2019年07月26日

歯磨きの時にこれを手入れしないと、口臭の原因となることがあります


舌苔の画像.jpg

 あなたは、歯磨きする時に舌もケアされていますか? 実は、人に対して指摘しにくく、また人から指摘されれば確実に傷付く、そして良好な人間関係を無残にも打ち砕く「口臭」の原因の一つが、舌の表面につく「舌苔」なのだそうです。

 今日はこの舌苔のお手入れ法について、神奈川歯科大学客員教授で埼玉県朝霞市にあるヤナセ歯科医院院長の簗瀬武史歯科医師のお話をもとに、ご紹介したいと思います。

◆口臭の原因の一つ、「舌苔」
 色々な要因によって発生する不快な口臭は、当人が気を付ける以外に防ぐ手立てはありませんが、自分の出す臭いに対して、多くの人は鈍感なのではないでしょうか。ではどうすれば気付くことができるのか。それには、「鏡に向かって『ベーッ!』」とやってみることです。

 その舌の表面が「うっすらと白っぽく見えるピンク色」でなければ要注意だそうで、「舌苔(ぜったい)」という“臭いの素”がまとわりついている可能性があるそうです。

 一口に「口臭」といっても、種類は様々です。歯や義歯の汚れ、歯周病などの歯茎の異常、唾液の分泌量の低下、扁桃腺炎や副鼻腔炎など耳鼻咽喉科領域の疾患、飲食物やタバコの影響などの他、実際には大した臭いが出ているわけでもないのに、「自分の口は臭い」と思い込んでしまう「精神的な口臭」というのもあります。

◆「舌苔」とは?
 そんな中で、口臭の原因として最も多いのが舌苔だそうで、簗瀬院長によると、

「舌苔とは、舌の表面、特に舌の中央部から奥のほうに多く付着する粘り気のある物質。口の中の粘膜から剥がれ落ちた細胞や、食べ物のカス、白血球などの血液成分や細菌によって構成され、揮発性硫黄化合物という、卵が腐ったような悪臭を放つ物質を発生させます」

ということです。

◆舌苔はニョロニョロたちの表面に沿ってへばり付く
 指先で舌を触ると良く分かりますが、舌の表面は真っ平ではなく、「ムーミン」に出てくる「ニョロニョロ」のような突起が無数に寄り集まってできているのだそうです。

 このニョロニョロは正式には「糸状乳頭」といって、これがニョロニョロと動くことで、舌の上の食べ物を自在に動かすことができるということです。

 そして、良く見ると糸状乳頭の中に赤くて丸い粒が点在しているのが分かると思いますが、これは「茸状乳頭」といって、ここには味を感じる「味蕾(みらい)」があるそうです。

 舌苔は、こうしたニョロニョロたちの表面に沿ってへばり付き、次第に厚みを増していくのだそうで、口臭として認識できる頃には、「ベーッ!」と出した舌の表面が真っ白になり、さらに舌苔の堆積が進むと、緑色だったり、薄茶色だったり、黄金色だったり、見た目に臭気を連想させる色合いを呈していくということです。

◆舌苔は「百害あって一利なし」
 簗瀬院長によると、

「舌苔の堆積は、口腔内の細菌数が増えていることを意味します。これは口臭の原因になるだけでなく、味覚障害や舌炎、歯周病、さらには誤嚥性肺炎や口腔カンジダ症などの病気を引き起こすリスクを高める。特に免疫力の低い高齢者の場合は、命に関わることもあります」

ということで、舌苔には舌を保護するとか、外から入ってきた菌やウイルスをやっつけるといった“善玉”としての役割はなく、「百害あって一利なし」なのだそうです。

◆舌苔の除去方法
 鏡で舌を見て少し白いかなと思ったら、舌苔の除去に取り掛かります。でも、これもむやみに擦り出すのはNGです。先に申し上げた通り、ニョロニョロの中には味を感知する味蕾というセンサーがあるので、これを傷つけると日々の食生活が味気ないものになってしまうからです。そこで簗瀬院長おススメの方法は、次のとおりです。

「柔らかめの素材のタングクリーナーや舌ブラシ、あるいは毛先の柔らかい歯ブラシで、力をかけ過ぎないように、丁寧に清掃して下さい。この時、舌の表面が乾いていると傷をつけてしまうので、口をゆすいでから行うこと。清掃後に洗口剤で除菌をすると、なお効果的です」

 いかがですか?

 あなたも、歯磨きの時に舌苔もチェックするようにしてはいかがでしょうか。

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ラベル:口臭 原因 舌苔
posted by ケイちゃん at 17:20| Comment(0) | 口臭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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