2019年02月22日

ドライアイに目薬の差しすぎは要注意だそうです

 スマホやパソコンを見る機会も多いためか、目の乾燥に悩んでいませんか? ひどい場合は空気の乾燥や風が吹くだけで辛く感じることもあります。こうした目の乾燥は、ドライアイによるものです。

 そこで今日は、総合病院土浦協同病院 眼科医師 周藤真先生のお話をもとに、ドライアイの原因やその対処法について、眼科医の先生が教える効果的な対処法をご紹介したいと思います。

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◆ドライアイに悩む8割の方が「目薬を差す」

 目もと環境調査委員会が、20歳から59歳のドライアイ症状を自覚している男女116名を対象に実施した調査によると、ドライアイに悩む方のうち約8割の方が「目薬を差す(80.9%)」、半数以上の方が「目をまぶたの上から押す(52.2%)」、次いで「蒸しタオルなどで温める(38.3%)」といった対処法をとっていることがわかったそうです。

 周藤先生によると、目薬を差すことで、目に負担がかかる場合もあるそうで、

『目薬をこまめに差しすぎたり、過剰に目を洗ったりするのは目に負荷がかかる可能性があり、必要な瞳の潤いまで流れてしまうこともあります。眼科で処方してもらう方が安心です』

ということです。

 また目をまぶたの上から押すことについても、デリケートな部分である目に圧をかけることになり、あまり望ましくないそうです。

◆ドライアイの主な原因は、目の油分をつかさどる「マイボーム腺の詰まり」

 そもそもドライアイはなぜ起こるのでしょうか? 周藤先生によると、目の周りにある皮脂腺が関係しているようで、

『ドライアイ症状は目の表面の水分だけでなく、油分も失われる事で発症します。ドライアイの主な原因の一つは、目の周囲にある皮脂腺「マイボーム腺」の詰まりだといわれています。ここが詰まっていると、瞳の水分の蒸発を防ぐ良い油分が分泌されにくくなり、ドライアイ症状を引き起こすからです。パソコンやスマートフォン利用時はまばたきの回数が減りがちですが、「マイボーム腺」の分泌はまばたきと連動しているので、この状態が続くと悪影響です』

ということです。

ドライアイ目の画像.jpg

 「マイボーム腺」というのは、まつ毛の生え際の内側に並ぶ皮脂腺の1つだそうです。小さな点のようなもので、肉眼では見えないくらいの小さな穴がその開口部です。「マイボーム腺」は油分を分泌し、涙の成分に油分を加えて涙の蒸発を防いでいます。「マイボーム腺」が詰まると油分が出ず、目の水分が蒸発してドライアイになりやすくなるのだそうです。

 では、どうすればこの「マイボーム腺」の詰まりを取り、ドライアイの症状を緩和できるのでしょうか? そのポイントは次の3つです。

1.一定の温度・時間で持続的に温める

 温めることで「マイボーム腺」の出口に詰まった皮脂を柔らかくして取り除くことができ、油分の循環を促すことができるのだそう。皮脂詰まりを解消するには最低でも10分間、40度程度の温度で温めることがおすすめとのこと。溜まっているのは古い皮脂ということもあって、溶かすためにはじっくり温め続けることが重要なのだそうです。

2.瞼・目に直接触れずに温める

 目は、体の中でもとてもデリケートな部分のため、なるべく圧をかけすぎないことが大切です。温める際も、なるべく瞼や目に触れていない状態でケアするのがおすすめです。

3.目もとを加湿する

 「マイボーム腺の出口」が詰まっている状態の目は油分が不足することで水分も不足しがちになってしまうため、症状を緩和するのには目もとを潤すことも効果的です。水分が蒸発しないよう、なるべく風が目もとにあたらない状態で、目もとを加湿すると良いそうです。具体的には、スチームなどで目元を加湿することが、これらの条件を満たすケア方法のようです。

 いかがですか?

 目が乾燥すると目を開いているだけでも違和感があったり、ひどくなると目に傷がついてしまったりすることもあるようです。スマホやパソコンなどの見過ぎに注意しつつ、ひどくなる前に、目元をしっかり温めたり、目元を温める家電なども検討したりしながら、ドライアイ対策を実践してみてはいかがでしょうか。

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posted by ケイちゃん at 18:13| Comment(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月20日

閉経後は、甲状腺がんのリスクを高めないためにも「海藻」の過剰摂取に注意が必要だそうです

 日本人は、世界でも海藻の摂取頻度が高いことで知られているそうです。海藻はミネラルの宝庫で、健康志向のメニューにも利用される機会が多い食材ですが、実は過剰に摂取することで、甲状腺がんのリスクを高めるという報告があるのだそうです。

 今日は、この情報についてご紹介したいと思います。

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 海藻にはヨウ素が豊富に含まれています。ヨウ素は甲状腺ホルモンの主要成分であり、生命維持に欠かせない重要素材です。  

 一方で、甲状腺がんは男性より女性に多いことで知られているそうです。その割合は男性1に対して女性が3だそうで、また、組織の型により次のように4つに分類されます。  

 まず、甲状腺がんの中で一番多いのが「乳頭がん」。これは病気の進行が遅い上、早期治療ができればほぼ確実に治すことが可能だそうです。ただ、予防するに越したことはないのは、当然のことです。この乳頭がんと、やはり治療経過の比較的良好な「濾胞(ろほう)がん」を「分化がん」と呼ぶのだそうですが、この分化がんが甲状腺がん全体の約9割を占めているのだそうです。これに、日本人には少ない「髄様(ずいよう)がん」、頻度は低いものの非常に悪性度の高い「未分化がん」を加えた四つを総称して「甲状腺がん」と呼んでいます。  

 女性に多いがんということもあり、日本での多目的コホート研究は、女性を対象に分析が行われました。  

 1990年と1993年に日本各地の40〜69歳の女性5万人にアンケートを実施し、2007年まで追跡調査をしました。この間に134人が甲状腺がんになり、うち84パーセントにあたる113人が乳頭がんと診断されています。  

 調査対象の海藻の摂取状況を「週2日以下」「週3〜4日」「ほとんど毎日」の3群に分けて解析したところ、海藻を食べる頻度が高いほど甲状腺がんになる確率が高く、乳頭がんに限定すると、ほぼ毎日食べるグループは、週2日以下のグループの約1.7倍という高確率でがんになっていることが分かったということです。  

 一方、甲状腺がんにはエストロゲン(女性ホルモン)が関与することが指摘されています。そこで調査では、対象の女性を閉経の前後に分けての検証も行いました。すると閉経前の女性では海藻摂取量と甲状腺がん発生に関連はなかったものの、閉経後の女性では、海藻摂取量が多いほど甲状腺がんのリスクが高いことが分かったということです。  

 これには次のような理由が考えられます。ヨウ素には甲状腺がんのリスクを高める作用がある一方、海藻にはエストロゲン濃度を下げる働きがあるという実験結果もあるそうです。ですから、閉経前の女性では海藻摂取量と甲状腺がん発生に関連はなかったのは、ヨウ素による甲状腺がんリスクの上昇と、海藻がエストロゲン濃度を下げる働きによるリスクの低下が打ち消しあった可能性が考えられます。一方、閉経後はエストロゲン濃度が低いため、ヨウ素による発がんリスクのみが作用した――という考えです。  

 ただこれは仮説だそうで、証明は今後の研究をまたなければならないそうですが、いずれにしても、閉経後は閉経前にもまして海藻の摂り過ぎには注意が必要と言えそうです。  

 ただし、「海藻をまったく食べない」という考えは早計で、実は4つの甲状腺がんのうち濾胞がんは、ヨウ素が欠乏することでリスクが高まるという報告があるからです。  

 いかがですか?

 摂り過ぎても、不足しても甲状腺がんのリスクになるのが、海藻です。結局は「適度に食べる」ということに尽きるということですね。

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posted by ケイちゃん at 17:57| Comment(0) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月18日

長生きできる最適の睡眠時間があるそうです

 あなたは毎日の睡眠時間はどれくらいですか? 昔は睡眠時間は8時間と言われていましたが、現在では睡眠時間は長くても短くても、寿命が短くなることがわかってきているそうです。

 ということで今日は、あなたにとって最適な睡眠時間と、健康で長生きするための睡眠の取り方について、ご紹介したいと思います。

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◆長く眠るほど寿命が縮む?

 1980年代にアメリカで100万人以上を対象に行われた、睡眠時間と寿命の関係の調査では、予想外の結果が出たそうです。

 それは、1日に6.5〜7.5時間の睡眠をとっている人が最も死亡率が低く、それ以上およびそれ以下の時間、眠っている人は寿命が短くなる傾向にあったのだそうです。特に長く眠っているほうが問題で、7.5〜8.5時間以上の睡眠時間をとっている人は、6.5〜7.5時間睡眠の人よりも死亡率が20%もアップしたということです。

 この研究を行ったカリフォルニア大学サンディエゴ校のダニエル・クリプペ博士は、「睡眠は食欲と似ている。欲望にまかせてものを食べると、食べすぎて健康を害する。睡眠も、眠たいからといって、いつまでも寝ていると、体によくない」と述べています。

 日本でも、同じような結果が出ているそうで、名古屋大学の玉腰暁子先生が、40〜79歳の男女約10万人を、10年間にわたって追跡調査しました。対象者の平均睡眠時間は男性7.5時間、女性7.1時間でしたが、死亡率が最も低かったのは、男女とも睡眠時間が7時間の人たちでした。睡眠時間が7時間より短い人も長い人とも、死亡率が高くなる傾向が示されたということです。

 睡眠時間が長い人の寿命が短くなる原因は、まだはっきりしていませんが、長く眠る人は何らかの健康上の問題を抱えている可能性が指摘されているそうです。

◆時間を有効に使えません

 私たちの生活は体内時計の影響を強く受けています。脳を休めるノンレム睡眠の中でも特に重要な深い睡眠は、寝ついてから早い時間帯に多く現れます。逆に浅いノンレム睡眠は、深夜過ぎから朝にかけて増えてきます。

 さらに日の出以降は、太陽の光や外界の騒音のために深く眠ることができません。このように浅い睡眠を長く続けると、睡眠の質が悪くなり大切な時間の無駄遣いになります。

 日中の時間を有効利用するという点でも、ダラダラ眠っているのは逆効果で、睡眠と覚醒の深さは、お互いに影響しあっています。グッスリ深く眠ると目覚めがスッキリし、起きてからの覚醒度が高く保たれます。逆に、浅い眠りを長く続けると、目覚めた後も覚醒度が上がらず、眠気に襲われやすくなります。休日に睡眠不足を取り戻そうとして、いつまでも布団から出ないでいると、起きてからも体がだるく居眠りしやすくなってしまうのは、これが原因です。

 朝型と夜型で違いはありますが、人間は基本的に日中に作業効率や意欲、集中力が高く、太陽が沈むと脳の働きが低下してきます。「朝の学習は、夜の学習の6倍の効果がある」とも言われています。目覚めている時間を有効に使うために、休日でも平日の起床時刻の2時間以内には起きて、新しい1日をスタートた方が良さそうです。

◆長生きするための睡眠法

 眠り過ぎると寿命が短くなるのと同様に、睡眠時間が短くても長生きできません。健康に長生きするためには、自分に必要な時間だけ質のよい睡眠をとることです。

 必要十分な睡眠時間を知るには、寝つきと目覚めが良く、起きてからも活動的に過ごせた日の睡眠時間を、何回か記録してみることが有効です。緊張している平日とリラックスできる休日では必要な睡眠時間が異なることがあるので、この2つは分けて記録します。

 眠るべき時間が決まったら、深く眠ってスッキリ目覚める準備をします。

●眠る前にすること

 まず、寝室の環境を整えます。室温は冬なら15〜20℃、湿度は50〜60%にします。部屋はなるべく暗くしますが、不安な人は豆電球のフットライトをつけておきます。静かに眠るためには、厚手のカーテンや2重窓、静音家電が有効です。

 布団に入ったら、翌朝に起きる時間を強く意識します。「自己覚醒法」といいますが、深層心理に働きかけて予定時刻に目覚めやすくなります。6時に起きるなら枕を6回叩くのも、良いと思います。また、翌日が楽しく充実した1日になるように、イメージすることも大切です。仕事がうまくいくとか、思いがけない出会いがあるとか、ワクワクすることを想像してみてください。

●朝にすること

 朝は、目覚まし時計が鳴ったら、1回で起きて下さい。スヌーズを使ったり、たくさんの目覚まし時計をかけたりすることは、睡眠の質を悪くする元になります。布団の中でグズグズしていては、人生の大事な時間を無駄にしてしまうので、危機感を持つことが重要です。

 目を開けたらすぐ、掛け布団を跳ね飛ばすと、寒さで目が覚めます。あの西郷隆盛もやっていた、薩摩式の目覚まし法です。そして、部屋の明かりをつけカーテンを開けて太陽の光を浴びると、体内時計がリセットされます。

●眠気の対処法

 起き出したら冷水で顔を洗うと、眠気を減らしてくれます。コーヒーや紅茶などに含まれるカフェインは、脳の催眠物質の働きをブロックしてくれます。少しでも良いですから、朝ごはんを食べましょう。胃腸にある第2の体内時計「腹時計」が動き出します。エネルギー源であるブドウ糖が補給されると、脳の働きが活発になってきます。

 そして、もし日中に眠気が強くて辛いときには、積極的に居眠りして下さい。午前中から午後3時までの仮眠は、睡眠不足の解消に役立ちます。横にならずにイスに座った状態で、10〜30分眠ると、眠気が減って覚醒度が高まります。

 いかがですか?

 ぐっすり熟睡できた日は、快適に過ごせるはずです。あなたも、良く寝て長生きできたらいいと思いませんか。

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posted by ケイちゃん at 18:01| Comment(0) | 睡眠 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする