2020年06月17日

梅雨時に注意したい「天気痛」を、鎮痛剤に頼らず改善する方法とは?


耳をマッサージする画像.jpg

 雨が降ると、頭痛やめまいがするのが“天気痛”です。今日は、この気圧の変化によって起きる痛みや不調を“天気痛”と命名した愛知大学・学際的痛みセンターの佐藤純さんのお話をもとに、今すぐ取り入れたい改善法についてご紹介したいと思います。佐藤さんは日本で唯一の「天気痛外来」を開設し、メディアでも活躍している天気痛ドクターだそうです。

◆鎮痛薬に頼るのは良くない。逆に悪化する場合も
 まず、天気痛を鎮めるために鎮痛薬に頼るのは良くないとのことです。逆に悪化する場合もあるので、注意が必要だそうです。

「慢性的な痛みを抱えている人は、痛み止めがないと不安という人も多いのですが、鎮痛薬に頼る習慣を断ち切ることも大切。『薬物乱用頭痛』といって、頭痛薬を飲み続けていると効きにくくなり、服用回数が増えることで逆に頭痛が悪化する場合があるのです。そのため、私は実際の治療でもできるだけ鎮痛薬以外で痛みをコントロールし、症状の根本原因となっている病気があればその治療を並行して行います」(佐藤さん)

 また、天気痛がやっかいなのは、痛みや不調がいつ起きるか、確実な予測がつかないことです。ですから佐藤さんは、

「天気を意識する習慣をつけて、痛みを悪化させない予防策を取ることが大事です。普段の生活の中では、セルフマッサージをし、睡眠や栄養など生活習慣に気をつけることが、天気痛の予防や改善に効果的です。」

と話しておられます。このセルフマッサージですが、なかでも耳をマッサージしたり耳を温めたりして、耳の血行を良くするのが有効だそうです。

「天気痛は内耳と自律神経がかかわっているので、普段から耳の血行をよくすることと、自律神経のバランスを整えることを意識してください。なかでもおすすめは、私が考案した耳マッサージ。血流がよくなることで内耳のセンサーが整い、頭痛や不調が改善した方がたくさんいます」(佐藤さん)

◆耳マッサージのやり方
1.親指と人差し指で両耳を軽くつまみ、上・下・横に各5秒ずつ引っ張る。
2.耳を軽く横に引っ張りながら、後ろ方向に5回ゆっくり回す。
3.耳を包むように折り曲げて、5秒キープ。
4手で耳全体を覆い、後ろ方向に円を描くように、5回、回す。

 佐藤さんによると、「実際にマッサージを行う前後で鼓膜の温度を調べると明らかに違いがあり、血行改善が期待できます」ということなので、「朝昼晩に各1回ずつ、2週間〜1カ月続けてみて下さい」ということです。

◆耳を温めて血行をよくする方法
 耳を温めて血行をよくする方法としては、次の2つの方法がおススメです。

・ホットタオルを使う方法
 タオルを2枚用意し、水で濡らして軽く絞る。折りたたんで、密閉できる耐熱ビニール袋に入れたらレンジで1分ほど温める。ビニール袋から取り出したタオルを両耳に当て、タオルが冷めるまでゆっくり温める。

・ペットボトルを使う方法
 ホット用のペットボトルに、2:1の割合でお湯と水を入れ、耳に直接当てて温める。温かいペットボトル入りのお茶などでもOK。頭痛がするときは、完骨という耳の後ろにあるツボに当てながら温めるとより効果的。

 また、自律神経を整えるには、しっかり睡眠と栄養をとることも基本だそうです。その他、めまいを軽減するツボ押しや、頭を動かさず首回りや肩の筋肉をほぐすストレッチも効果があるそうです。

 いかがですか?

 「天気痛」だと感じたら、まずは鎮痛剤に頼るのはやめて、耳の血行を良くするために耳をマッサージしたり温めたりしてはいかがでしょうか。

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posted by ケイちゃん at 18:13| Comment(0) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月15日

梅雨シーズンに気をつけたい“気象病”とは!?


天気の加減で頭痛がしている画像.jpg

 梅雨に入ると、「気が滅入る」「何となく不調」というようなことはないでしょうか。もしかしたらそれは、気象病かもしれません。でもこの気象病、これまでの習慣を少し変えれば、梅雨時の悩みが改善する可能性があるそうです。

 今日は、熱中症など夏への備えにもなる梅雨の気象病対策を、ウェザーニューズ気象病顧問アドバイザーで愛知医科大学客員教授・中部大学教授の佐藤純先生のお話をもとに、ご紹介したいと思います。

梅雨の気象病チェックリストの画像.jpg

◆梅雨の気象病リスクをチェック!
 まず、あなたに気象病の可能性があるかチェックしてみて下さい。これらの項目に複数当てはまるようなら、気象病のリスクが高いといえるそうです。

◆痛みだけではない、“天気痛”とは?
 佐藤先生によると、

「気象病の代表は“天気痛”とよばれるもの。天気痛とは、天気の影響を受けて生じたり、悪化したりする慢性の痛みのある状態のことです」

 ということです。天気が変わる時には、気圧や湿度、温度などが変化しますが、これらの変化を身体が感じ、それがストレスとなって交感神経に作用するのだそうです。交感神経は、内臓などの機能をコントロールする自律神経のうち、身体を活発にさせる働きをするので、交感神経が優位になることで片頭痛や腰痛、関節の痛みなどの慢性痛が悪化するというわけです。

「梅雨時というのは、低気圧が繰り返し前線の上を通過している状態で、気圧が毎日のように変動します。その影響で、片頭痛や腰痛などの天気痛が引き起こされます。

 さらに、梅雨特有の高い湿度や寒暖差は、天気痛を悪化させる憎悪因子となります。関節リウマチや関節痛、神経痛、スポーツ外傷などは、特に梅雨時に痛みが出やすいですね。梅雨頭痛という言葉もあります。日照時間も短いことから精神的にイライラしたり、うつ症状が出やすい人もいます」(佐藤先生)

◆梅雨の気象病を軽減する方法
 では、梅雨時の気象病をコントロールするには、どうしたら良いのでしょうか。

「天気は変えられませんが、行動を少し変えることで過ごしやすくなります。ポイントは、身体を動かすことと生活のリズムを整えることです」(佐藤先生)

 梅雨時はどうしても室内にこもりがちになりますが、晴れ間があったら外に出て、散歩や軽く汗をかく程度の運動をして身体を動かすのがおススメだそうです。

「雨が降る日は副交感神経が優位になりやすく、体内リズムが乱れがちです。太陽が顔を出したら意識して光を浴びることで自律神経を整えましょう。食事や睡眠など生活のリズムを保ち、お腹を冷やさないことも大切です」(佐藤先生)

 また梅雨時は湿度が高く、汗をかきにくいことも問題だそうです。

「梅雨時は、肌に何かが張り付くような感じがしますが、実際に水分が蒸発しづらく、発汗作用が機能していない状態です。これが長く続くと、汗をかきづらい身体になってしまいます。ですから、こまめにタオルでふくなど、汗をかけるようにしましょう」(佐藤先生)

 ただし、激しいスポーツや風呂の湯温を上げすぎるなど、“やり過ぎ”は禁物だそうです。

「激しいスポーツや、サウナで大量の汗をかくなど、“極端な努力”はよくありません。大量の汗をかけば身体が脱水状態になり、血液が濃くなって脳梗塞などのリスクが高まります」(佐藤先生)

 なお、これらのことを行っても改善しなかったり、気象病のリスクが高い人は、早めに専門医に相談して下さいとのことです。

◆梅雨時の“養生”が熱中症対策にも
 佐藤先生によると、毎日を健康に過ごすためには「養生」という考え方が、とても大切だそうです。これは、身体を動かす、規則正しい生活をする、お腹を冷やさないなど、基本的なことです。

「梅雨が明けると急に暑さがやってきます。夏に備えて、身体を整えておく必要があります。梅雨は汗をかきづらいために、発汗機能が衰えているのです。梅雨の後に熱中症になりやすいのはこのためです。ですから、梅雨の間から汗をかける身体にすることが大切です。梅雨時の養生は、夏の暑さに耐えられる身体づくりでもあります」(佐藤先生)

 いかがですか?

 これまでの生活習慣を見直すことで、梅雨を楽に過ごせるようになるだけでなく、夏への備えにもなるということなので、しっかり気象病対策をして、梅雨を乗り切って下さいね。

 次回は、天気痛を鎮痛薬を使わずに改善する方法について、ご紹介したいと思います。

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posted by ケイちゃん at 17:56| Comment(0) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月13日

毎月ほったらかしでもなぜか貯金できるシステムを作りませんか?


貯金通帳を見ている女性の画像.jpg

 あなたは、毎月きっちりと貯金できてますか? 今月はお金が余ったから少し貯金しようかといったことでは、なかなか貯まりません。やはりお金を貯める秘訣は、「放っておいてもおカネが貯まる」システムを作ることです。

 今日は、おカネが貯まる人は実践しているという、毎月ほったらかしでもなぜか貯金できるシステムの作り方について、ファイナンシャルプランナーの風呂内 亜矢さんのお話をもとに、ご紹介したいと思います。
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 風呂内さんは、ファイナンシャルプランナーになる前、以前6年半ほどシステムエンジニア(SE)として勤務をされていたそうです。SEの仕事には商談、システム設計、サーバー構築、運用・保守などの業務があるのだそうですが、特に、サーバー構築や運用のシーンでは、定型的な仕事については「簡易ロボット」に任せて、手間をかけずに業務を遂行することを考えるということです。

 そして実は、こうした発想は、家計を健全化するうえでも、非常に有効なんだそうです。

◆無理して貯めてもダメ、ゆるく続けられる仕組みを作る

 一般的に、人が努力して家計をよりよい方向に導いていこうとすると、我慢や忍耐が必要になります。しかし風呂内さんによると、実際には苦労して一時的な成果を上げるよりも、ほったらかしにして及第点がとれる仕組みを作ってしまうことのほうが、効果が長く続くそうです。

 たとえば、ある月だけ頑張って5万円の貯蓄を残したとします。しかしせっかくそれだけの額を貯蓄したとしても、我慢した反動で使いすぎてしまったり、翌月からは続けられないといった方法では、大きな資産を築くことは難しいと思いませんか?

 それならば月1万円であっても、さほど苦労を伴わず自動的に残す仕組みがあれば年間で12万円になります。しかも、つらくないから続けられ、10年なら120万円、20年なら240万円と、比較的簡単にまとまった資金を生み出すことができます。

 家計を健全にしたければ、頑張ることではなく「仕組みにできないか」と考えることが肝要だそうです。では、どうやったらそうした仕組みを作ることができるでしょうか。

 実は、仕組みやシステムといっても、そんなに難しい話ではないそうで、その代表的なやり方がクレジットカードの使い方です。

 クレジットカードを複数枚持っている人も多いと思いますが、よく研究して、まずその中から自分に合う「メインカード」を決めます。

 メインカードが決まれば、あとは家計管理のために、これを無駄なく上手に使うだけです。もう1つは目標とする投資額・貯蓄額を無理のないところで決めることです。毎月の投資額や貯蓄額を決め、口座振り替えなどで自動的に積み上がる設定を行ってしまえば、それで完了といっても差しつかえないそうです。

◆目標とする額はどうやって決める? 

 では、目標とする貯蓄額はどうやって決めればいいでしょうか。それは、もしあなたが独身または共働きの方であれば手取り収入の20〜30%が1つの目安だそうです。また子育てカップルの場合は、子どもが小中学生のときなら10%、それ以外の子育て期は5%がおおむね適当だそうです。

 ただ、初めて定期的な貯蓄を行う人は、やはり注意が必要だそうです。

 まずは家計を把握して、無理のない金額を知るところから始めることが肝心で、最初から頑張りすぎずに、「助走」(無理のない額で始める)からスタートし、軌道に乗ったら少しずつ増額していくのがおススメだそうです。

 では、「わが家にとって無理のない貯蓄額」はどうやって決めると良いでしょうか。一般的には家計簿を記録することなどが思い浮かびますが、実はすでに蓄積されているデータを参照することで、苦労せずに検討することができるそうです。

 先ほど、クレジットカードを使うことが記録の代わりになるという話をしましたが、たとえば過去6カ月分の通帳(あるいはオンラインの毎月の記録など)をじっくり眺めるだけでも、毎月のお金の流れが見えてきます。つまりこれによって、毎月わが家はいくらのおカネを使うのか、把握することができるということです。

 例えば、帰省するときや旅行するときなどを利用して、過去6カ月分をみることで、特別なイベントがあったときにいくら使っているのかなども確認することができます。

 こうした、すでにストックされている身近なデータを確認した後、早速、現時点で無理がない金額を、財形貯蓄や積立定期、積立投資などの方法でとりよける仕組みを作ります。

 風呂内さんが最近使いやすいと感じているのは、ネット銀行などで多く提供されている「定額自動入金」というサービスだそうです。サービスを提供している銀行に毎月一定額を別の銀行から入金する場合、多くの銀行では手数料無料で提供されています。

 今は定期預金の利率が低いため、定期預金などにするメリットはあまりないと感じるかも知れませんが、しかし、定額自動入金サービスであれば、その口座を貯蓄専用口座として使い、普通預金としても積み上げて行くことができるため、融通も利きます。(理想的には、貯蓄専用口座は基本的には引き出さず利用する運用ルールを決めたいところですが)。

◆日々の努力は横に置いて「システム構築」を

 一方、支払い方法も有利な払い方を決めて実行すれば、少しでも自動的に家計を助けることができます。

 クレジットカードを使うことを前提にする場合、まずは年会費無料のものを選びます。そのうえで、利用額に応じた還元率がおおむね1%前後かそれ以上となるカードを選ぶことができればそれがベストです。ただ、たとえ還元率がサービスによっては1%未満であっても、自分の消費行動にマッチしたカード選びができれば、年間の消費総額の5%程度を浮かせることも、さほど難しくはないそうです。

 風呂内さんが以前、カードによる年間消費額が400万円にのぼるという人と会ったそうですが、金額もさることながら、驚いたのはその還元分だそうです。なんと35万円相当のポイントを付与されていると聞き、本当にびっくりしたそうです。

 ここまでクレジットカードを使いこなせれば、もうお金のプロと呼べる領域ですが、ここまでは使いこなせなくても、多くの家庭では、ポイント換算で年間10万円相当額なら無理なく獲得できるそうです。

 さらに、NHKの受信料、国民年金保険料、民間の保険料の一部などは、年払いにまとめることで割引を受けることができます。UR(都市再生機構)の賃料もまとめて払うと割引になりますが、それ以外でも、こうした「まとめ割引」が可能なケースがあるはずです。使うことが決まっている費用であれば、先に払ってしまって割引を受けるというのも、家計に有利に働く選択肢の1つです。

 いかがですか?

 今日紹介したような方法は、いずれも最初だけシステムの構築や研究を伴いますが、一度環境を作ってしまえば以降は自動的に家計に対して良い効能が続いていきます。

 人の意思でコントロールをしたり、我慢や忍耐を発動する回数が少なければ、感情に左右されず、ほったらかしで続き、気がついた頃にはまとまった資産形成につながっていくはずです。

 「苦労しているはずなのに報われない」「我慢しているはずなのにおカネが残っていない」、と感じる人は、一度、日々の努力はさておき、ちょっとだけ時間を作って、家計システムの刷新にエネルギーを注いでみてはいかがでしょうか。

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posted by ケイちゃん at 18:06| Comment(0) | マネー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする