収入が限られていると、お金を貯めようと思った時に真っ先に考えるのは、節約ですよね。
実は節約にも、「金持ちになる節約」と「貧乏になる節約」 があるそうです。一体何が違うのでしょうか?
「家計を見直して消費を抑え、稼いだお金を可能な限り貯蓄に回す」という節約の考え方は、家計が厳しい状況では、無駄をなくし支出を抑える「節約」は、大切なことです。
しかし、節約のために「モノを買わない」「ガマンをする」生活を続けていると、家計にはお金が残っても、心理的な生活は貧しくなってしまいます。
たとえば、美味しいものはダメ、趣味やお洒落も「お金がかかるから」しない、人づきあいも「お金がかかるから」と、敬遠する。
そんな「節約街道」を全力で走っているような人と、仲良くしたいと思いますか?きっと、付き合いづらいからと、距離を置くではないでしょうか。
また、なんやかんやと理由をつけて、割り勘に参加しない人がいませんか。
本人は意識していなくても、あるいは「節約のため」と考えていても、度重なれば周囲からは「ケチな人」というレッテルを張られてしまいます。
そうした行動を取り続けていると、人は離れお金との縁は薄くなるばかりです。
実は、チャンスやお金は人が運んでくるのです。
ですから、節約の必須条件は、
1. 周囲の人を不愉快にしない
2. 自分にも周囲にも無理をさせない
ということです。
節約意識を持つのは大切ですが、心の豊かさを持ち、ゆとりある行動をしている人でなければ、仕事のチャンスやお金持ちになる種を拾うことはできません。
繰り返しますが、お金に関する縁や運のほとんどは、人が運んでくるものです。
あなたを必要としている方と出会わなければ、支出は節約できても収入は増えません。
また、万事安いもので済ませるという発想では、節約をしている割にお金は貯まらないうえに、ある日、我慢が爆発して、衝動買いに走りかねません。
そうすると、
「何とバカなことをしてしまったのか?もっと切り詰めなければいけない」
と自分を責め、より厳しい節約を強いる。
↓
そしてまた衝動買い
↓
さらに厳しい節約
↓
より激しい衝動買い
といった悪循環に陥る可能性が高くなります。
これは、何事にも几帳面な方は、あらゆることに無理を強いる傾向にあるからです。無理な節約はダイエットと同じで、どこかでリバウンドして破綻する時がきます。
ですから、『心豊かになる「節約」でなければ、長続きはできませんし、家族のいさかいや身体の疲労を招きかえって余計なお金を使う、節約するほど貧乏になる』という、おかしな現象も起こるわけです。
それでは、節約金持ちになるためには、具体的にどうしたらいいのでしょうか。
お金持ちには驚くほど節約家が多いそうですが、そういう人は全てのものごとに、ケチなわけではありません。
これだと思ったところや、好きなものにはお金を使い、興味のないところや、嫌いなものには、1円でも使わない。
ビジネスも同じで、「これはいける」、「今が絶好機!」と、目をつけたものには、集中してお金を注ぎこむのです。
つまり、お金持ちになりたいのならば、少額のお金をケチることは止めましょう。特に、人づきあいに関する節約は慎むことです。
お金の使い方にメリハリがある。それこそが「節約金持ち」への道です。
どうでしたか?あなたのお金の使い方は、「節約金持ち」のお金の使い方だったでしようか?
そうでなかった方は、これを機に自分のお金の使い方を見直してみたらどうでしょうか。
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2016年08月11日
この記事へのコメント
初めましてこんにちは、今年の4月から主人が定年となり人さまのブログを参考にこれからの人生を楽しんでいこうと思っています。お金に関しては敬子さんのお考えと同じですね、母が昔から言っています、恥かき、義理かきしてまでお金を貯めるなと(笑)
Posted by かおるこ at 2016年08月12日 16:34
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