
あなたは、「朝起きるのがだるい」ことはないですか? 実はそれは、あなたの前日に食べたり飲んだりしたものが原因となっているかも知れません。
今日は、『1週間で体調がグンとよくなる食べ方』の著者で、管理栄養士で健康運動指導士である小島美和子さんお話をもとに、日々の不調を未然に防ぐ食の知恵について、ご紹介したいと思います。
◆朝・昼・夜。体のコンディションは時間帯によって全然違う
小島さんによると、「人間の体の代謝は24時間一定ではない」のだそうで、それは女性の方がより顕著なのだそうです。栄養と運動の専門家の著者でさえ、更年期には体重が増えるという現象に悩んだのだそうで、それを踏まえた上で、朝昼晩の代謝を上げる食べ方、過ごし方がわかってきたということです。
◆前日に用意するカンタン朝食で、元気に1日をスタート
朝はいつも絶不調という方も多いと思いますが、明日からできる、「元気になる朝の過ごし方」について小島さんは、次のように話しておられます。
☆起床後すぐに朝日を浴びる
☆前後に大きく肩回し(10回)
☆起床後、1時間以内に朝食
☆朝食は、炭水化物(ごはんやパン)とたんぱく質(卵や魚)
やはりこの中で一番大切なのは、「朝食を取ることとその内容」ではないでしょうか。炭水化物とたんぱく質は、一見太るイメージですが、このふたつは身体をあたためますので、代謝アップにつながります。小島さんも、「朝食を抜くと効率よく筋肉がつかない」と断言しておられます。ただでさえ冷えやすいのが女性の身体、例えば「おにぎりとゆで卵」なら前夜に用意できますし、急いでいるときは「TKG(卵かけごはん)」でも良いので、明日から朝活に力を入れてみてはいかがでしょうか。
◆午後に眠くなるのは「ランチでの糖質過多」が原因だった!
次は、午後に心がけたいことについてです。
☆ランチは食品数の多いメニューでしっかり食べる
☆おやつは16時までに、ナッツなど食物繊維の多いお菓子を食べる
☆夕食が遅くなる方や夕方に運動をする方は、おにぎりなど炭水化物の捕食をとる
昼間は1日でもっとも体温が高く、代謝のいい時間帯ですが、小島さんによると、「きちんと食べることでコンディションもアップし、人生全体をも好転させる『余力の貯金』をつくり出すのも昼間」だそうです。
人生の勝利のために昼食はガッツリかつ丼! といきたいところですが、ここで糖質過多になると血糖値が一気に上がり、眠気や怠さにつながります。ランチは幕の内弁当風か懐石料理風で、品数重視で選ぶのがベターのようです。
◆熟睡したかったら、夕方以降はコーヒーを控えて
最後に、夕方以降の過ごし方です。実は、夜を制す者は明日の朝も制します。
☆夕方以降はカフェインをとらない
☆夕食は20時までにすませる
☆夕食のごはんに麦や雑穀を加えるか、もずくやめかぶを添える
☆夕食の「あぶら」を控える。メインのおかずは魚、大豆製品、脂身の少ない肉など。バターや生クリームやチーズ、冷凍食品やカップ麺をとらない
☆就寝2時間前からブルーライトを浴びない
この中では、夕方以降はカフェインをとらないとか、就寝2時間前からブルーライトを浴びないとかが重要かなと思います。
また、夕食のごはんに雑穀を加えたり、もずくやめかぶを添えるのは、やはり血糖値を急上昇させないためであり、体脂肪の合成を防ぐためです。白いごはんやパンの楽しみは翌朝に持ち越し、夜はストイックに過ごしてみてはいかがでしょうか。
いかがですか?
たったこれだけのことですが、決して侮ってはいけないと思います。いい人生とは、「いい24時間」の積み重ねですし、そして24時間は、今この時の積み重ねなのですから。
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