低く抑えることさえできれば、肉を食べようと、揚げ物を食べようとあなたは確実にやせていきます。

 太っている人が「やせなさい」と医者から言われるのは、肥満があらゆる病気の引き金になることが明白だからです。脳疾患や心疾患、がん、認知症など、怖い病気はみんな肥満と関係しています。

 一方で、糖尿病患者には、こうした病気の罹患率が高いことが明らかになっています。つまり、そもそも血糖値が高いこと自体が、体にあらゆる悪さをしているということです。

 これは、血糖値が高いことで免疫力が落ち、さらには「AGE」という悪玉物質が体の中でつくられ老化が進みます。血糖値が高ければ、血管も内臓も、皮膚などの外見もぼろぼろになってしまうのです。

 また、血糖値が安定しないことで、イライラ、眠気、倦怠感、吐き気、頭痛といった不快な症状も招きます。

 このように、血糖値は、健康管理における最大のカギと言えますし、それを理解している人たちは、自分の血糖値に無関心ではいられないはずです。

 つまり、知的なビジネスパーソンがエビデンスのある健康づくりに励もうと思ったら、「血糖値をコントロールする」というテーマを第一に掲げるべきですし、そのためには食事の管理がとても大切です。

3.現代人の多くが実は「糖質中毒」

 ところが、知的なはずのビジネスパーソンの多くが、会社で糖質たっぷりの飲料を摂ることで、朝から血糖値を盛大に上げているのです。

 これまで説明してきたように、血糖値を上げるのはひとえに糖質です。脂質やタンパク質などでは血糖値は上がりません。つまり、油をひいて焼いた肉をたくさん食べても血糖値は上がらないので、太ることもありません。

 一方で、大量の糖質が含まれているたった1本の飲み物が、血糖値を急激に上げ、肥満をつくり上げ健康を害してしまいます。

 糖質は炭水化物と言い換えることができます。実際に、糖質たっぷりの清涼飲料水には「糖質〇グラム」ではなく「炭水化物〇グラム」と表記されているものがほとんどなので、気づきにくいという面はあります。

 この糖質(≒炭水化物)は、ごはんやパン、麺類、果物、ケーキやせんべいといったお菓子、清涼飲料水など、ビジネスパーソンが普段から摂取しているさまざまな食べ物に含まれます。

 こうした糖質を含む食べ物を摂取すれば、例外なく血糖値は上がりますが、上がり方はさまざまです。

 ごはんやパンなど固体のほうが血糖値の上昇が緩やかです。それは胃の中での消化に時間がかかるからです。ところが、液体の場合、あっというまに胃をすり抜けて小腸へ届き吸収されるために、一気に血糖値が上がります。

 健康な人の血糖値は、空腹時で80〜90mg/dl(以下単位省略)前後ですが、そこでごはんやパンを含んだ食事をとれば、1時間後に120くらいまで上がり、やがてゆっくりと下降していきます。こうした緩やかなカーブならば問題はないのですが、液体で大量の糖質をとると、とんでもないことになります。

 どうなるかと言うと、液体の糖質は口にしてすぐに血糖値が上がり始め、30分後にはピークに達してしまいます。缶コーヒーを1本飲めば、糖尿病のない健康な人でも30分後には血糖値が140くらいまで急上昇します。これを「血糖値スパイク」と呼びます。

 この血糖値スパイクが起きると、今度はジェットコースターのように一気に下降して、血糖値が低すぎる状態に陥ります。

 このときに、体の中で起きている変化は、以下のとおりです。
・血糖値がぐんと上がると、セロトニンやドーパミンといった脳内物質が分泌されて、ハイな気分になります。だから、「仕事前に気合いを入れるには缶コーヒーがぴったりだ」と誤解してしまうわけです。この、ハイな気分になるところを「至福点」と言います。

・一方で、血糖値が急激に上がったことを察知した体は、それを下げるために慌てて膵臓から大量のインスリンというホルモンを放出します。そして、血糖値が急激に下がります。

・血糖値が大きく下がると、ハイな気分から一転、イライラしたり、吐き気や眠気に襲われたりと不快な症状が出ます。すると、「またあのハイな気分になりたい」とばかり、血糖値を上げる糖質が欲しくなり、同じことを繰り返してしまうのです。

 このような状態は、「糖質中毒」という脳がおかしくなってしまった非常に深刻な症状なのですが、中毒に陥っている本人には、その自覚が全くありません。

 いかがですか?

 糖質が私たちの体に与える危険性について、分かっていただけたでしょうか?

 清涼飲料水などのメーカーは、人の至福点について計算し尽くし、商品を設計しているそうです。「糖質中毒」にならないためにも、糖質がたっぷり含まれた缶コーヒーなどの摂取には、十分注意して下さい。コーヒーが飲みたいという方には、ブラックがおすすめですね。


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posted by ケイちゃん at 18:48| Comment(0) | 飲料 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月06日

コーヒーを多く飲む人の死亡リスク低下が、欧州でもを確認されたそうです

 コーヒーは世界で最も多く飲まれている飲料の1つで、さまざまな成分を含んでいます。これまでにも、コーヒーの摂取は健康に良い影響を及ぼすという報告は複数ありましたが、それらは主に米国人を対象に行われた研究の結果でした。

 そこで、フランスの国際がん研究機関(IARC)のMarc J. Gunter氏らは、コーヒー摂取と死亡の関係が、他の人種や他の地域に住む人々にも見られるのかどうか、そして、コーヒーの摂取が特定の死因による死亡のリスクを減らしたり高めたりするのかどうかを明らかにしようと考え、欧州10カ国の市民を対象に研究を行ったそうなので、今日はその結果を、ご紹介したいと思います。

1.研究の概要
 この研究は、欧州45万人のコーヒー摂取頻度を調査し、16年間追跡調査したものです。

 分析対象にしたのは、欧州10カ国(デンマーク、フランス、ドイツ、ギリシャ、イタリア、オランダ、ノルウェー、スペイン、スウェーデン、英国)の一般市民で、主に35歳以上の45万1743人(男性13万662人と女性32万1081人)です。

 コーヒーの摂取量は食物摂取頻度調査の中で尋ね、ライフスタイル質問票を用いて、学歴、喫煙、飲酒習慣、運動量などに関する情報も収集しました。

 当初のコーヒーの摂取量に基づいて、国ごとに対象者を分類しました。まず、全く飲まないグループを参照群として設定し、残りの人々を、摂取量が最も少ない人から最も多い人まで並べて4等分しました。

 主に比較したのは、参照群と、最もコーヒー摂取量が多かったグループ(1日当たり摂取量の中央値は男性855mL、女性684mL)です。

 コーヒーの摂取量調査から平均16.4年追跡したところ、4万1693人(男性1万8302人、女性2万3391人)が死亡していました。うち1万8003人ががん、9106人が循環器疾患、2380人が脳血管疾患(脳梗塞、脳出血など)、3536人が虚血性心疾患(心筋梗塞など)、1213人が消化器疾患、1589人が呼吸器疾患で死亡しており、1571人が外傷性の死亡、418人は自殺による死亡でした。


2.研究の成果
 この研究の結論としては、コーヒーを飲むことで、死亡リスクが男性で12%、女性で7%低下したというものです。

 これらの死亡とコーヒー摂取量との関係を分析したところ、コーヒーを全く飲まない人々に比べ、コーヒーを最も多く飲む人々の、あらゆる原因による死亡(総死亡)のリスクは、男性で12%、女性では7%低下していたということで、これらの差は、統計学的に意味のあるレベルでした。

 また、コーヒーを飲む量が多い人ほど総死亡リスクが低いことも示唆されたそうで、コーヒー1杯を237mLとすると、1日の摂取量が1杯増加するごとに、総死亡リスクは、男性が3%、女性は1%低下していたということです。

 いかがですか?

 以前から言われていた、コーヒーを飲むと死亡リスクが低下するということは、これでほぼ間違いないようですね。

 ただ、コーヒーに砂糖やミルクを入れ過ぎると、また別の問題を引き起こす可能性もあるので、そこは注意が必要だと思います。


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posted by ケイちゃん at 18:39| Comment(0) | 飲料 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月09日

常温のビールを速攻で冷やす方法、知ってますか?

 ビールを飲みたいと思って冷蔵庫を開けたら、「ビールを冷やすのを忘れてた」というようなことはありませんか?

 やはりビールは、キンキンに冷えてないと美味しくないですものね。

 そこで今日は、常温のビールをわずかな時間で飲み頃の温度まで冷やす方法を、ご紹介したいと思います。

 その方法は、塩水を使う方法です。この方法、ちゃんと熱力学の法則を利用した方法なんだそうですよ。

 やり方は簡単です。

1. ボール(ワインクーラーみたいなものがベストです)に氷と水を入れて塩をたっぷり入れます。塩はどれだけ入れても構いませんが、氷は入れ過ぎないようにして下さい。必ず飲み物がしっかり浸かるぐらい水を十分に入れます。そうすれば、ビールが入っている缶や瓶が氷水に接する表面が最大になるからです。

2. ビールの缶や瓶をできるだけ深く氷水の中に沈めます。ただし、あまり何本も詰め込み過ぎるのは、禁物です。どの缶や瓶の周りにも氷水が流れられるようなスキマを作って下さい。

3. このままの状態で5分間待つと、冷えたビールのできあがりです。

 でも、なぜ塩水でここまで速く冷やせるのでしょうか。

 それは、真水と塩水の凍る温度が違うからです。真水は0℃で凍りますが、塩水の氷点はそれよりずっと低いので、0℃でもまだ液体のままです。高校の化学の時間に習ったのを覚えているかも知れませんが、これは「氷点降下」と呼ばれ、塩を水に溶解すると、氷点降下が起こります。

 食卓塩はナトリウムと塩化物イオンでできていて、水分子が氷と呼ばれる結晶構造を形成する力に物理的に干渉します。つまり、水に食卓塩を溶かした溶液は温度が0℃より低くならないと凍らないということです。

 氷水にビールを浸けると、氷水がビールから熱をどんどん奪うので、ビールはかなり効率よく冷えます。でも、普通の水にどれだけたくさん氷を入れても水温は0℃までしか下がりません。標準的な冷凍庫の温度である−17.8℃に保たれた氷も、いったん溶けて氷水になると、その氷水は0℃より低くはなりません。

 でも塩は水の融解点を下げるので、氷に塩をかけると氷は解けます。そして塩を入れても、塩は氷の温度を上げるのではなくて、氷を塩水にするだけで、温度は変わりませんが、塩を入れた氷水は普通の水よりずっと早く冷えます。

 塩をかけた−17.8℃の氷は、解けはしても、その温度は、普通の水に入っているときのように0℃までは上がらず、−17.8℃の水になるだけなのです。ですから、ボールの中で普通の水と混ざると、突然水っぽくて塩気のある懸濁液になり、その温度は0℃ですが、水槽の中の水の温度が低いので、そこに浸けたビールは早く冷えるというわけです。

 実は、5分も待てないという場合に、もっと早く冷やす奥の手があります。それは、ビールの缶や瓶をクルクル回す方法です。

 水はそれ自体が熱導体の役割を果たしますが、瓶や缶の中の飲み物から熱を外に伝えるには時間がかかります。瓶や缶の中のビールは、中心部分よりは外側の方が少しだけ温度が低く、瓶や缶を浸けている水は缶や瓶に近いほど温度が高くなります。ですから、瓶や缶をクルクル回すと、温度が高いところと低いところが混ざって均等になり、熱がビールから水に移る速度が速くなり、より早く冷えるというわけです。

 いかがですか?

 冷蔵庫に冷えたビールが入っていなかったという時には、是非お試し下さい。なお、ビールを回す時は優しく回して下さい。さもないと、泡が立ちすぎてしまうかも知れませんから。

 また、ビールを回す方法として、電動ドリルを利用して回す方法もあるようですね。


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