2019年10月30日

耳そうじはしなくていいって、知ってましたか?


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 医学や健康の常識は、どんどん変わっているそうで、昨日まで正しいと思われていたことが、いつの間にか誤りとなっていることも少なくないということです。ですから、古い知識のままで、間違った習慣を続けていると、かえって健康を損なわないとも限りません。

便秘・耳・ひざ痛・腰痛の新常識.jpg

 そこで今日は、最新の研究成果や知見に基づいた「便秘・耳・ひざ痛・腰痛の新常識」について、ご紹介したいと思います。便秘やひざ痛は女性に多いトラブルなので、適切な知識を身につけて、すっきりと解消して下さいね。

◆便秘
 まずは「便秘」です。その原因は、もしかすると洋式便器のせいかもしれないそうです。実は、和式スタイルで用を足してみると、便秘が解消する可能性があるというのです。おおたけ消化器内科クリニック院長の大竹真一郎医師によると、

「便秘の人が増えたのは、洋式便器が普及したことが要因の一つと考えられます。椅子に座った姿勢だと直腸と肛門が真っすぐにつながらず、折れ曲がってしまうからです。足置きを使ってひざの位置を高くしたり、便座の高さを下げたりすれば、和式の姿勢に近くなり、用を足しやすくなります」

ということです。

 便秘には、腸を動かすために腹筋運動をすすめられることも多いそうですが、大竹医師によると、それよりもウォーキングや階段上りがおススメだそうです。

「便秘は筋力の弱い女性やガリガリにやせた男性に多いのが特徴です。確かに腹筋は有効なのですが、それより腸を動かすには歩いたほうが効果的です。いつも駅やオフィスへ行くのにエスカレーターやエレベーターを使っている人は、便秘解消のチャンスだと思って歩く距離を伸ばし、階段も上ってみてください」(大竹医師)

◆耳掃除
 便秘と同じく、詰まるものと言えば耳垢ですが、これに関しては、あまり気にしなくても良いそうです。同じく大竹医師によると、

「耳掃除は基本的にしなくて構いません。耳掃除を必要以上にすると外耳道を傷つけたり、耳垢を奥に押し込んだりすることがあります。実はそれによって、外耳炎や外耳道がんになる人もいるのです。耳垢は自然と外に出てくるので、1週間に1度程度、耳の穴の入り口を軽く掃除するだけで十分です」

ということです。

◆歩き過ぎでひざ痛に
 便秘に限らず歩くことが健康にいいのは言うまでもありません。1日平均8000歩から1万歩が、病気予防に最も効果的とされているそうです。ただし、歩き過ぎは禁物だそうで、戸田整形外科リウマチ科クリニック院長の戸田佳孝医師によると、

「高血圧や糖尿病を改善するために、内科医に言われて1日1万歩も2万歩も歩く人がいます。しかし、それでひざを傷める人がたくさんいます。ですから、ひざを守るためにも、歩き過ぎにはくれぐれも注意をしてください」

ということです。

 そして、ひざの痛みのため整形外科でMRI検査を受けると、半月板損傷が見つかるかもしれませんが、しかし、その場合も、あわてないようにしてほしいということです。同じく戸田医師によると、

「実は、半月板は年齢の変化で自然に割れます。ひざが痛くなくても50歳以上の人だと半数に半月板損傷が見つかるのです。にもかかわらず、手術をすすめる医師がいますが、半月板を摘出しても、残った半月板が割れたり、軟骨がすり減りやすくなったりして、また痛みの出ることが少なくないのです」

ということです。

 すると、今度は「人工関節にしましょう」と言われる可能性があるそうですが、実はひざの痛みの9割は、手術をしなくても治ると戸田医師は断言されています。

「ひざを守るために大切なのは、太ももの筋肉を鍛えることです。ひざに痛み止めの注射を打って痛みが和らいでいるうちに、スクワットなどをして筋肉を鍛えておくと効果的です」(戸田医師)

 なお、ひざ痛に悩む人の中には、軟骨の成分を補うとされるグルコサミンやコンドロイチンのサプリメントを飲んでいる人がいるかも知れませんが、これらの効果は多くの研究で否定されているそうです。グルコサミンやコンドロイチンを飲んでも胃腸で分解されてしまうので、それらの成分がそのままひざの軟骨に届くわけではないからというのが、その理由です。

◆腰痛で、「痛いから動かさない」は、悪循環を生む
 痛みと言えば、腰痛の常識も変わりつつあるそうです。ぎっくり腰を起こして、痛みがとれるまで安静にするよう医師から言われた人がいるかも知れませんが、しかし、それも間違いだということです。同じく戸田医師によると、

「腰が痛いからと言って動かさないでいると、背骨まわりの筋肉がやせて柔軟性がなくなるため、動かすと余計に痛みを感じやすくなる悪循環に陥ります。この痛みの悪循環を断ち切るためにも、安静を続けるのではなく、早めに体を動かしたほうがいいのです」

ということです。

 なお、腰痛で病院にかかると、念のためMRIを撮るようすすめられるかも知れませんが、これも、強い神経症状があるような場合を除き、腰痛のMRI検査は原則的に無駄なので受けないほうがいいということです。

「腰のMRIを撮ると神経痛の症状のない人でも、60歳以上では6割近くの人に神経を圧迫する所見が見つかるという研究があります。逆に言うと、MRIで異常が見つかったとしても、それが腰痛の原因かどうかはわからないのです。意味がないのにMRIを撮ることは、医療費の無駄遣いです」(戸田医師)

 ところで、腰痛を防ぐにはどうすればいいのでしょうか。これについて戸田医師がおススメされているのが「よっこらしょ」とかけ声を出すことです。

「台から立ち上がるときの筋肉の働き方を調べた研究があります。それによると、声を出さなかった場合に比べて、声を出したときのほうが背筋、太もも、すねの前の筋肉が協調して、同時に働いていました。つまり、かけ声を出したほうが、腰の筋肉の負担が減るのです。なので、椅子から立ち上がるときや、重いものを持ち上げるときは、いい格好して無言でやらずに、『よっこらしょ』と声を出してください」(戸田医師)

 いかがですか?

 健康を維持する智慧は、意外に身近なところにあるのですね。。あなたも、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。

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ラベル:医学 健康 常識 変化
posted by ケイちゃん at 18:24| Comment(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月28日

がんの「いい病院」はどうやって探したら良いと思いますか?


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 最近の日本人の死亡率1位は、男女ともに悪性新生物いわゆるがんです。そんながんの疑いを指摘されたら、誰もが「いい病院で納得のいく治療を受けたい」と思いますよね。

 そこで今日は、限られた時間の中で、いい病院を選ぶ方法、ポイントについて、ご紹介したいと思います。

◆がんの疑いが出てきたときは?

 病院選びの悩みはがんの疑いが濃厚になった、あるいはがんと診断された段階で発生することが多いそうで、告知された医療機関でそのまま治療を受けられればいいのですが、主に次の二つのケースで新たな病院探しが必要になります。

 一つ目はその医療機関に設備がないことや専門医がいないなどの理由で、自分に必要な検査や治療を受けられない場合です。検診センターや近所のクリニックで病気がわかれば、別の医療機関を紹介されるケースです。

 そしてもう一つは、医療を受けられる態勢はあっても、患者側が病院や医師、治療方針などに不安や不満を感じ、転院を希望するケースです。国立がん研究センターがん対策情報センター長の若尾文彦医師は、

「医師が病院を紹介してくれることもありますが、自分の出身大学の関連病院だからとか、がんならとりあえずこの病院というように機械的に紹介している場合も。『なぜその病院なのか』、理由を聞いてみましょう」

と話しておられます。

 病院選びでは、「早く決めないとがんが進行するのでは」「主治医の機嫌を損ねたら」などと焦り、納得できていないまま病院を決めて後悔する人も多いそうです。患者が主体的に医療に参加することを目指す「ささえあい医療人権センターCOML」理事長の山口育子さんは、

「医師に『一回持ち帰って考えてみる時間的余裕がありますか』と率直に聞いてみるのも一つの方法です。患者さんが病院選びに抱く不安や焦る気持ちを理解している医師であれば、誠実に対応してくれるはずです」

と話しておられます。

 そして、現主治医に提示された治療方針に迷いがあるときは、別の医療機関の医師に意見を求めるいわゆる「セカンドオピニオン」を活用するのがおススメだそうです。

◆自分に必要な治療態勢や実績、人員を見極める

 自分で病院を選ぶとき、何を目安にすべきなのでしょうか。病院を探すときの八つのポイントは以下だそうです。

ポイント1 これから受ける治療の態勢が整っているか
ポイント2 その治療について実績があるか
ポイント3 キャンサーボードを実施しているか
ポイント4 治療方針について患者にしっかり説明がなされているか
ポイント5 治療の態勢や実績などについて、しっかりと情報公開しているか
ポイント6 持病がある場合、対応する態勢があるか
ポイント7 治療〜療養中の生活支援態勢が整っているか
ポイント8 無理なく通院できるか

 まず、これから受ける治療の態勢が整っているか。治療はがんができた部位や進行具合、全身症状によって治療法が異なります。そのため、自分に必要な治療法を提供している病院を選ぶことが大前提です。たとえば大腸がんで腹腔鏡手術によって根治が期待でき、患者本人が開腹手術よりも腹腔鏡手術を希望しているという場合、腹腔鏡手術も実施している病院を探します。そしてその治療に対して実績があるかどうか。手術件数などを確認します。

 前出の若尾医師によると、

「多くのがんには、『標準治療』があり、それを主軸にした治療を提供している病院の中で探すことが大事です。よく標準という言葉を『並』と勘違いして『標準よりも最新・最善の治療を受けたい』と目新しい治療を探す人がいますが、標準治療は現時点で最も安全で、最も効果が高いと科学的に裏付けられた治療です。健康保険も適用されています」

ということです。

 そしてなぜその治療方針なのかを、患者にしっかり説明できているかどうかも重要だということです。

 また、自分のがんを診てもらう診療科に、専門医がいるかも確認しておきたいポイントです。専門医とは、各部位のがんに関連した学会が審査の結果、専門知識や手術の技能などを持っていると認定した医師のことで、たとえば乳がんなら日本乳癌学会や日本外科学会の専門医、さらにレベルの高い指導医がこれに当たります。

 若尾医師も、

「ただし専門医の認定基準も学会によって異なり、簡単に取れてしまう専門医資格もあります。専門医ならすべて安心なわけではないので、どのような資格なのか調べましょう」

と話しておられます。

◆治療と生活を支える病院の総合力を重視

 一方、一人の専門家だけでなく、「チーム」の力も欠かせないということです。これは、がんの場合、手術や放射線治療など複数の治療を組み合わせる集学的な治療がおこなわれ、治療にともなう副作用対策も必要になるからです。そこで診断や治療の決定に際して、主治医だけでなく放射線治療医や腫瘍内科医などさまざまな診療科の医師、看護師、薬剤師など多職種が検討して決める仕組み(キャンサーボード)があれば、広い選択肢の中からより患者に適した治療を提示できます。治療が始まってからも、チームで患者を支えることでスムーズに治療が進められるということです。

 また、がんになると副作用による見た目の問題、後遺症、お金、仕事、家族や職場の人間関係など「生活」にかかわる問題も発生してきます。これについて前出の山口さんは、

「安心して治療を続けられるように、相談窓口や人員などサポート態勢も確認しましょう」

と話しておられます。

 また近年は、高齢化にともなって生活習慣病などの持病を抱えるがん患者が増えている実態があります。そのため、手術や抗がん剤などは、からだに対する負担が大きく、持病がある人はより慎重な対応が必要です。持病の種類や病状によっては、受け入れが難しい場合もあるので、がん専門に特化した病院よりも、持病にも対応した診療科がある総合病院などを検討した方が良いそうです。

 病院の機能以外のポイントとして上げられるのは、若尾医師によると、「通いやすさ」だそうです。これは、入院だけで治療が完結するのではなく、通院は必須だからです。最近は薬物療法や放射線治療はほとんど通院でおこなうようになっていて、治療期間中の移動はからだだけでなく、経済的にも時間的にも負担が大きくなります。若尾医師によると、

「まれながんで治療できる病院が限られているなど特殊なケース以外は、無理なく通える範囲で選んだほうが負担は少なくて済みます」

ということです。

 いかがですか?

 人間、病気になってもできるだけ長く生きていたいと思うものです。ましては生命の危険がより感じられるがんなら、なおさらではないでしょうか。今日ご紹介した情報がお役に立てれば幸いです。

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ラベル:がん 病院 探し方
posted by ケイちゃん at 18:06| Comment(0) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月26日

腰痛持ちは寿命が短いと言われているそうですが、本当だと思いますか?


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 あなたは、腰痛に悩んでいませんか? 私は、30代の頃椎間板ヘルニアになり、手術したことがあります。実は、「腰痛もちは寿命が短い」という話があるそうですが、あなたは聞いたことがありますか?

 根拠のない話とも言えますが、そうした前例はいくつもあるそうで、あながち間違いとも言えないそうです。今日は、その理由について少しご紹介したいと思います。

◆腰痛は世界共通の悩み
 世の中には、腰痛に悩んでおられる方がたくさんおられます。ひょっとしたらあなたもそうかも知れませんし、あなたの知り合いの中にもおられるかも知れません。実は「腰痛」という症状は、世界的に見てもさまざまな障害を引き起こす主たる要因であると言われているそうで、さらに、会社の病欠理由のトップクラスにも位置するそうです。 

 さらに、「腰痛があなたの寿命を縮めるかもしれない」という話もあるそうで、『European Journal of Pain』に掲載された、最近発表された新たな研究結果を見ると、その可能性は否めないことが読みとれるということです。そこには、「70歳以上のデンマーク人の双子4,390人を対象にした研究で、腰痛をもっている人はそうでない人と比べて、死亡率が13%高い」という研究結果が掲載されていたそうです。 

 ここで「なぜ双子が対象なのか?」と、不思議に思った人も多いかも知れませんが、これには、ちゃんとした理由があって、それは、「双子を対象に行うことで、早期死亡の遺伝的要因を除外することができるから」ということです。 

 この研究結果の上席著者であり、シドニー大学のパウロ・フェレイラ博士は、プレスリリースの中でこの件について触れているそうで、それは、

「これはとても重大な発見ではないでしょうか。なぜなら多くの人が、『腰痛なんて、生死に関わる疾患ではないでしょ!』と軽んじているからです。しかし、この研究結果からは腰痛は、健康のリスクにおける深刻な赤信号であることを示しているのです」

◆腰痛に対して最善の治療法は、運動すること
 実際にはこの研究で、「腰痛が早死にする実際の原因である」という因果関係は確立できなかったものの、フェレイラ博士は脊椎痛と総体的な不健康(機能的な能力に限界が生じることを含む)に関係性があることを指摘しているそうです。そして、これは深刻な健康問題を引き起こす可能性があるということも、指摘しているそうです。 

 つまり、コア(体の中心)である腰の機能に障害が生じたとするなら、その後は雪だるま式に他の問題を引き起こすだろうと述べています。有酸素容量、そして筋肉量自体も低下していきます。すると、最終的には体の硬直など、その他の危険要素をもたらす大きな要因となると述べているということです。

 たとえば慢性的な腰痛に悩まされ、運動量が減ったとすると、即座に憂鬱感をもたらす可能性もあり、そして今度は睡眠や食事・ストレス・自尊心にも影響が及んでいきます。そしてこのような要素に、さらに複数の障害が組み合わさってしまうと、腰痛でない場合と比べると死亡リスクが高めることは、容易に予想できるのではないでしょうか。 

 また最後にフェレイラ博士は、こう指摘しているそうです。「薬や手術で上手くいけばいいのですが、それでも悪化が止まらない人も中にはいます。腰の痛みに対する最善の治療法というのは、運動を含む健康的なライフスタイルにあるのです。人は生きている以上、適度な運動は必須なのです」と。 

 いかがですか?

 腰痛持ちの方、今からでも遅くはないので、病院で腰痛の原因を調べてもらい、適度な運動を心掛けて、少しでも腰痛のない生活が送れるように努力された方が良いかも知れませんね。

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posted by ケイちゃん at 18:07| Comment(0) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする