2018年05月09日

40代、50代の皆さん、“長生きリスク”から身を守る準備を始めてますか?

 超高齢化社会の到来で、寿命は延びても寝たきりでは、「何のために生きているのだろう」と思うかも知れません。どうせ長生きするのなら、健康で長生きしたいものです。

 そこで今日は、“長生きリスク”から身を守るための「平均寿命」と「健康寿命」の差について、ファイナンシャルプランナー、税理士として、定年退職者の資金プラン作成や年金・相続相談を数多く手がけているUFPF代表の西原憲一さんのお話も参考に、ご紹介したいと思います。

平均寿命の年次推移.jpg

 上の図は、厚生労働省「平成28年簡易生命表の概況」内「主な年齢の平均余命の年次推移」(2017年7月27日発表分)です。これから分かるように、平均寿命はどんどん延びており、このスピードでゆくと2045年には平均寿命100歳ということも、ありえるようです。

 こういう状況の中、「100歳まで生きる」という前提で「年金だけではいくら足りないか」を考える時代になってきました。ただここで問題なのは、「みんながみんな100歳まで普段どおりの暮らしができるのか」ということです。

 年齢を重ねることで病気は増え、体の自由がきかなくなっていくのは必然ですし、動けなくなれば、貯金や年金のみで暮らすしかありません。

◆老後破産、下流老人といった長生きリスクの可能性

 医療の進歩や介護制度の整備で、“人生100年時代”がすぐそこまで迫っているのh確かです。でも頭をよぎるのは、「昔よりも長生きができて幸せ」という思いより、「そんなに長生きして、お金は足りるのだろうか、大丈夫なんだろうか」という不安や焦りではないでしょうか。

 最近、「長生きリスク」「老後破産」「下流老人」といったネガティブな言葉が、広く流布するようになりましたが、これは決して他人事ではありません。

 実は、40代、50代の高齢者予備軍の間では、「年金支給開始年齢がいずれは65歳どころか70歳、75歳まで引き上げられる」といった懸念も根強いそうで、実際その可能性もゼロとは言えません。

 ですから、老後の頼みの綱である年金制度の見通しが不透明である以上、長生きリスクに備え、なるべく早い段階から老後資金を確保する手段を探すことが急務と言えます。

 とは言っても、空前の低金利が続いていることもあり、「貯蓄」だけでは心もとありません。また、退職金が多くもらえる企業に勤めているならまだしも、現在は退職金制度そのものを廃止している企業も多くなってきています。ですから、株式や投資信託などの「投資」にも目を向ける必要があるかも知れません。

◆何歳まで生きるのか

 何歳まで生きるかは誰にもわかりませんが、これからの人生100年の時代は、とりあえず長生きする前提でマネープランを考えたほうがいいのは確かなようです。

 まずは「定年退職した後、もらえる年金はいくらか」「収入と支出を比べて、月々いくら足りなくなるのか」を冷静に見極めることが、“長生きリスク”から身を守る第一歩です。

 西原さんは、老後の生活に関して次のように話しておられます。

「老後生活については心配しすぎるくらいで、ちょうどいいのかもしれません。戦後70年で日本人の平均寿命は30歳以上延び、男性が約81歳、女性が約87歳まで上昇しています(厚生労働省発表の2016年データ)。16年生まれで90歳まで生きる確率は男性で約26%、女性では約50%。老人福祉法が制定され、年齢に関する調査が始まったのが今から50年以上前の63年なのですが、当時100歳以上の高齢者はたった153人でした。それが17年9月時点で史上最多の6万7824人に達しています。このペースでいくと、45年には日本人の平均寿命が100歳に到達するという予測もあるほど。長生きすればするほど、生活費がたくさん必要になるわけで、“長生きリスク”が意識されるのは当然のことです」

 ただここで注意する必要があるのは、平均寿命と健康寿命に大きな差があることです。

◆健康寿命は10年短い

 西原さんによると、

「厚労省の試算によると、日本人の男女が元気に暮らせる“健康寿命”は、13年時点の調査で男性が約71歳、女性が約74歳です。男性がほぼ81歳、女性が87歳に達した平均寿命に比べて、10年以上も短い。健康寿命に達した後の人生は『日常生活に制限のある「不健康な期間」』と定義されていますが、その期間は男性で10年弱、女性で実に約13年に及びます。健康であれば働いて収入を補完することができますが、不健康な状態では年金や社会保障の収入だけに依存した生活になってしまいます」

ということです。

 一般のサラリーマンが、リタイア後どの時点で病気になるかを予測するのは難しい話ですが、平均的な日本人が、不健康な老後生活を10年以上も過ごしているのも現実なので、健康寿命は平均寿命より10年は短いと言えます。

 ですから、この10年間の医療費や介護費用など、不意の出費に対する余裕資金も、リタイヤしてからバタバタしないよう、早めに準備しておくに越したことはなさそうです。

 いかがですか?

 40代、50代の皆さん、今のうちから老後に向けた準備を始めても、早すぎることはないですよ。


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posted by ケイちゃん at 18:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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