2020年06月15日

梅雨シーズンに気をつけたい“気象病”とは!?


天気の加減で頭痛がしている画像.jpg

 梅雨に入ると、「気が滅入る」「何となく不調」というようなことはないでしょうか。もしかしたらそれは、気象病かもしれません。でもこの気象病、これまでの習慣を少し変えれば、梅雨時の悩みが改善する可能性があるそうです。

 今日は、熱中症など夏への備えにもなる梅雨の気象病対策を、ウェザーニューズ気象病顧問アドバイザーで愛知医科大学客員教授・中部大学教授の佐藤純先生のお話をもとに、ご紹介したいと思います。

梅雨の気象病チェックリストの画像.jpg

◆梅雨の気象病リスクをチェック!
 まず、あなたに気象病の可能性があるかチェックしてみて下さい。これらの項目に複数当てはまるようなら、気象病のリスクが高いといえるそうです。

◆痛みだけではない、“天気痛”とは?
 佐藤先生によると、

「気象病の代表は“天気痛”とよばれるもの。天気痛とは、天気の影響を受けて生じたり、悪化したりする慢性の痛みのある状態のことです」

 ということです。天気が変わる時には、気圧や湿度、温度などが変化しますが、これらの変化を身体が感じ、それがストレスとなって交感神経に作用するのだそうです。交感神経は、内臓などの機能をコントロールする自律神経のうち、身体を活発にさせる働きをするので、交感神経が優位になることで片頭痛や腰痛、関節の痛みなどの慢性痛が悪化するというわけです。

「梅雨時というのは、低気圧が繰り返し前線の上を通過している状態で、気圧が毎日のように変動します。その影響で、片頭痛や腰痛などの天気痛が引き起こされます。

 さらに、梅雨特有の高い湿度や寒暖差は、天気痛を悪化させる憎悪因子となります。関節リウマチや関節痛、神経痛、スポーツ外傷などは、特に梅雨時に痛みが出やすいですね。梅雨頭痛という言葉もあります。日照時間も短いことから精神的にイライラしたり、うつ症状が出やすい人もいます」(佐藤先生)

◆梅雨の気象病を軽減する方法
 では、梅雨時の気象病をコントロールするには、どうしたら良いのでしょうか。

「天気は変えられませんが、行動を少し変えることで過ごしやすくなります。ポイントは、身体を動かすことと生活のリズムを整えることです」(佐藤先生)

 梅雨時はどうしても室内にこもりがちになりますが、晴れ間があったら外に出て、散歩や軽く汗をかく程度の運動をして身体を動かすのがおススメだそうです。

「雨が降る日は副交感神経が優位になりやすく、体内リズムが乱れがちです。太陽が顔を出したら意識して光を浴びることで自律神経を整えましょう。食事や睡眠など生活のリズムを保ち、お腹を冷やさないことも大切です」(佐藤先生)

 また梅雨時は湿度が高く、汗をかきにくいことも問題だそうです。

「梅雨時は、肌に何かが張り付くような感じがしますが、実際に水分が蒸発しづらく、発汗作用が機能していない状態です。これが長く続くと、汗をかきづらい身体になってしまいます。ですから、こまめにタオルでふくなど、汗をかけるようにしましょう」(佐藤先生)

 ただし、激しいスポーツや風呂の湯温を上げすぎるなど、“やり過ぎ”は禁物だそうです。

「激しいスポーツや、サウナで大量の汗をかくなど、“極端な努力”はよくありません。大量の汗をかけば身体が脱水状態になり、血液が濃くなって脳梗塞などのリスクが高まります」(佐藤先生)

 なお、これらのことを行っても改善しなかったり、気象病のリスクが高い人は、早めに専門医に相談して下さいとのことです。

◆梅雨時の“養生”が熱中症対策にも
 佐藤先生によると、毎日を健康に過ごすためには「養生」という考え方が、とても大切だそうです。これは、身体を動かす、規則正しい生活をする、お腹を冷やさないなど、基本的なことです。

「梅雨が明けると急に暑さがやってきます。夏に備えて、身体を整えておく必要があります。梅雨は汗をかきづらいために、発汗機能が衰えているのです。梅雨の後に熱中症になりやすいのはこのためです。ですから、梅雨の間から汗をかける身体にすることが大切です。梅雨時の養生は、夏の暑さに耐えられる身体づくりでもあります」(佐藤先生)

 いかがですか?

 これまでの生活習慣を見直すことで、梅雨を楽に過ごせるようになるだけでなく、夏への備えにもなるということなので、しっかり気象病対策をして、梅雨を乗り切って下さいね。

 次回は、天気痛を鎮痛薬を使わずに改善する方法について、ご紹介したいと思います。

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posted by ケイちゃん at 17:56| Comment(0) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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