2020年02月17日

普通の人が普通に生活していても「借金苦」に陥らないためには、「1:2:7」の黄金比率が大事だそうです


貯金通帳とお金の画像.jpg

 あなたは、贅沢やギャンブルに走りまくっているわけでもないのに、どうにもお金が貯まらない。それどころか、ごく普通に暮らしているつもりなのに、借金ばかりが増えていく、といったようなことはないでしょうか。

 今日は、これまで2万件以上の家計診断を手がけてきた家計の見直し相談センターで代表を務めるファイナンシャル・プランナーの藤川太さんのお話をもとに、普通の人が普通に生活していても「借金苦」に陥る理由について、ご紹介したいと思います。

◆どうして借金が増えていくのか?
 ここ最近、藤川さんたちが相談を受けるケースを見ると、多重債務者となる人の要因が様変わりしているのだそうです。それは、以前はギャンブルや浪費によって借金漬けになる人が多かったのが、最近はごく普通の人が住宅ローンの負担や収入減に伴う生活苦によって、つい借金に手を出して泥沼にはまってしまうケースが増えているからです。

 実は、この構図は現代日本だけのものではないそうで、古代バビロンの時代でも同じようなことがあったということです。

 今から約100年前に書かれた世界的名著『バビロンの大富豪』(ジョージ・S・クレイソン著)には、後にラクダ商人として大成功を収めるダバシアが若き日を反省した、次のような言葉が記されているそうです。

〈まだ若くて世間知らずだった私は、後払いでモノを買えることを知ったとたん湯水のようにカネを使い始めた。それが後にどういう悲惨な結果、災いをもたらすことになるか少しも考えずにな。高級な服を買いあさり妻や家のためにも贅沢品を次々と買った。好き放題に、収入以上にな〉(藤川氏・監修『大富豪が教える成功法則』より)

 後払いでモノを買うというのは、現在でいえばクレジットカードです。限度額の範囲内であれば、手元にお金がなくても買い物できるので気軽に使う人も多いと思いますが、それを繰り返していると、ついつい自分のお金で買っているような錯覚に陥ります。

 しかし、それはただの借金なので、返済する必要のあるお金であることに変わりはありません。一括払いですぐに支払い期日がやってくれば、お金を使った痛みを早期に感じることができるかもしれませんが、リボ払いだとまとまったお金を使っても、毎月少額の支払いで済むので、痛みを感じにくくなってしまいます。そして、それは借金がなかなか減っていかないことを意味します。

 さらに、そのうえで買い物を重ねていけば、どんどん借金は増え続け、最悪の場合、破綻に陥ってしまうわけです。

◆借金返済しながら貯蓄するためにはどうすればよいか
 年功序列をはじめ日本型雇用システムが崩壊するなか、収入が右肩上がりで増えることが望めないのに、支出を増やす。あるいは支出を増やさないまでも、今までと変わらない生活を送ろうとするなど、収入カーブに合わせた支出カーブを描けていない家計が少なくないのが現状だそうです。

 「収入の範囲で支出をする」ということがバビロンの時代から変わらない家計管理の原則ですが、後払いによって金銭感覚が狂う人が多いことも、バビロンの時代と変わっていないと言えます。ですから、クレジットカードを使うなら、リボ払いではなく、1回払いにするなどの工夫は当然求められてきます。

 ところで、収入に対してどこまで借金をしてよいか、という比率をご存じでしょうか。これにもバビロンの時代から語り継がれる「黄金比率」があるのおだそうです。

 先ほどのダバシアのエピソードには続きがあって、彼が大金持ちの友人に助言されたのが次の方策で、黄金比率と呼ばれているものです。

【1】収入の「1割」は自分のために支払う(貯蓄に回す)
【2】収入の「2割」を借金返済に充てる
【3】残り「7割」で自分と家族の生活をすべてまかなう

 現在、住宅ローンを組む際に、銀行などの金融機関はおおむね年収の35%までを目安に貸してくれるケースが多いそうですが、藤川さんはそれを「2割以内」にすべきだと考えているそうです。その理由は簡単で、返済しながら貯蓄もしていくには、借金を収入の2割までに抑えないと厳しいからです。

 むやみに借金を膨らませないためにも、この「1:2:7」の黄金比率はぜひ覚えておいた方が良いそうですよ。

 いかがですか?

 あなたの家計の比率がどうなっているか、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

 よろしかったらブログランキングのクリック応援をお願いします。

posted by ケイちゃん at 17:29| Comment(0) | マネー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月15日

わたしたちが老後破綻しないため今からできる4つのこととは、何だと思いますか?


家族の未来と投信no.jpg

 人生100年時代と言われますが、あなたはその100年を安心して暮らせるお金の準備ができていますか? 老後を安心して暮らせるお金が用意できていないと、お金が尽きた時老後破綻することになります。

 では、老後破綻しないためにはそうしたら良いのでしょうか。実はそれは難しいことではなく、単に「今日から」お金を貯め始めることです。「老後の生活」をいつから始めるかは人により異なりますがが、とにかく時間がないのは間違いありません。若い20代、30代の世代でも、今の日本では、大きな目標と一般に言われる「老後資金3000万円」という金額が、非常に現実的ではない金額に見えてしまうのではないでしょうか。

 そこで今日は、私たちが老後破綻しないために今からできる4つのことについて、ご紹介したいと思います。

◆今日からお金の使い方を変えよう
 先ほど申し上げたような、途方もなく大きな金額を貯めなければならないという状況で、私たちが武器として使えるものとしては2つあります。

 1つはレバレッジです。レバレッジとは、少額の資金を元手に大きな金額の取引ができることです。たとえば、信用取引やFXなどは「レバレッジの利いた取引」の代表例です。しかし、そういうものは「わかっている人」がやるから儲かるときもあるのであって、素人や初心者には難易度が非常に高いものなので、下手をすると、皆さんのよく知る「追証」で痛い目に遭うこともあるので十分な注意が必要です。

 そして、武器として使えるもう1つのものが「時間」です、少額しか貯金できない状況でも、とにかく長い時間貯めることで、大きな効果が見込まれます。

 しかし、その「時間」というのはこうしている今でも着々と減っていきます。人生100年時代と言われるていても、実際に現役でいられる時間は限られています。ということは、お金をしっかり貯められる時間も限られているということです。ですからまずは、「今日から」お金の使い方を変えるという意識を持つ必要があります。

◆毎月「人生設計」を見直してみる
 お金のことをしっかり考えなきゃ、そして将来のことをもっと考えておかなきゃと焦る人もいると思います。でも、もし焦るのであれば、まずは大まかな人生プランを立ててみることをおススメします。ざっくりとでいいので、このくらいの時期に結婚して、出産して、子どもが義務教育を終えて…と大きなライフイベントだけ時系列で書き出してみます。

 ここで注意してほしいのが、細かく決め過ぎずそして、毎月見直すこととです。細かく決めても、人生はその通りにうまくいくわけではないので、必ずどこかで歯車が狂ってしまいます。そもそもまだ何年、何十年と先の見通しまで、具体的には立てられるはずもありません。。

 そこで必ず考えてほしいのは、人生の3大費用のうち「教育費」と「マイホーム購入費」です(ちなみに、もう一つは「老後の生活費」)。これだけは「どのタイミングで」「いくらくらい」というのを考えてみて下さい。

 子どもの教育費については、理想をたっぷり詰め込んでおくのがおススメです。「私立の小学校へ通わせたい」とか「医学部へ行かせたい」など、上振れを常に想定しておく必要があります。またマイホームも、自分たちの理想をできるだけ盛り込んで金額を算出しておきます。

 それと、もう一つ、ぜひ入れてほしいのが「年収の変化」です。45歳で部長になって800万円、50歳で役員になって1500万円超え、65歳で引退後はそれまで培った知識や経験を活かしたいから、年収は400万円くらいまで下がるけれど友人・知人のツテを使って違う会社に再就職してみようなど、キャリアプランも同時に見えてくるはずです。

 これを一覧にまとめてみると、何歳までにいくら必要なのかが明確にわかるようになります。あとは毎月見直しするのをクセをつけて、このライフプラン表を思い出す習慣をつけるようにして下さい。

◆定年後キャリアのための投資を
 先ほども少し触れましたが、老後資産の形成と言われると「貯金」や「投資」を思い浮かべる人も多いと思います。確かに、貯金は大事ですし、投資に興味を持つ人も増えています。

 しかし、ここでおススメしたいのは「定年後のキャリア」のことです。定年までに、自分が定年後の生活でどういう仕事をしていたいのか、はたまた仕事をきっぱりやめて趣味や娯楽に生きたいと考えているのかということです。

 というのも、その方向性によって、定年後の暮らし方は大きく変わってくるからです。そして、ここで是非心配して欲しいのが、「長生きリスク」のことです。

 多くの人が、「一生懸命40年間働いてきたのだから、定年後は趣味や娯楽に生きよう」と思うのではないでしょうか。しかし、65歳で定年退職し、そこから趣味や娯楽だけで生きていくとしても、平均寿命まで15年以上あるます。果たしてこの15年間、趣味や娯楽だけで生きていけるだけのお金が蓄えられているでしょうか。

 15年間働かないで暮らすと聞くと、ちょっと現実的ではないように感じるかも知れません。もちろん年金はありますが、あまりアテにしないほうがいいと思います。年金はあってないようなものだと思って、資産形成に励んで欲しいからです。15年をどう生きるかは人によりますが、働けそうなら「自分の好きな仕事」にチャレンジしてみてもいいと思います。

 会社員時代はやりたかったけれど、時間的な制約があってやれなかったこと、副業禁止でやれなかったこと、憧れていた職業など、色々とあると思います。定年後はキャリアアップを目指すというよりは、趣味でお金がもらえたらいいな、くらいの気持ちでも働けるといいのではないでしょうか。

 現役時代のようにポストを巡って競争しながら働くのではなく、自分のために、自分のペースで遊ぶように働くこと。これをするために、老後資産形成と並行して「老後の仕事にしたいこと」を見つけ、それが実際にできるように自己投資をしておくことをおススメします。

◆健康に関することには手を抜かないこと
 先ほどは老後の長生きリスクの話をしましたが、老後の生活の中で考えられる最大のリスクは「病気やケガ」だと思います。重篤な病を患い、入院や手術を余儀なくされることもあるでしょうし、先進医療を施すために自己負担額が高額になる可能性もあります。もちろんそういうときのために保険に加入しておくのですが、保険だけではカバーできない部分も実は多いそうです。

 また、病気やケガで体の一部が不自由になってしまうと、どれだけ医療保険で費用面はカバーできても日常の不便さは解消できません。今まで通りに動けなくなってしまうと、不便さをカバーするために色々と準備しなくてはなりません。

 そして、他の部分に負荷がかかって別のケガや病気を誘発しやすくなりますし、薬を飲み続けたり通院を続けたりしなければならず、経済的な負担だけでなく精神的な負担も大きくなります。直接老後破綻に結び付く可能性のある「病気やケガ」には気をつけて下さい。

 いかがですか?

 老後破綻という言葉だけを聞くと、「40年も働いて、報われない世の中だな」と悲しい気持ちになるかも知れませんが、しかし、それを嘆いてもどうしようもありません。今の私たちにできることは、とにかく準備をすることです。しっかり備えて、楽しい老後生活を送れるように、頑張って下さい。

 よろしかったらブログランキングのクリック応援をお願いします。

posted by ケイちゃん at 17:44| Comment(0) | マネー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月13日

物忘れと認知症の違いは何だと思いますか?


一人ぼっちの老人の画像.jpg

 私たちが歳を取って行くと一番心配なのが、認知症ではないでしょうか。実は、厚生労働省によると、日本の認知症患者数は2012年時点で約462万人、65歳以上の高齢者の約7人に1人と推計されているそうです。また、認知症の前段階とされる「軽度認知障害」と推計される約400万人を合わせると、高齢者の約4人に1人が認知症、もしくは予備群ということになります。2025年には、700万人に達するとも言われています。

 そんな認知症ですが、では私たちも時々ある「物忘れ」と病気としての「認知症」は、何がちがうのでしょうか。 今日は、メディア出演実績も多い平松類医師の著書、『認知症の取扱説明書』(SB新書)の中から、「物忘れ」と「認知症」の違いについて、ご紹介したいと思います。

◆「物忘れ」と「認知症」の違いとは
 平松医師によると「思い出せない」のが物忘れで、「覚えることすらできない」のが認知症だということですが、しかし、その識別は簡単ではないそうです。曜日や月日の感覚が低下するのも、認知症が原因か老化によるものかわかりにくい場合があるからです。

「さすがに実の子供の名前も忘れたとなると、認知症の疑いがかなり高くなります。これはとてもショックですが、もちろん悪気はありません。人の名前は忘れやすいのです。でも、あなたとの思い出や気持ちはどこかに残っています。認知症一つにしても、原因疾患から『アルツハイマー型認知症』『レビー小体型認知症』『脳血管性認知症』などに分類され、70種類近くあるともいわれており、識別も結構難しいのです。」(平松医師)

 私たちの感覚としては、「病院で診断してもらえばすぐにわかる!」と思いがちですが、診断が同じ結果になるということでもないようです。というのは、基準がいくつか存在し、どの基準を選ぶかは医師の自由だからだそうです。

「かなり進行すれば、誰が診ても認知症と診断します。初期の認知症では、『認知症』と診断される一方で、他の医者からは『認知症ではない』と言われるということが起きています。簡単にいうと認知症は『脳に問題があることから、記憶や判断に問題があって、日常生活に支障が出る』という状態を指します。大切なのは、『日常常生活に支障が出ているかどうかを把握すること』です。」(平松医師)

 そこでポイントになるのが、「普通の物忘れ」と「認知症」の違いで、その簡単な見分け方は次のとおりです。

「普通の物忘れは、は物忘れをしている自覚があります。旅行をした時に何を食べたかを忘れるのが『物忘れ』、旅行したこと自体を忘れるのが『認知症』です。このような記憶や場所がわからなくなったり、見えているはずのものが見えていなかったり、会話が成立し
なくなることが認知症の主な症状です。」(平松医師)

◆手で鳩が作れなければ認知症の疑い
 自分の肉親が認知症かどうか心配になった時、病院での受診に抵抗のない人は問題ないのですが、しかし、もの忘れ外来や認知症外来にかかろうとすると、強い抵抗を受けることがあるそうです。「お父さん受診したほうがいいよ!」と娘、「ハァ?俺を誰だと思ってるんだ。バカにすんじゃねぇ!」と父。といったことになったら、どうしたら良いのでしょうか。

「本人の頃合いを見るしかありません。『同い年の○○さんも認知症になったでしょ!大丈夫だと思うけど、念のために受けておかない?』と。このように説得してみてはいかがでしょうか。または、『今は問題ないけど、いざという時のために定期的にチェックしてもらう』という名目にして、実際にチェックしてもらえればOKです。」(平松医師)

「さらに、『狐−鳩テスト』といって、手で鳩の形ができるかを見るというのもいい方法です。『狐−鳩テスト』のようなものは、『試験』をするより『遊び』としてやってみることになりますから、嫌がられることは少ないです。手で狐の形や鳩の形をしてもらうと、鳩の形は認知症の初期の段階で、すでにしにくくなることがわかっています。」(平松医師)

 いかがですか?

 家族が認知症を発症すると、多くの問題が発生するのは間違いありません。あなたのご家族が認知症を発症した時に、「周囲はどうすればいいのか」「本人は何をすべきか」がわかる、平松類医師の著書『認知症の取扱説明書』(SB新書)は、良い参考書となるのではないでしょうか。

 よろしかったらブログランキングのクリック応援をお願いします。

posted by ケイちゃん at 18:07| Comment(0) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする