2020年01月12日

「スーパーで“右回り”に買い物する」と、なぜ節約になると思いますか?


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 あなたは、スーパーで買い物をする時、野菜売り場から回りますか? 実は、スーパーでは、逆回りに買い物をする方が滞在時間も短くなって、節約につながるそうです。

 今日は、成城松村クリニックの松村圭子院長のお話をもとに、医学と栄養学、経営学の3つの視点からみた「お金と健康に効く」買い物術について、ご紹介したいと思います。

 日々通うスーパーは、楽しい仕掛けがいっぱいの“お買い物天国”なので、「買う気はなかったのに、思わず買ってしまった」など、思わぬ失敗をしてしまうことも良くあります。

 松村院長によると、「スーパーには心理学を応用した“お金を落としてもらう”ための仕掛けがいっぱい。値下げシールを探すだけでなく、この仕掛けをいかに回避するかがポイントです!」ということです。

 そこで、松村院長が実践している買い物のポイントは、次のとおりです。

【1】チラシを見て“メインの献立”を決める!

 チラシチェックは節約の基本ですが、漫然と安売り品を探すだけではまだまだだそうです。

「チラシの情報をもとに、メインの献立を決める習慣をつけましょう。そこから、買うべき『メイン食材』をメモしてスーパーへ。これによって、『○○フェア』など日々行われている魅力的な催事で散財してしまうことを防ぎます」(松村院長)

【2】“時計”を持ってスーパーへ行く!

 スーパーの多くは外界から遮断するために、時計が見当たらないことも多いそうです。

「滞在時間と売り上げは比例するというデータもありますので、これは時間を忘れ、お金を落としてもらうための戦略。買い物は制限時間を決め、時計を持って行きましょう」(松村院長)

【3】買い物は“右回り”で!

 スーパーの多くが左回りでできているのは、マーケティングに基づく計算なのだそうです。

「これは『人間左回りの法則』と呼ばれるものです。その理由はさまざまで、『人は心臓のある左側に回るときは心地よく、逆回りだと不快感を覚える』とか『左回りのほうが右手で商品を手に取りやすいから』などといわれていますが、ともかくお客さんに長く滞在してもらうべく、多くのスーパーではこの法則が取り入れられているのです。逆を言えば、右回りで買い物すれば滞在時間も短くなるはず。動線の奥には朝食に欠かせない乳製品やパンが置いてあることが多いので、これらを買いつつ、メモをしてきた肉や魚を買いましょう」(松村院長)

【4】“野菜や果物は最後”に買う

 スーパーの入口付近はだいたい野菜や果物売場が設置されていますが、これもお店側の戦略なので要注意だそうです。

「人は色鮮やかなものが目に入ると、興奮して購買欲が上がってしまうのです。ですから、最初はここに近づかないこと。先にパンや肉を買っていれば、野菜売場に着くころにはある程度物欲も満たされているはずですので、そういう点でも右回りの買い物は有効です。鮮度を保つためにも、野菜は最後に買うクセを!」(松村院長)

【5】“マイナーチェンジ商品”を探す!

 ワゴンに入った特売品は、そのほとんどが期限切れ間近の見切り品だ。しかし時には、お宝が紛れていることもあるそうです。

「まれに賞味期限を何カ月も残した調味料などが、大幅割引になっていることがあります。これは決して怪しいわけではなく(笑)、表示やパッケージなどのマイナーチェンジをしたため。お店としては売り切りたいので、値引きをしているのです。ストックにもできるので、お買い得!」(松村院長)

 いかがですか?

 こうしたスーパーの戦略を頭の中にいれておいて実践すれば、あなたも財布に優しい買い物ができると思いませんか?

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posted by ケイちゃん at 18:03| Comment(0) | マネー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月10日

あなたが食べているチョコレートは、「危険なお菓子」かも知れません


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ハッピーターン

 子どもだけでなく、大人も大好きな人が多いお菓子ですが、その中にはある万能調味料を使っている「危険なお菓子」があるのだそうです。

 今日は、『なにを食べたらいいの?』(新潮文庫)の著者で「加工食品診断士協会」代表理事の安部司さん、「食の安全を考える会」代表の野本健司さんのお話をもとに、「危険な食べ物」の実態についてご紹介したいと思います。

◆お菓子の選び方
 この「ある万能調味料」というのは、うまみ調味料として知られるグルタミン酸及びグルタミン酸ナトリウムのことです。多くのインスタント麺に使用されていて、私たちの食事にお馴染みの存在と言えます。でも安部さんによると、

「マウス実験では神経への影響があることが判明しており、アメリカなどではこれを摂取しないようにする風潮が広まっている」

 ということです。そしてこの万能調味料は菓子類に使用されることも多く、例えば、「ハッピーターン」にまぶされている「ハッピーパウダー」という粉は、

「グルタミン酸ナトリウム、食塩、たん白加水分解物に砂糖を加えたものです。グルタミン酸ナトリウムと食塩とたん白加水分解物は食品にうまみを加える“黄金トリオ”で、鶏がらスープの素などにも使用されています」(安部さん)

ということです。

 この中で、たん白加水分解物は味覚障害を引き起こすとされているそうで、グルタミン酸ナトリウムは先ほどご紹介したとおり、アメリカで消費者から“敬遠”されているものです。そして、冠動脈疾患のリスクを高めることが分かっているトランス脂肪酸についても日本とアメリカで対応に「温度差」があるそうです。

 安部さんによると、

「植物油脂の多くでは、元々の液状の油脂を水素添加などの加工で硬化する処理が行われるのですが、その生成工程でトランス脂肪酸が副産物として出来ます。
 そのため、アメリカでは、水素添加加工はすでに全面禁止されている。一方、日本にはそうした規制は何もない。ゆえに、原材料表示の中に『植物油脂』とあっても、業者が自主的に記載しない限り、トランス脂肪酸が含まれているのかどうかが分からないのです」

ということです。

危険なお菓子の一覧表.jpg

 さらに、植物油脂が含まれている意外な物としては、チョコレート類が挙げられます(掲載表参照)。安部さんはこれについて、

「チョコレート菓子の原材料表示を見ると、カカオマスやココアバターよりも植物油脂が先に書かれているものが多くあり、その植物油脂はトランス脂肪酸を含むものである可能性も十分あります。これは、カカオ豆からとれる油脂の代わりに、コストが安く、柔らかさの調整がしやすい植物油脂を多く使用していることを意味します」

 安部さんがトランス脂肪酸について各社に問い合わせたところ、森永製菓は「含まれている製品もございます」、明治は「(リストにある商品は)含有量0グラムと表示できるもの」、ロッテは「含まれているものもあります」との回答が寄せられたということです。

チョコボールの画像.jpg
「チョコボール」成分表(右)

 コーデックス規格という国際食品規格では、植物油脂が5%以下のもののみチョコレートと表示できるそうですが、

「日本では5%を超えるものもチョコレートと表示できます。特に“くちどけ”などと謳っているものは植物油脂でその柔らかさを調節していることが多く、カカオ豆の成分よりも植物油脂の含有率が高いものが多い」(安部さん)

ということですが、

「現在、添加物を全く摂取せずに生きていくことは難しい。大事なのは、食品を買う際にしっかりと裏の原材料表示を見ることで、そして、そこにある食品添加物の表記が何行までなら自分自身が許容できるか、目安を作っておくと良い。よく分からない添加物が何行も続いて記載されていたら、その商品は避ける。逆に1行くらいなら目をつむる、というやり方です」(安部さん)

ということなので、植物油脂の含有率が高いチョコレートは食べたくない、という方は特に、しっかりと商品の原材料表示を確認する必要がありそうですね。

◆おにぎりの“選び方”
 さらに、コンビニやスーパーで売られているおにぎりにも“選び方”のコツがあるそうです。野本さんによると、

「例えば、鮭おにぎりの原材料表示には、塩鮭、焼き鮭、ほぐし鮭などと書かれたものがあります。この場合、元の素材により近い塩鮭が最も安全性が高く、添加物が多く含まれている可能性が高いのは、切り身をつくる際に出た端の部分を寄せ集めてフレーク状にしたほぐし鮭ということになります」

ということなので、基本的に全ての加工食品は「安かろう悪かろう」なのだと言えるのですね。

 いかがですか?

 コンビニとかで売られている商品は、高ければ良いというものでもないと言えます。私たち消費者は、正しい情報でより賢明な商品選びをしていかないといけないなと、思いました。

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posted by ケイちゃん at 18:30| Comment(0) | 食材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月08日

がんに罹った時は、前向きな人ほどいい結果が出るそうです


積み木の画像.jpg

 がんが、日本人の死亡原因第1位であるということはご存知だと思います。前回ご紹介した、「がんで不幸にならない方法」、「セカンドオピニオンのおすすめ」はいかがだったでしょうか。今日も前回に引き続いてがんにまつわるお話の3回目、最後のお話です。

 ところで、最近、注目が高まっているのが免疫療法です。手術、放射線治療、化学療法の3大治療に続く「第4の治療」ともいわれているそうですが、実際研究はどこまで進んでいるのでしょうか。今日は、これまでに1000人以上の患者にがんを告知して治療にあたってこられた森山紀之医師のお話をもとに、がんに罹った時の気持ちの持ち方、免疫療法の実態と緩和ケアについて、Q&A形式でご紹介したいと思います。

◆前向きな人ほどいい結果が出る
Q:どんな状況でも前向きに生きようとする姿勢がいい結果につながる、というのにエビデンスはあるのでしょうか?

A:分析もデータもありませんが、前向きな人ほどいい結果が出ることはあります。「なるようにしかならない」なんて、本当は医者なら言うべきではない言葉ですが、最後にどうなるかを考えてしまうと必ず悪い方を考えますから、「死ぬときは死ぬんだから」と開き直ることも、ある意味大切なのかなと思います。私の妻は透析患者です。透析をすることになると「あと何年生きられるの」「どれくらい苦しいのか」「むくみがひどいんでしょ」など、最悪の状況を心配する方が多いんですが、妻は「死ぬときゃ死ぬんだから」といって、落ち込んだり悪いことを考える代わりに、毎日明るく過ごしています。(森山先生)

Q:透析は肉体的にも精神的にもきついですよね。

A:もちろん苦しい日もあると思います。でもそんな日は「今日はきついんだ」とゲーッと吐いて「わあ、さっぱりした」などとやって、もう9年になります。科学的に生きている私が言うのもおかしなことですが、毎日お化けが出るんじゃないかとビクビクしたり、仕事をクビになるんじゃないか、会社が潰れるんじゃないかと心配したりしている人に、幸せな人はいませんよね。がん治療にも同じことがいえる部分はあると思います。妻はがんではありませんが、前向きに生きることでよい結果につながっている好例だと思います。(森山先生)

◆「免疫力」を利用して、がん細胞への攻撃力を高める
Q:最近免疫療法が「第4の治療」といわれ、注目が高まっているのも、「気持ちを前向きに保つことでいい結果につながる」というのと似たようなことなのでしょうか。

A:単にそういうわけでもないんです。免疫療法は、もともと体内に備わっている患者さん自身の「免疫力」を利用して、がん細胞への攻撃力を高める治療法です。今までどの治療法でも効果がなかった症状が改善したケースもあり、多くの医者が期待しています。しかし効果や副作用に関する科学的根拠はまちまちで、標準治療を上回る成績がまだ出せていないのが現状です。今はちょうど過渡期なので、まだ値段が高すぎるなどの課題も多く残っていますが、大きな可能性があることは間違いありません。世界中で研究が進んでいますので、この分野の研究は今後飛躍的に進んでいくと注目されています。(森山先生)

◆「緩和ケア」は死を待つ場所ではない
Q:緩和ケアについても教えてください。緩和ケアはいつから考えればよいのでしょうか。

A:緩和ケアは、将来苦痛が出そうな状況が見えてきた段階で考えるのがいいと思います。緩和ケアを終末医療と間違えている人も多いですが、緩和ケアは終末期か否かにかかわらず、がんに伴う体と心の痛みやつらさを和らげ、「自分らしく生きる」ためのものです。緩和ケアに行けと言われると「見捨てられた」と思う方がいらっしゃいますが、緩和ケアというのは死を待つ場所ではなく、今やりたいことをできるだけ長く続けるための場所だということを知ってほしいですね。(森山先生)

Q:いよいよ苦しくなってから「明日入れてください」と利用する場所ではないということですね。

A:そうですね。緩和ケアの医師は、痛みを取り除き、「その人らしい人生」を少しでも長く過ごせることを専門に行っています。外科医は「点」で短期間の患者さんを診ていますから、本来であれば、がんと診断された時から緩和ケア病棟に登録をして、医師と連絡をとりながら、治療を進めていくのがいいんです。私が以前国立がん研究センターにいた頃は、緩和ケア病棟で骨転移のある患者さんがゴルフに行くのをサポートしたり、患者さんの碁の相手を務めたりすることもありました。今までやってきたことが続けてでき、新しいことにも挑戦できる場所。それが緩和ケア病棟です。(森山先生)

Q:頑張りきれなかったら、どうすればいいでしょうか。

A:頑張ろうとすることが大事なので、頑張りきれなくてもいいんです。「200歳まで元気で生きよう」っていくら頑張っても、本当に200歳まで生きられる人はいないでしょ(笑)。あと、日本人は「我慢や忍耐は美徳」と思っている人が多いように思いますが、我慢する必要もありません。前向きながん患者さんは、できなくなっていくことを数えるのではなく、「まだ何ができる」と、「今できること」をいつも考えています。
「今は何ができる」といつも考えられるようになれば、自分らしく生き抜くことができ、そんなに不幸にはならないと私は思っています。(森山先生)

 いかがですか?

 最後まで自分にできることを諦めない。それが人間の喜びであり、幸せなのではないかと感じました。あなたは、どう思いましたか?

最後に、再度森山先生のプロフィールをご紹介しておきます。

もりやま・のりゆき/1947年、和歌山県生まれ。千葉大学医学部卒。国立がんセンターのがん予防・検診研究センター センター長、東京ミッドタウンクリニック健診センター長を経て、グランドハイメディック倶楽部理事、医療法人社団進興会理事長、医療法人社団ミッドタウンクリニック理事、医療法人社団勁草会理事、一般社団法人あきらめないがん治療ネットワーク理事。ヘリカルスキャンX線CT装置の開発に携わり、早期がんの発見に貢献。2005年に高松宮妃癌研究基金学術賞、2007年に朝日がん大賞を受賞。著書に『幸せながん患者』など。

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posted by ケイちゃん at 17:55| Comment(0) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする