2019年02月10日

朝食抜きが口臭の原因となることがあるそうです

 体臭の中でも、特に女性の間で気にしている人が多いのが、口臭ではないでしょうか。全国の男女1万人に行われた調査(※)によると、「自分の口臭が気になったことがある」と答えた人は、男性は76.2%、女性は85.3%だったというデータもあるそうです。

 さらに女性の中でも年代別に見てみると、20代は86.1%、30代は89.3%、40代は88.5%と、アラサー女性は口臭を最も気にしている層と言えるかも知れませんね。

 そこで今日は、慶友銀座クリニックの院長・大場俊彦先生のお話をもとに、口臭の原因と改善法についてご紹介したいと思います。

◆“朝食なし”が口臭の原因に

 大場先生によると、

「口臭の原因は、食べ物の残りカスが舌の表面に蓄積された「舌苔」であったり、歯周病、蓄膿症であったりとさまざまですが、原因がはっきりしていることがほとんどです」

ということです。

 また、口臭がある人の共通点として、朝食を食べない人がとても多いそうで、大場先生も、

「食事をとることは、舌についている食事のカスを取ることになり、抗菌作用がある唾液も出ます。だから、朝ごはんを食べる習慣が無い人が、食べるように変えるだけでも、かなりニオイの軽減につながります」

と言われています。

 口臭のことを考えるのなら、3食きちんと食べた規則正しい生活が望ましいようですね。また、仕事が忙しくて日常生活のリズムが乱れてしまっている人、喫煙している人、お酒を飲む人も、口臭について悩む人に多い特徴のようです。

◆口臭がある=ガスが発生している

 口臭は自分ではなかなか気づけないもので、人から言われて気づくことが多いのではないでしょうか。口臭外来を訪れる人も、人から指摘された場合がほとんどなのだそうです。今の時期ならマスクで自分のニオイが気になったから、というケースもあるそうです。

 では、実際に口臭を治したい時、口臭外来ではどんな治療が行われるのでしょうか。大場先生によると、

「口臭があるということは、口の中にガスが発生してきているということ。そのため、口臭の原因を探る際はまずそのガスがどんなガスか調べます。機械を使って口臭測定を行ったり、唾液の量が減っているようなら唾液量を調べたりすることもあります」

ということです。

 口臭の原因が何であるか突き止め、それにあった治療法を提案してくれるということですね。また、「口臭は生活習慣を改善することでかなり軽減するので、食事やライフスタイルについても、見直すべき点を考えていきます」ということです。

 原因や症状など人それぞれなので通院の頻度は一概には言えないそうですが、慶友銀座クリニックではだいたい3回くらい診療に訪れて通院する人が多いそうです。

◆外出先で気になる時の簡単ケア

 最後に、外出先でご飯を食べたあとにニオイが気になった場合の対処法ですが、それは大場先生によると、

「歯の間の食べもののカス、舌につくコケは口腔内細菌の格好のエサになり、口臭の原因にもなります。食後はなるべく爪楊枝などでとるようにしましょう。さらに、そのあと水を一杯飲むだけでも違います。口の中を湿らせて唾液の量を増やすためには、ジュースなどではなく、シンプルな水が一番良いですよ」

ということです。

 また、歯を磨いても歯の間のカスを完全に取ることはできないので、毎日のケアにおいても、爪楊枝の他、歯間ブラシやフロスは有効とのことです。

 ただ大場先生によると、

「最近、歯間ブラシやフロスをやりすぎて歯肉を痛めている人が増えているので、やりすぎには注意しましょう。また、舌のコケをブラシで取り過ぎると舌炎の原因になるので、こちらについてもやりすぎないよう気をつけてください」

ということです。やり過ぎには注意して下さいね。

 いかがですか?

 口臭は生活習慣だけでも改善するそうなので、「病院に行くほどではないけれど、ニオイが気になる」という方も、まずはライフスタイルの見直しから、考えてみてはいかがでしょうか。

※日本歯科医師会が全国の10代〜70代の男女1万人を対象に行った歯科医療に関する意識調査(2016年6月)より。

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posted by ケイちゃん at 18:08| Comment(0) | 口臭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月08日

つらい花粉症対策には、のみ薬より先手の点鼻&点眼薬が効果的だそうです

 あなたは花粉症ですか? 私はほとんどないのですが、主人はひどい花粉症で毎年辛い思いをしています。

 今日はそんな花粉症で毎年苦しんでおられる方に、花粉症のメカニズムと薬の服用・使用時期について、こすぎ耳鼻咽喉科クリニック(川崎市中原区)院長の金井憲一さんと東京女子医科大学眼科(東京都新宿区)臨床教授の高村悦子さんのお話をもとに、ご紹介したいと思います。

◆ 花粉症の薬を効かせる2つのコツ

 花粉症の時期はマスクをして薬ものんでいるけど、それでもやっぱりつらい……。そんな人が多いのではないでしょうか。実は、薬をしっかり効かせるには2つのコツがあるということです。

 その第1は先手を打つことです。こすぎ耳鼻咽喉科クリニックの金井憲一院長によると、

「薬は症状が出る前から使い始めるのが最も効果的」

ということです。花粉が本格的に飛び出すのは2月中旬以降ですが、気がつかないだけで年明け頃から少しずつ飛んでいるんだそうです。ですから、この段階から、体の中ではアレルギー反応が起こり始めているということです。

花粉症のメカニズム.jpg
花粉症のメカニズム

 金井院長によると、

「ごく少量の花粉でも、繰り返しさらされていると、鼻粘膜に炎症が起こり、花粉に対して次第に過敏になっていく。症状がまだ出ていない、この段階から薬で炎症を抑え込めば、症状が出るのが遅れ、しかも軽くてすむ」

ということです。

 これは「初期療法」と呼ばれる方法(下図)で、鼻だけでなく目も同じです。東京女子医科大学眼科の高村悦子臨床教授も「目のかゆみが出る前に点眼薬を使い始めると、症状が明らかに抑えられる」と話しておられます。

花粉症の初期療法のメリット.jpg
花粉症の初期療法のメリット

 先手を打つタイミングは、花粉が本格的に飛散し始める1〜2週間前だそうで、地域によって多少の差はありますが、だいたいバレンタインデーまでに開始するといいそうです。逆に飛散量が増えて症状が出てきてからだと、鼻や目の炎症がひどくなっているため、薬が効きにくかったり、薬の種類を増やすことになったりするので、「出遅れ」のデメリットはかなり大きいと言えます。

 もう一つのコツは、のみ薬ではなく、点鼻薬や点眼薬を最初に使い始めることだそうです。「えっ、のみ薬が先じゃ?」と思う人も多いかも知れませんが、実は逆の方がより効果的なんだそうです。

 鼻の場合は金井院長によると、

「鼻粘膜の炎症を抑える『ステロイド点鼻薬』を毎日使い続けます。抗ヒスタミン薬をのむより効き目は格段に強い」

ということです。初期療法で両者の効果を比較したところ、ステロイド点鼻薬群の方が明らかに症状を抑えられたということです(下グラフ)。

花粉症初期療法効果の比較.jpg
花粉症初期療法効果の比較

 いかがですか?

 点鼻薬や点眼薬は、花粉というアレルゲンがアレルギー反応を引き起こす、その最前線で働いて症状を抑えるということなんですね。あなたも今年の花粉症の時期には、「点鼻&点眼ファースト」で、花粉症対策をしてみませんか。

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posted by ケイちゃん at 17:56| Comment(0) | 花粉症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月06日

動脈硬化を予防するための柔軟な血管づくりには、半身浴がおすすめだそうです

 寒い時期は、朝出かけるときに室内外の寒暖差で血圧が上昇しやすいものです。血圧上昇の要因の一つに、血管の柔軟性が失われて硬くなることがあげられます。そして血管が硬くなることで怖いのが動脈硬化です。

 血管の柔軟性が失われた動脈硬化になると、血圧が急上昇して心筋梗塞や脳卒中にもつながりやすくなります。

 今日は、硬くなった血管の柔軟性を呼び戻す方法について、東京女子医科大学病院高血圧・内分泌内科の市原淳弘主任教授のお話をもとに、ご紹介したいと思います。

 市原教授によると、

「血管の柔らかさは、血管の内側の表面をコーティングしている内皮細胞に関係しています。内皮細胞がきちんと働いていれば、血圧が上昇したときの圧力も、弾力性で軽減できるのです。内皮細胞を鍛えることを考えていただきたい」

ということです。

 内皮細胞は、スムーズに流れる血液が表面をこすることで鍛えられるそうです。ですから、血液の流れが悪いと、内皮細胞は鍛えられないということです。運動不足で動脈硬化が進んでいれば、そもそも血流は悪くなりがちですが、しかし、全身を動かすことを意識すると、自然に血液の流れがスムーズになり、内皮細胞を鍛えることにつながります。市原教授も、

「第2の心臓といわれるふくらはぎや、人間の筋肉で最も大きいといわれる大腿四頭筋を繰り返し運動させることで、全身の血の巡りはよくなります。内皮細胞は、1〜2週間で復活しますから、継続することが大切です」

と言われています。

 では、全身の血の巡りを良くするにはどんな方法があるのでしょうか。すぐに思いつくのが、ジョギングやウオーキングといった運動ですが、高血圧の人は寒い時期の屋外で、寒暖差のダメージを受けやすいといったデメリットがあります。

 そこで、毎日、室内でも血の巡りをよくする習慣を身につけると良いそうです。また、膝や腰に痛みを抱えている人には、半身浴を市原教授は勧めておられます。市原教授によると、

「水圧で心臓に負担を掛けないように、40度までのぬるめのお湯で10〜20分程度、半身浴をすると全身の血の巡りがよくなります」

ということです。

 なお、高血圧の人は、寒暖差で風呂場の事故にもつながるリスクがあるため、脱衣所はヒーター、洗い場は風呂のフタをあらかじめ開けて温めておくのがおすすめだそうです。また、40度を超える熱い湯は、血圧の乱高下につながるためダメで、飲酒後の入浴も控える必要があるそうです。そして市原教授は、

「入浴前と入浴後には、脱水症状を防ぐために、コップ1杯の白湯を飲むなど、水分補給も忘れないように行ってください」

ともアドバイスされています。

 風呂上がりの温めた牛乳も、血圧を下げる作用のカルシウムを含むため、お勧めの水分補給のひとつだそうで、牛乳でお腹がゴロゴロしない人には、風呂上がりの温かい牛乳も選択肢の一つです。市原教授によると、

「血管を柔らかくすれば、寒暖差のみならず、日常生活のストレスによる血圧の急上昇の抑制にもつながります。血の巡りを意識してください」

ということです。

 最後に、「血管を鍛える!全身の血巡りをよくする筋トレ法」をご紹介しておきます。

□両脚を肩幅に広げて腰をゆっくり落とすスクワットを寝る前に行う

□初めてスクワットにチャレンジする人は、10回から始める

□自分の年齢回数を目標にする(50歳の人は50回)

□目標達成を3か月先にして、10回から毎日少しずつ回数を増やしていく

□無理に回数は増やさない。身体状態に合わせて調整する

 いかがですか?

 入浴法を変えたり筋トレしたりすることで強い血管を作り、動脈硬化を予防したいものですね。




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posted by ケイちゃん at 18:36| Comment(0) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする