2018年01月22日

サプリメントをたくさん摂取しても健康になる保証はなく、逆に体にとって害になる可能性があるそうです

 あなたは、何かサプリメントを定期的に摂ってますか?

 実は、健康を気づかう人たちにサプリメント(以下「サプリ」と言います)が大人気なんだそうですが、こうした風潮に警鐘を鳴らしている方がおられます。

 今日はそんな方のお一人で、自身の著書の『「老い」を遅らせる食べ方』(幻冬舎)の中でサプリの問題にメスを入れている、蒲田リハビリテーション病院の作田英成医師のお話を基に、「アンチサプリメント」について、ご紹介したいと思います。

 内閣府消費者委員会が平成24年に実施した調査によれば、日本に居住する 20 歳〜79 歳までの「健康食品」の利用者男女 10,000 人の中で、サプリを毎日もしくは時々摂っている人の割合は6割にも及んだということです。

 作田先生は、「サプリをたくさん摂れば、それだけ健康になれる」と考えている人も多いが、むしろ逆効果になることもある」と警告されています。

 サプリメント(supplement)という単語は、もともと「何かを加えて完全にする」という意味があるそうです。ビタミンCが不足すれば壊血病などの疾患リスクがありますが、食事だけでビタミンCを十分摂れない場合、ビタミンCのサプリで補うのは理にかなっています。

 ただ、作田先生が特に問題と指摘しているのは、「不足していないものを多量に内服して健康を増進」できるという考え方です。

 例えば、体内の活性酸素は老化を早めることは良く知られていることですが、そこで活性酸素を取り除く作用を持つビタミンC、ビタミンE、ベータカロチンのサプリをたくさん摂れば、アンチエイジング効果が高まるのではないかという考え方です。しかし、この考え方は間違っていたのだそうです。

 作田先生によると、
 「臨床試験の結果によれば、抗酸化ビタミンのサプリは老化関連疾患を予防せず、むしろ死亡率を高めたのです。サプリ界の『スーパースター』とされていたビタミンEのサプリは、偽薬より死亡率を4%高めました。ベータカロチンのサプリは死亡率を7%高め、肺がんのリスクも高めました。」
ということです。

 このような抗酸化作用のあるサプリの摂り過ぎが問題なのは、体が必要とする活性酸素まで取り除いてしまうことにあるのだそうで、これは、低濃度の活性酸素は逆に善玉として働くからだそうです。また他の様々なサプリについても、たくさん摂ればいいという医学的研究結果は得られていないということです。

 その一方で、抗酸化ビタミンを豊富に含む食事を摂ると、ほどよい効き目を発揮するように思われるのは、食事のほかの成分と相乗効果を発揮したり、過剰に活性酸素を除去しないからではないかと、作田先生は考えられています。

 そこで作田先生が同書の中で推奨しているのが、「アンチサプリメント」という考え方です。この言葉は、作田先生の造語で、サプリの有効成分が含まれている野菜、穀類、豆類を多めに食べるという考え方です。

 先生によると、特に食物繊維の多い食材や地中海食といった食様式がおすすめだと言うことで、これならサプリにあまり頼らずとも有用な植物性化学物質を摂れるそうです。

 その中で特に注目すべき食材は、ブロッコリーや芽キャベツ、それに大豆だそうで、有効成分のスルフォラファンは、過剰な活性酸素を取り除くのに役立ち、スペルミジンは、老化を抑える働きがあるということです。そして、これらの物質は、アルツハイマー病の予防にも有望だそうなので、認知症予備軍の私たちの世代にとっては、必須の食材かも知れませんね。

 いかがですか?

 「アンチサプリメント」の食材は、どれもスーパーで買えるものばかりです。もし、健康不安からサプリを余計に摂り過ぎているのではと不安に思われた方は、サプリの摂取量を減らしてこうした食材を意識して食べるようしてみてはいかがでしょうか。


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posted by ケイちゃん at 18:41| Comment(0) | サプリメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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