2020年10月17日

お金の問題に直結する"認知症対策"の要点は何だと思いますか?


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 人間誰しも歳をとってゆきますが、リッチな老後を迎えられる人と、そうでない人がいます。こうした将来の明暗を分けるものは何なのでしょうか。実はそれは、あなたが意識せずに行っている月々の出費や日々の習慣だそうです。

 今日は、お金の問題に直結する"認知症対策"の要点について、ご紹介したいと思います。

■認知症は病気の名前ではなく症状
 認知症と診断される方は、日本全国で462万人(2012年、厚労省)だそうで、その予備軍である軽度認知障害MCI(Mild Cognitive Impairment)約400万人と合わせて約800万〜900万人とみる専門家もいるそうです。

 誤解されている方もおられるかも知れませんが、認知症というのは病気の名前ではなく症状で、認知症を起こす病気はアルツハイマーをはじめ約100種類あるそうです。そして、認知症は治らないと思っている人が多いそうですが、実は外科的な手術やビタミン剤を飲む程度で治るものもあるそうです。治るかどうかは、専門病院である認知症疾患医療センターでCT、MRI、PET等で調べれば分かるということです。

 実は、薬の飲みすぎを見直しただけで症状が改善した例もあるそうです。1日15種類27錠を処方されていたのを5種類7錠に減らしたら、ぐっすり眠れ、歩けるようになった80歳の方は、せん妄や徘徊もなくなり、デイサービスにも通えるようになっただけでなく、年間約26万円も医療費を節約できたということです。専門家によると、そもそも6種類以上の薬の服用はふらついたりして転倒を招きやすく、骨折につながりやすいのだそうです。

 また、認知症の人が入院につながりやすい疾患は骨折、脳梗塞、肺炎だそうです。そして肺炎の場合も、高齢者は大半が肺炎球菌によるものと言われていて、これもワクチンをしっかり打てば予防できるということです。高齢者がかかると重症化しやすい帯状疱疹も、ワクチンで予防できるのだそうですが、医療者の中でもまだあまり認知されていないようです。

◆認知症はお金も問題に直結する
 こうした認知症に早めに対応することはとても大事なことで、それはお金の問題に直結するからです。「1骨折で200万円」ということばは、鳥取大学整形外科の萩野浩教授の試算だそうですが、これに介護費用などが加わると、400万円に達することもあるそうです。そして入院後に認知症が進行して、肺炎や脳卒中を併発すると、かかるお金はさらに年100万円単位で増えていくことが見込まれます。

 実は病院への長期入院は難しく、地方のリハビリ施設に移っても満足できるところは多くなく、しかも費用は月30万〜60万円、1年入院したら700万円もかかるので、一般の人の給料では賄いきれません。

 このように、認知症はお金の問題と直結するので、働き盛りの方々は、ぜひ遺言状の作成や成年・任意後見制度、金融機関の民事信託等について勉強して、親が認知症になる前に手を打っておく必要があるそうです。そうすることで、認知症となった親の財産を無事に動かすことができます。

 こうした手続きを怠ったまま認知症にかかると、親は印鑑や通帳をなくしたり、ある場所がわからない。あっても親本人でないとお金が下ろせない。亡くなったら家族はどの銀行に口座があるのかも分かりません。そうすると、親の治療費は全額自分の持ち出しになり、しかも家族間で財産を巡る争いが起き、相続税の支払いも遅れることになってしまいます。

 実は認知症患者の預貯金は国全体で約50兆円と試算されているそうですが、このようなことが日本のあちこちで起これば、そのかなりの割合が塩漬けになってしまい、日本が黒字倒産しかねないことになってしまいます。

 良くあるケースが、認知症の母親の財産に、未婚の息子が“寄生”するケースだそうで、介護している他の親族が知らぬ間に、母親を公証人役場に連れていって成年・任意後見人の手続きを行ってしまうことがあるそうなので、心配な方はそうなっていないか、税理士や弁護士に公証人役場で1度確認してもらった方が良いということです。

 いかがですか?

 親の認知症の対策、自分の認知症の対策、まだ何も準備されてない方は、早めの準備が肝要だと思いませんか?

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ラベル:認知症 対策 お金
posted by ケイちゃん at 19:03| Comment(0) | マネー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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