2017年01月13日

「水素水」の違法効能PRには注意が必要です

先日からニュース等で取り上げられているので、耳にした方も多いと思いますが、国民生活センターが水素水や水素水生成器について調査し、健康効果をうたった事業者に表示の改善を求めたそうです。

芸能人がブログなどで紹介してブームとなっている「水素水」ですが、その実態は良く分からないものがあります。

国民生活センターが、特に売り上げが多いとみられる容器入り水素水10商品と生成器9商品の合計19商品について、表示や広告の表現を調査した結果、13商品で、パッケージや販売サイトなどに健康効果と受け取れる表現があったということです。

飲料や食品は、特定保健用食品(トクホ)や機能性表示食品でないものについて、健康効果をうたうことを医薬品医療機器法などで禁じています。

今のところ、水素水の中に、特定保健用食品(トクホ)や機能性表示食品の許可・届け出されたものはありません。

また調査では、それぞれの水素水に実際に溶け込んでいた水素の濃度も測定し、開栓直後の容器入り水素水では、濃度の表示があった7商品のうち3商品で、3回の測定すべてで表示値の約85%〜半分以下であり、濃度表示のない商品では水素が全く検出されないものもあったようです。

6商品の表示には、製造や出荷の際の濃度だと注意書きがあったそうで、水素が検出されない時の言い訳をしているとしか思えませんね。


こうした国民生活センターの指摘に対して、事業者のうちの何社かが、反論しているそうです。


開封時、水素ガスが検出されなかったとされた「逃げない水素水36」(500ミリリットル)を製造する奥長良川名水の担当者は「私どもの商品は『開封後』に水素が発生する仕組みで、体内に取り込むことによって発生するほか、開封2日目で水素が発生することも確認している」と説明しているそうです。

同様の指摘を受けた「日田天領水」(同)を製造する日田天領水の担当者は、「(商品パッケージに)『天然活性水素水』との表示があるので調査対象となったようだが、そもそも原材料に水素ガスは入っていない。商品は『水素水』として売っていないので」と困惑気味だそうです。

一方、「水素水生成器」の調査では、生成直後、説明書などに表示された値より測定値が低くなるとされたのは3銘柄あり、その一つである携帯型「充電式高濃度水素水生成器」を販売する「日省エンジニアリング」の担当者は、「うちの製品は乾燥した状態で出荷しており、使い始めは(発生水素は)米粒ぐらいの気泡に止まるが、何度か使うことで濃度が上がる」と説明しています。水温などによっても濃度は変わってくるそうです。

水素水は美容やアンチエイジングなど「健康にいい」というイメージで人気を集めていますが、実際にはそうした効能はほとんど期待できないのではないでしょうか。

法政大の左巻健男教授(理科教育)も、「飲むことで取り込める水素は微量に過ぎず、体に及ぼす影響はほとんどないといっていい。水素水は『あらゆる病気に効く』とか『アンチエイジングに効く』などと言って売られているが、健康効果に関する医学的根拠はない。水素水はいうならば『清涼飲料水』だ。こうした点を認識した上で、購入するかどうかだ」と指摘されています。

こういうことを理解して購入するのは構いませんが、宣伝文句は100%は信用できないということを肝に命じておく必要がありそうです。


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ラベル:水素水 効能
posted by ケイちゃん at 18:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 飲料 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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