2019年04月23日

加齢で始まる目のトラブルは、老眼だけではないそうです


目のトラブルの画像.jpg

 歳を取ってくると、老眼になってきて本やスマホを見る時に、とても不便をしています。でも、歳を取って出てくる目のトラブルは、老眼だけではないそうです。

 今日は、東京慈恵会医科大学 眼科学講座教授 中野 匡先生、村井形成外科クリニック院長 村井繁廣先生、慶応義塾大学医学部眼科学教室 特任准教授 小島隆司先生のお話をもとに、加齢で始まる目のトラブルについて、ご紹介したいと思います。正しい知識を身につけて、早め早めに対処することが重要だそうですよ。

◆眼精疲労がひどく、目がいつもショボショボしている。
→ドライアイかも知れません

●ドライアイ
 IT時代の現代病とも言える病気で、とにかく目の乾きがつらい病気です。

【どうして起きる?】
・加齢により涙の分泌量が低下
・ホルモンバランスの変化で、涙の油分が減少
・長時間のパソコン、スマホ操作
・コンタクトレンズの装用

【乾きすぎると角膜に傷がつき、視力低下や眼精疲労の原因に】
 目を潤す作用のある分泌液をひとくくりに「涙」と呼びますが、涙は、役割の異なる3つの成分からなっています。角膜に近いのが粘膜状のムチン層で、角膜に潤いを与えるとともに、まばたき時の潤滑作用も担っています。水層は潤いの基礎となる部分で、その蒸発を抑えるのが、表面を覆う油層です。涙は、三位一体となって機能しており、いずれが欠けても目に不快感を覚えます。

●他に、こんな症状も気になるのですが、ドライアイと関係ある? 
【症状1】
目のまわりまでかゆくなってしまう

 ドライアイはあくまで角膜が乾燥する症状なので、目のまわりにおよぶかゆみはアレルギー併発の可能性が高いと思われます。ドライアイ用の点眼をしても解消しない場合は、花粉やハウスダストなどのアレルギー症状を疑って、眼科医に相談して下さい。

【症状2】
涙がたくさん出て、常に涙目状態です

 年とともに涙もろくなって……、なんて話とは別に、涙が止まらないという人もいますが、目に違和感のないまま涙の量だけが極端に増えるということはないので、考えられる原因は、涙の排出不全です。涙点の詰まりや鼻涙管の狭窄(きょうさく)の可能性あるので、眼科医に相談して下さい。

●どんな治療法がある?
・進化した点眼薬で対処
→涙の成分に近いだけでなく、眼球から水分を補う機能をもつ点眼薬が開発されているそうです。

・重症の場合は、涙点にシリコンプラグを挿入
→涙の量を増やすことはできないので、排出量を抑えるために涙点にプラグを入れる治療もあるそうです。極小のシリコン製で違和感はないそうですよ。

おでこのしわの画像.jpg

◆最近、おでこにしわができるようになった気がする。
→眼瞼下垂かも知れません

●眼瞼下垂(がんけんかすい)
 視野が狭くなるだけでなく、頭痛、肩こりの原因にも。

【どうして起きる?】
・加齢によるまぶたの皮膚のたるみ
・加齢による挙筋(きょきん)腱膜のゆるみ
・目をこするくせがある
・コンタクトレンズの長期装用

【重度下垂の原因は、まぶたの内側の腱膜のたるみ】
 加齢によって、外皮だけでなく、「抗重力」 の役目を果たす体の内側の筋肉や腱もたるむのは、まぶたも同じです。重い眼瞼下垂は、まぶたをコントロールする眼瞼挙筋につながる挙筋腱膜が張りを失って、まぶたを支えられなくなることで生じます。日本人は欧米人に比べてまぶたの脂肪が多く、ゆるみが出やすい傾向にあるそうです。

●どんな治療法がある?
・保険適用の手術が一般的
→前述した挙筋腱膜前転法の手術のように、非常に皮膚が薄く組織が細かい部分に執刀するため、誰でもできる手術ではなく、熟練が必要だそうです。目安としては手術回数の多い病院、形成外科学会専門医のいるクリニックなどで相談して下さい。

緑内障の画像.jpg

◆人が突然現れたように感じることが増えた。
→緑内障かも知れません

●緑内障
 ひそかに進行する病気で、日本の失明原因第1位の怖い病気です。

【どうして起きる?】
 房水の排出口が詰まることで起きる眼圧上昇などの理由で、視神経が損傷します。

●どんな治療法がある?
・点眼薬で進行を遅らせる
→残念ながら、一度傷ついた視神経を治すなどして、緑内障の症状を回復させる治療法は今のところ見つかっていないそうです。房水の産生を抑えたり、房水の排出を促す点眼薬の処方が一般的で、点眼薬は自己判断で中断せず、治療を続けることが重要だそうです。

・レーザー治療や手術治療
→緑内障のレーザー治療や手術には、房水の排出経路を確保する方法と、房水の産生量を減らす方法の2種類があります。日帰りでできるものと、入院が必要なものがあり、いずれも保険適用です。

 いかがですか?

 こわい目の病気、今日ご紹介したような症状があったら、早めに眼科を受診して下さいね。

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posted by ケイちゃん at 17:44| Comment(0) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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