最近の技術の進歩の結果なのでしょうか、スマホの写真に予想もしない落とし穴が隠れているそうです。
今日は、そんなスマホの写真の危険性について、ご紹介したいと思います。
あなたも、1回位はスマートフォンのカメラに向かってピースサインしたことがあるのではないでしょうか。そしてその写真をSNSに投稿とかしてませんか?
実は、生体認証のシステムが浸透し、カメラの画素数が向上したことにより、「指紋盗撮」の危険がかつてなく高まっているそうです。
他人の写真から指紋を読み取り、個人情報とひも付けることは今や難しくないそうで、何気なくSNSに投稿した写真が、成りすましや不正ログインに使われる可能性もあるそうです。
一体どれくらいの距離から撮影された写真で、指紋検出が可能かというと、2000万ピクセルほどのデジタルカメラで5メートル以内の距離から撮影した指は、指紋を検出するに十分な解像度だそうです。
2000万ピクセルといえば、スマートフォンに搭載されているカメラでも珍しくないスペックです。つまり、指紋の盗撮は理屈上、誰にでもできるということです。
幸いなことに、日本ではまだ指紋が盗撮されたという報告はないそうですが、海外では実際に行われているそうです。
これは、ドイツに拠点を置くハッカー集団「カオス・コンピューター・クラブ」(CCC)が同年10月に開いた年次総会で発表されたもので、ドイツのウルズラ・フォン・エア・ライデン国防相の親指を写した写真数枚から、「Verifinger」と呼ばれる一般的な指紋読み取りセンサーにかけて、ライデン国防相の指紋を複製したのだそうです。
そして、この時使われた写真は、閲覧フリーの商用サイトひ掲載されていた、3メートルほどの距離から一般的なカメラで撮影したものと、別の機会に違う角度から撮影した写真だそうです。
指紋はパスワードのように何度も変えられないため、不正対策の難しい生体認証だったわけですが、テクノロジーの発達により、そのハードルは下がる一方で、セキュリティ面から早急な対策が求められています。
こうした状況をうけ、国立情報学研究所(NII、東京)は防止技術の研究・開発を進めているそうで、早急な実用化が望まれます。
それまでは、ピースサインで写真を撮る時は、手袋をはめるか、手のひらを自分に向けて写真を撮らないといけないですね。
あなたも、用心して下さいね。
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2017年01月14日
この記事へのコメント
参考になりました。
Posted by データ復元 at 2017年04月07日 17:29
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