2018年12月06日

高カカオチョコレートには、血圧低下や心臓病や脳卒中がんなどの発症率の低下といった健康効果が、期待できるそうです

 カカオの香りと甘みの奥に広がるほろ苦さがおいしいチョコレートですが、あなたはチョコレートは好きですか? そして、良く食べてますか?

 チョコレートの健康効果については、近年注目されるようになり、世界各地で研究が進められているそうで、日本人を対象とした研究も報告されるようになったということです。

 そこで今日は、2018年1月に開催された「チョコレートフォーラム」(主催:明治)における愛知学院大学心身科学部健康栄養学科客員教授・大澤俊彦さんのお話をもとに、チョコレートの健康効果についてご紹介したいと思います。

◆世界最長寿者は週900gのチョコを食べていた!

 これまでにチョコレートの健康効果に関する研究は数多く行われてきたそうで、特にカカオポリフェノールに関する研究が進み、脳、膵臓(すいぞう)、肝臓、脂肪、血管、歯、胃、心臓、筋肉と、多岐にわたる健康効果が報告されているということです。

 このようにチョコレートの健康効果が注目されるきっかけとなったのは、世界の長寿者の中にチョコレートを好む人が多いことが知られるようになったためだそうで、例えば、122歳まで生きた長寿世界一のジャンヌ=ルイーズ・カルマンさん(1875年2月〜1997年8月)は、1週間に2ポンド(約900g)のチョコレートを食べていたということです。

 大澤さんによると、

「そのため1990年代後半から、どうもチョコレートは健康に寄与するのではないかと考えられるようになったのです」

ということです。

チョコレートの健康効果.jpg
出典:Bayard V, Hollenberg N K, et al. Int J Med Sci. 2007;4:53-8.

◆高塩分摂取の割にクナの人々の血圧が低いワケ

 大澤さんによると、チョコレートの最も有名な研究は、米国ハーバード大学のホレンバーグ教授が行った「パナマ共和国の先住民族クナの研究」だそうです。

 実は、パナマ共和国の北東部、カリブ海沿いにあるサンブラス諸島に住む先住民族のクナは、チョコレートの原料であるカカオの実をすりつぶしてトウモロコシと混ぜた飲料を毎日5〜7杯飲む習慣があるそうで、この人たちと、都会のパナマシティに住み、現代の生活をしているクナ出身者を比較調査したところ、島に住んでいる人たちのほうが血圧が低く、心臓病や脳卒中、がんなどの発症率が低いことが判明したのだそうです[注1][注2]。

[注1]Bayard V, Hollenberg N K,et al. Int J Med Sci. 2007;4:53-8.
[注2]McCullugh,et al. M.L., J Cardiovasc Phamacol. 2006;47 Suppl 2:S103-9:119-21.

 ところが、血圧上昇の原因とされる塩分摂取量は、島に住んでいるクナのほうが多かったので、「この常識とは逆転した結果は、カカオの実を大量摂取したことによるポリフェノールの効果ではないかと考えられました」ということです。

 また、海外で行われた他の研究でも、ダークチョコレート100g(ポリフェノールを約500mg含有)を約2週間継続的に食べた人は、ホワイトチョコレート90g(ポリフェノールを含まない)を食べた人に比べて、血圧が低下する傾向があったという結果が得られているそうです[注3]。

[注3]Grassi D,et al. Am J Clin Nutr. 2005;81(3):611-4.

◆高カカオチョコの継続摂取で、体重は増えずに血圧低下

 このように、欧米を中心としたチョコレートの健康効果についての研究は数多く行われてきたそうですが、日本人を対象とした研究はまだまだ少ないということで、愛知県蒲郡市と菓子メーカーの明治、愛知学院大学が産官学共同で「チョコレート摂取による健康効果に関する実証研究」を2014年に実施したということです。そしてこれが、日本人を対象としたチョコレート研究では初の大規模研究となりました。この研究は2014年3月にスタートし、2015年5月に研究グループは最終報告を発表しています。

 この研究の内容は、生活習慣病の患者率が愛知県で最も高い愛知県蒲郡市を中心に、45〜69歳までの男女347人(男性123人、女性224人)を対象に4週間、カカオポリフェノールを多く含む高カカオチョコレート(カカオ分72%)を1日5枚(約25g)毎日食べてもらい、食べる前後の血圧や血液成分などの体の状態の変化を検証するというものです。

 検証の結果、4週間、高カカオチョコレートを食べても体重および肥満度の指標であるBMI(Body Mass Index)に変化はなかったということです。一方、血圧は4週間後に最高血圧・最低血圧ともに低下。HDLコレステロール(いわゆる善玉コレステロール)は4週間後に上昇し、また、酸化ストレスの程度の指標となる8-OHdG、炎症の程度の指標であるhs-CRPの数値が、酸化ストレスの程度が高い人、炎症の程度が高い人で改善したということです。

 大澤さんはこの研究結果について、

「蒲郡市の研究報告から、高カカオチョコレートを継続的に食べると、体重は変化することなく、血圧低下、炎症マーカー・酸化マーカーの低下、HDLコレステロール上昇などの健康効果が得られることが実証されました。この結果から、高カカオチョコレートは動脈硬化予防の可能性も期待されます」

と示唆されています。

 また、この蒲郡市の研究では、後に血液検査の結果を追加分析したところ、高カカオチョコレートを4週間食べた後には、脳細胞の増加に必要とされるBDNF(脳由来神経栄養因子)の血清中の濃度が上昇していることが分かったそうです。BDNFはうつ病やアルツハイマー型認知症、記憶、学習など認知機能との関連性が注目されている物質だということです。

 いかがですか?

 健康効果が期待されるチョコレート、私は普段はあまりチョコレートは食べないのですが、これからは食べるようにしたいなと思います。そしてその際のポイントが、「高カカオ」です。パッケージの成分表でカカオの含有率を確認して購入したいと思います。

 なお、市販のチョコレートの食べ過ぎは、カロリーの過剰摂取にもつながるため、気を付けて下さいね。


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posted by ケイちゃん at 18:27| Comment(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月04日

白髪染めで美容室に行く最適な頻度は、どれくらいが良いか知ってますか?

 あなたは、白髪を染めてますか? 私は白髪が目立ってくると、美容室へ行って染めてもらったり、白髪染めを買ってきて自宅で染めたりしています。

 今日はそんな白髪染めをできるだけ楽に手入れするポイントについて、ヘアケアの民間資格「ヘアケアマイスター」に認定されている美容師、辻泰行さんのお話をもとに、ご紹介したいと思います。

◆カラーリング製品の特徴

 年齢と共に増える「髪」の悩みですが、特に白髪は染めてもすぐに伸び、手間もお金もかかります。

 確かに、美容院で染めるよりも、市販のカラーリング製品を使って自分で染める方が安いのですが、辻さんによると、「美容院の方が髪や頭皮への負担が少ない」ということです。

 その理由ですが、髪質や傷み具合は人それぞれで、中には染まりにくい人もいます。市販品は誰でも染めやすい成分となっているのですが、美容院では個々に応じ調整するためダメージを抑えられるからです。

 しかし、頻繁に美容院を利用すると費用がかさみます。最低限どのくらいのペースで通えばいいのでしょうか。

◆注意が必要なのはカラーリンス
 辻さんによると、

「白髪が全体の2、3割までなら、美容院で染めるのは4カ月に1回で、その間に1回、自宅でヘアマニキュアを使うといいでしょう」

ということです。

 ヘアマニキュアは徐々に色が落ち、白髪の生え際が目立ちにくく、また髪の表面をコーティングして、はりやつやを出す効果もあります。

 ただ注意が必要なのは徐々に染まるカラーリンスなどだそうで、これを日常的に使っている人がヘアカラーをすると青や緑に変色することがあるそうなので、事前に美容師に相談した方がいいということです。

◆短めのスタイルがおすすめ
 また色にもポイントがあるそうで、シニアが髪を黒々と染めるとかえって不自然だそうです。辻さんも、

「最近の白髪染めは若者のヘアカラーと同じように色が豊富。明るめに染めた方が、生え際が目立ちにくい」

とアドバイスされています。

 これは、髪の毛は約10万本あり、毎日50〜70本が抜けて生え替わることと、1日に0・3ミリ、1カ月で8〜10ミリ伸びるとされ、濃い色で染めるほど伸びてきた白髪との境目が際立ってしまうためです。

 また最近では、白髪を生かしておしゃれに見せる「白髪ぼかし」を選ぶ人も増えているそうです。全体をベージュや灰色系に染めることで、まばらな白髪を均一になじませたり、白髪を少なく見せたりする効果があるということです。

 さらに髪形によっても白髪は目立ちにくくなるそうで、辻さんがおすすめされているのは、短めのスタイルです。

 これは、髪も老化により、はりやこしが失われるため、長いほど立ち上がりにくく、分け目の根元が見えやすくなります。ですから、顎より短くすることにより頭頂にボリュームが出て、顔も引き締まり若々しい印象になるからです。

◆かぶれないか事前テストを
 白髪用のカラーリング製品は、髪の内部まで染める染毛剤(医薬部外品)と、表層部だけの染毛料(化粧品)に分類できます。

 日本ヘアカラー工業会(東京)によると、染毛剤は一般的にヘアカラーや白髪染め、おしゃれ染めなどと呼ばれています。脱色しながら染色し、白髪も黒髪もほぼ同じ色にするものです。色持ちが良い一方、アレルギー性や刺激性の皮膚炎が起こる例が報告されているそうなので、工業会は「製品の説明書をよく読み、毎回使う48時間前にパッチテストでかぶれないかどうか調べて」と呼び掛けています。

 一方染毛料は、一度で染まるヘアマニキュア、酸性カラーや、繰り返し使うことで徐々に色づくカラーリンス、カラートリートメントなどがあります。脱色をしないため黒髪は染まりにくいそうです。

 この他、ヘアマスカラなどの一時染毛料は、外出先でも手軽に使えるそうです。

◆女性の白髪には否定的

 2017年7月に行われた「白髪に関する意識調査」によると、女性の白髪に対し、男性からは厳しい目が向けられているそうです。

 白髪のある異性のイメージを男女共通の選択肢で尋ねたところ、男性の白髪に対しては「すてき」など前向きな回答が上位に入ったが、女性の白髪については「手を抜いている」などのネガティブな評価が目立った。また自分の白髪に対する抵抗感が少なくなる年齢は男性が40代、女性が60代で、男女差があったそうです。

 いかがですか?

 女性の白髪はあまり良い印象を与えていないというのは少しショックですね。私もできるだけ白髪が目立たないように、この情報を参考にして定期的にメンテナンスしようと思います。


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posted by ケイちゃん at 17:55| Comment(0) | お役立ち情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月02日

サラダに「オイル」をかけるだけで、栄養価がアップするそうです

 あなたはサラダは好きですか? 健康的な食事のために、サラダを食べている人も多いのではないでしょうか。でも、サラダにあるものをプラスすると、簡単にヘルシー度がアップするんだそうです。

 今日はそんな魔法の食材をご紹介したいと思います。 

 その魔法の食材の正体は、実はオイルです。 

 アメリカのアイオワ大学が発表した最新の論文によると、サラダや野菜にスプーン1杯のオイルをかけるだけで、栄養価がグッとアップするのだそうです。

 これは、少量のオイルをサラダにかけることでサラダ用野菜に含まれていることが多いリコピン、ビタミンK、ビタミンA、2種類のビタミンEなど8種類の栄養が効率よく吸収されるようになるからだそうです。

 論文の著者ウェンディ・ホワイト博士は学術誌『American Journal of Clinical Nutrition』の中で、効率よく栄養を吸収することで、がんの予防などさまざまな健康効果が期待できると語っているということです。

 また博士は、「サラダにかけるドレッシングの量を2倍にすると、栄養の吸収率も2倍になるんですよ」とも語っているそうです。

 とは言っても、高カロリーのドレッシングを持ち歩く必要はありません。ホワイト博士によると、大さじ1〜2杯のオイルを野菜にかけるだけで、同じ効果が期待できるということです。

 いかがですか?

 栄養の吸収を高めるために、オリーブオイルなどの「ヘルシー」な不飽和脂肪を摂取するように勧める科学者も多いそうなので、健康を気にしてサラダドレッシングを我慢していた人にとっては、朗報と言えるのではないでしょうか。


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posted by ケイちゃん at 18:16| Comment(0) | 栄養 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする