
あなたは、歯磨きのときなどに舌もチェックしていますか? そして舌を見てみると、白くなっていることはないでしょうか? 普段はキレイなピンク色のはずなのにと、つい気になってしまいます。
そこで今日は、北里大学東洋医学総合研究所の伊藤剛先生のお話をもとに、舌に隠されたさまざまな秘密をご紹介したいと思います。
◆舌が白っぽいのは胃腸に問題アリ?
舌の状態を見るだけで、体の健康状態が分かるそうです。そもそもなぜ舌が白っぽくなってしまうのかですが、伊藤先生によると、その原因は体の異常にあるそうです。
実は舌の表面にある“白いモノ”の正体は、表面の細胞が死んで蓄積されたものだそうで、「苔」とも呼ばれており、通常であれば食べものによって自然と削られていくようです。しかし体に異常が起こっていると表面のデコボコが成長し、食べものを食べてもすき間にある苔が削られません。
さらに伊藤先生は、舌が白っぽいときは胃や腸に問題があるかもしれないと指摘されています。胃や腸が炎症を起こすと体の治癒機能が働き、新しい細胞がつくられます。そして胃腸と粘膜でつながっている舌にも新しい細胞が次々とつくられてしまい、表面のデコボコが成長するのだそうです。
よく歯ブラシなどで“舌磨き”をする人もおられますが、むやみに磨くとバイ菌などで感染を起こしやすくなってしまうので注意が必要だということです。
◆舌の状態から分かるさまざまな体の異常
舌から判断できる体の異常は、胃や腸以外にもあるそうです。例えば、普段から水分をとりすぎている人は、舌もむくんでしまうので注意が必要だそうです。また、舌の色は体内の血液の色を表しているので、正常であれば「たらこ」のような色なのですが、もしも薄い色だとしたら、栄養や鉄分が不足しているかも知れないそうです。
いかがですか?
もしも舌の状態に違和感を感じたら、何か体に異変が起きている可能性もあるので、体からのシグナルの一つとして、注意して観察して下さいね。
よろしかったらブログランキングのクリック応援をお願いします。