2020年09月07日

日記を書くと高血圧が改善されるかも知れないそうです


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 あなたは毎日の出来事とか、行動、感じたことなどを日記に書いてますか? 日記も昔は紙の日記帳が主流でしたが、最近ではスマホのアプリを使っているという方も多いかもしれません。

 ところで、この日記を書くという行為が健康づくりに役立つ可能性があるそうです。「文章を書くだけで傷の治りが早まる」と聞いても、にわかには信じられませんが、欧米では「expressive writing」「emotional disclosure」と呼ばれ、研究が進んでいる療法なのだそうです。

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 今日は、『日記を書くと血圧が下がる――体と心が健康になる「感情日記」のつけ方』(CCCメディアハウス)の著者で、精神科医、医学博士の最上悠氏のお話をもとに、この「日記療法」の効果と具体的な方法について、ご紹介したいと思います。

◆文章を書くことで、腰痛や喘息、がんにも効果がある?
 最上先生によると、文章を書くことの効果は、心だけでなく体そのものにもあるそうですが、実は、最初は最上先生自身も信じられなかったそうです。

 実際、外科手術を受ける前の患者に3日間、1日15分をかけて文章を書いてもらったところ、術後の傷口の回復が早かったという研究結果があり、また、がんの痛みや腰痛、喘息の症状が緩和されたりもするというこうとです。

 こうした研究はイギリスを中心に欧米では広く知られていて、実は30年以上にわたって研究が続けられているのだそうです。しかもその中には、最も厳密な検証法と言われる「RCT(ランダム化比較試験)」や、より信頼性を高めるための「メタ解析」が行われたものも多くあるということで、それなりの信頼性もあるようです。

 この療法は、欧米では「expressive writing」「emotional disclosure」と呼ばれているそうで、この英語の意味から分かるように、この療法では感情について書くことがポイントだそうです。具体的には、「過去に起こった出来事と、そのときに感じたストレスやつらい思い」について書くということです。

 こうした欧米での研究成果を受けて、最上先生はこれを「日記療法」「感情日記」と名付けて、自らも臨床で試すことにしたそうで、大動脈解離という大病をした男性に、もう二度と血管が破れないように、血圧をしっかり下げるための手段のひとつとして日記を書いてもらったのだそうです。

 その結果ですが、どんなに薬を調整しても170mmHGより下がらなかった血圧が、3週間後に100mmHG台前半まで下がったそうです。また、その他の患者でも効果を得られている人は少なくないということです。

◆感情を抑えていると早死にする?
 しかし、なぜ感情を文章にすることが体にも影響を与えるのでしょうか? それは、心と体が(多くの人が思っている以上に)密接につながっているからです。

 精神的ストレスは身体面にもさまざまな悪影響を及ぼすのは、多くの方が経験済みではないでしょうか。つらい経験や日々の苦悩がストレスになると、それによって頭痛などの痛みが生じたり、ホルモンバランスが崩れたり、内臓疾患につながったりもします。最上先生によると、感情日記は、これと同じような作用によって、全く反対の効果を及ぼすそうです。

 日記を書くと、自分の心の奥底にある感情に触れることになります。すると、抑えられていた感情が解放され、精神的ストレスが和らぎ、それによって自律神経系や内分泌系、さらに免疫系のバランスも回復して、病気や体調不良が改善される、のだそうです。

 つまり、重要なのは「感情」です。感情を抑えているとストレスが蓄積して病気になり、感情を外に出せばストレスが和らいで、それだけで回復することもあるのだそうです。「感情を抑圧していると早死にする」という調査報告もあるくらいで、感情は体の健康にもつながっているということです。

 そうは言っても、そう簡単に感情を解放できれば苦労はありません。欧米ではセラピーに通うことは一般的だそうですが、日本ではなかなかハードルが高いからです。その点、「日記」という方法は、日本人に向いているのかも知れませんね。

◆「1日15〜20分、3〜4日連続」三日坊主でもOK?
 ただそう言われても、日記は続けるのが難しいのも確かですが、実はそんな人に朗報があるそうです。

 日記療法の草分けと言われるアメリカの研究者によると、「1日15〜20分、3〜4日連続」でも変化は出るということです。つまり、三日坊主でもいいということです。最上先生も、日記は毎日書かなくても良くて、週に1〜3日を目安にすればいいと言われています。

 また日記なので自分だけのために書けば良く、誤字など文章の完成度を気にする必要もありません。つらかったことやストレスに感じていることなど、ネガティブなテーマを選んだり、特に誰にも話したことのないような内容を書くと、より大きな効果が期待できるということです。

 そして、どんなに筆が進んでも、1日に書くのは15〜20分程度に留め、30分以上は続けないほうがいいそうです。これは、一度にたくさんこなし過ぎると、あとが続かなくなってしまうからです。三日坊主でも効果はあるのですが、やはり継続する方が、末長い心と体の健康づくりにつながるからです。

 いかがですか?

 高度な医療技術や、ずっと薬を服用することに比べれば、あまりにも魅力的な日記療法ですが、言うまでもなく、これは現代医療に取って代わるものではありませんし、万人に効果があるわけでもありません。最上先生も、既に病気や症状がある場合には、まずは科学的治療を受けることが原則だと、話しておられます。

 とは言っても、糖尿病や高血圧などの慢性疾患をはじめとして、薬だけでは改善できないことも多いのも事実で、やはり、感情という目に見えない要因が影響しているからなのかも知れません。

 病気がなかなか改善しないと悩んでおられる方、お金もかからず大きな副作用もない新しい健康法として、日記療法を試してみる価値はあるかも知れませんね。

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ラベル:日記 高血圧 改善
posted by ケイちゃん at 16:52| Comment(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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