2018年11月30日

あなたは、口臭が気になりませんか?

 あなたは、会社で上司の人と話していたり、お店でお客様と話ししたりしている時、話している相手の口臭が気になって、話の内容が頭に入ってこない! なんて経験をしたことはないでしょうか?

 相手の方の口臭が気になると、自分は大丈夫なのかと逆に心配になりますよね。

 他人の口臭に敏感な人は多くても、自分のこととなるとなかなか気づきにくい…。それが「口臭」の怖いところです。他人にとっても自分にとってもマイナスの面が大きいので、しっかりとケアをしたいところですね。

 ということで今日は、歯科医の長澤彩 先生のお話をもとに、「口臭の予防と改善法」について、ご紹介したいと思います。

◆口臭による悩み、口臭恐怖症とは?
 口臭は、体の不調のなかでも特殊なもので、”痛みや自覚症状がないため自分ではほとんど気づかず、周囲の反応で不安になることで気づくもの”です。

 口臭に気づくと、それを気にするあまり周囲の反応が常に気になって、大きな口を開けて話せなくなったり、近距離で話すのをためらったりと、コミュニケーションをとることが怖くなってしまうケースもあります。

 またビジネスでは、コミュニケーションをうまくとれないだけでなく、仕事相手に自己管理ができていない印象を与えてしまうなど、悪影響を及ぼすこともあります。

 長澤先生によると、口臭対策のポイントは、「自分の状態を客観的に知ること」「原因を正しく知ること」の2つだそうで、大半の場合、自分の原因に合ったケアをすることで改善できるということです。

 そして、病院の口臭外来などを受診すれば、分析装置を用いて、どれぐらい臭いがあるのか、何が原因の臭いなのかを調べてくれるそうです。

 また、口臭検査の結果が異常なしでも、本人が“口臭がある”と強く思い込んでいると、対人恐怖症気味になってしまう場合があるということで、この状態が続くと、「口臭恐怖症」という精神の病気につながることがあるそうです。

 「口臭恐怖症」は、臭いに敏感な人に現れるのが特徴で、過去に自分の口臭を指摘された体験がトラウマとなって発症するケースが多くなっているのだそうです。

◆いつもは気にならない口臭が、強まる時がある!?

 アルコールを多く摂取した翌日や喫煙後は、口臭が強くなる傾向があるのだそうで、それは次の理由からだそうです。

<アルコールによる口臭>

(1)アルコールそのものの臭いが口の中に残り、口臭となるパターン
(2)アルコールが肝臓で分解され、有害物質“アセトアルデヒド”が血流を通じて、肺から呼気となって口臭になるパターン

 また、アルコールの強い利尿作用により体内の水分が失われ、唾液量が減少し、口の中が乾燥状態になるため、さらに口臭が強くなってしまうということです。

<タバコによる口臭>

 タバコの煙に含まれるタールとニコチンも、口臭の原因となるそうです。

 タールは「ヤニ」と呼ばれる成分で、喫煙後、舌や歯に付着し臭いを残します。また、ニコチンは血管収縮作用があり、口腔内の血液の循環を悪くします。そのため、唾液の分泌が減り、口の中が乾燥し、口臭が強くなってしまいます。

◆女性特有の口臭の原因とは?

 女性特有の原因として、生理・妊娠があります。というのも、女性ホルモンの周期によって口臭が強くなる時期があることが、研究で判明しているのだそうです。

 女性ホルモンは、口の中の粘膜や、唾液の出てくる場所(唾液腺)に唾液を分泌する作用があるため、女性ホルモンの分泌が減少する生理中は、唾液が減って口が渇きやすくなります。そのため必然的に口臭が強くなってしまうということです。

 また、妊娠中に悪阻(つわり)がひどいと、口に物を入れると吐き気を誘発するため、歯ブラシを入れることすら困難になります。

 十分に歯磨きができないことに加え、妊娠中によって高まった「女性ホルモン」の影響で歯周病菌が繁殖しやすいなど、歯のトラブルを引き起こす菌が繁殖しやすくなることから、口臭が強くなってしまうのだそうです。

 そして、妊婦は唾液の分泌量が低下しやすく、ドライマウスになりやすいことも、口臭悪化の要因となります。

<唾液不足が口臭の原因となるわけ>

 唾液には食べカスを洗い流すほか、唾液中に含まれる抗菌物質で歯周病菌など、細菌の増殖を予防する働きがあるのですが、十分に唾液が分泌されない状況では、歯周病菌の増殖をうながしてしまいます。歯周病がすすむとどんどん歯周ポケットが広がりますが、その歯周ポケットに歯周病菌が住み着いてしまいます。

 こうして歯周病が悪化すると、口臭も悪化していくことになります。

◆口臭の予防方法

【一番の予防法は”口の中を乾燥させない”こと】

 起床時は、就寝時に唾液が減少したことで、口の中の細菌が増加しています。

 歯磨きをして物理的に細菌数を減らしたり、コップ1杯の水を飲んだりと、細菌を洗い流すようにして下さい。また、朝食を摂ると唾液が分泌されるので、口臭予防にもなります。

【自律神経も唾液分泌に大きく関わっている】

 自律神経には、交感神経と副交感神経があり、ストレスや緊張で交感神経が優位になると、唾液の分泌が減ってしまいます。

 緊張で唾液の分泌が減っているときは、リラックスできるように心がけ、副交感神経を優位にするように努めて下さい。

 なお、こうした時の応急処置として、口に水を含んだり、ガムを噛んだりすることで唾液を出し、口の中の乾燥を改善することができます。また、酸っぱいものを想像して、唾液を出すのもオススメです。殺菌効果のあるカテキンを含む”緑茶”を飲むのも効果的です。

 私たちが寝ている間、細菌は口の中に残った食べかすや、舌についた汚れを分解し、口臭の原因を作り出します。その原因となる食べかすや汚れをできるだけ除去するため、寝る前の歯磨きは時間をかけてていねいに行って下さい。

【胃腸からの口臭】

 口の中だけでなく、胃腸からの口臭ということもあります。胃腸で異常発酵したガスが身体に吸収され、血管内を通り肺に運ばれ、吐く息に悪臭ガスが混じることで、息も臭くなります。そのため、腸内環境を良好に保つことが口臭の予防につながります。

【においが強い食べ物対策】

 実際ににおいが強い食べ物を食べるときの予防策としては、飲食をする前に乳製品を摂取すると良いそうです。乳製品のタンパク質が胃に膜を張り、食べ物やアルコールの臭い成分が全身の血液を循環することを防いでくれるからです。食前もしくは食事中に、乳製品の摂取をおすすめします。

◆口臭の改善方法

 口臭の原因は、90%が口腔由来、10%が内臓疾患由来のものだと言われているそうです。ですから、原因を特定できたら、それに適した治療をすれば、おのずと改善していきます。

 口腔由来のものには、「虫歯」「歯周病」「舌の汚れ」があります。

 虫歯になると、虫歯の原因菌が歯を酸で溶かし、そのときに発生する匂いが口臭となります。そのため、虫歯の治療をしないで放っておいてもよくなることはありません。

 次に歯周病ですが、現代では日本人の80%が歯周病に罹患しているというデータがあります。歯周病は完治が難しく、現状維持しながらケアを続けていくことになります。

 歯周病菌が出すガスが口臭の原因ですので、歯科医院で専門クリーニングをしてもらい、定期的に歯石を取って下さい。歯石は歯周病菌の塊だそうです。

 舌の汚れも口臭に大きく関係していますが、だからといって、舌ブラシをやり過ぎると舌を傷つけてしまい逆効果になってしまいます。週に2〜3回が目安だそうです。

 なお、舌ブラシを使わずに歯ブラシで舌を磨く方法も、舌に傷をつけてしまうのでやらないで下さい。

 また、ストレスとも関係の深い胃腸の不調による口臭には、善玉菌を増やせる乳酸菌を多く含む食材などの摂取も有効となります。ヨーグルトや牛乳を摂取することで、体臭のケアにも効果が期待できます。

 他にも蓄膿症、糖尿病、肝炎、腎臓病、消化器系疾患、呼吸器系疾患などが口臭を引き起こすことがあります。口臭のうちの10%くらいがこれら内臓疾患由来に当たるとされており、病気によりそれぞれ特有の臭気がします。

 口腔に問題がない場合は内臓の病気を疑い、早めの受診がおすすめです。口臭は内臓の健康のバロメーターでもあるからです。

 いかがですか?

 様々な要因でおこる「口臭」ですが、今日ご紹介した予防法で、未然に防いで下さいね。また、すでに口臭が気になるという方は、一人で悩まずに、ぜひ一度専門医に相談してみることをおすすめします。

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ラベル:口臭 原因 対策法
posted by ケイちゃん at 18:51| Comment(0) | 口臭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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