2019年01月17日

インフルエンザなのに風邪薬を飲むと、命にかかわる危険性があるそうです

 今年もインフルエンザが流行しつつありますが、あなたは大丈夫ですか?

 実は、インフルエンザなのに風邪薬を飲むと命にかかわる危険性もあるのだそうです。そこで今日は、太融寺町谷口医院院長の谷口恭医師のお話をもとに、この情報についてご紹介したいと思います。

◆インフルエンザが流行している時の解熱鎮痛剤の使用には注意が必要

 インフルエンザが流行している時に、解熱鎮痛剤を使う時は処方薬も含めて、その成分に注意すべきということです。谷口先生によると、

「風邪の病原体によっては解熱鎮痛剤が症状を悪化させることがあります。たとえば、インフルエンザが重症化すると、インフルエンザ脳炎・脳症という状態になることがあります。このときに、サリチル酸系解熱剤を使用すると、脳の血管を傷つけ、症状が悪化するリスクが出てきます。水疱瘡やデング熱でも同様に重症化する恐れがあります」

ということです。

 この解熱剤は医療機関でよく処方される総合感冒薬PL顆粒、ピーエイ、ペレックスなどにも含まれ、実は市販の解熱鎮痛剤にも含まれているそうです。

 インフルエンザなのに医師が安易に“軽い風邪”と診断して処方すると、「場合によっては命にかかわる可能性がある」と谷口先生は指摘されています。谷口先生によると、

「初期の段階で普通の風邪とインフルエンザ、水疱瘡、デング熱を見分けるのは医師でも困難なことがあります。高熱を伴う風邪の症状には、インフルエンザを含むあらゆる風邪に有効で、赤ちゃんから妊婦、高齢者まで使える『アセトアミノフェン』を第一に考えるべきでしょう」

ということです。

 いかがですか?

 高熱が出たら、市販の解熱剤を飲むのではなく、とりあえずインフルエンザを疑って病院を受診することですね。


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posted by ケイちゃん at 17:32| Comment(0) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月15日

「歯と心臓」は、意外に仲がいいそうですが、何のことだと思いますか?

 世の中には「意外なつながり」というのがあるそうで、例えば芸能界では、木村拓哉とマツコ・デラックスが同じ高校の同学年だったとかいうのがあります。

 こうした「意外なつながり」は、実は人間の体の中にもあるそうで、一見関係なさそうな臓器と部位が、意外にも同じ神経でつながっていることがあるのだそうです。

 今日は、大森赤十字病院心臓血管外科部長の田鎖治医師のお話をもとに、歯痛と心筋梗塞の関係について、ご紹介したいと思います。

◆今日の主人公

 今日ご紹介するお話の主人公はYさん(49)です。Yさんは、とある有名企業の中間管理職で、大学までラグビーの選手だった巨漢ですが、今はお世辞にも「引き締まっている」とは言えないそうで、社会人になって運動をしなくなったのに、食欲だけは変わらずなので、その結果肥満体になってしまったのだそうです。

 そしてYさんは、数年前からは血糖値の高さも指摘されていたが、激務とストレスで放置していたそうです。

◆歯科医院では「取り立てて治療が必要な状況ではない」

 そんなYさんですが、一昨年の秋、左の下の奥歯に痛みを感じるようになったそうです。初めは無視していたのですが、痛みはたびたび襲ってくるので、忙しかった仕事がちょっと落ち着いたこともあって、歯科医院を受診したそうです。

 実は、彼の歯痛は、常に痛んでいるわけではなく、なぜか、早朝の出勤時や夜遅くに帰宅する時、あるいは駅の階段を上がった時などに痛くなるのだそうです。そして、仕事中や自宅でくつろいでいる時に痛くなることはあまりなく、歯科医院を受診した時も痛まなかったということです。

 歯科医院ではレントゲンを撮ったりして調べてもらったが、取り立てて治療が必要な状況ではないと言われたそうです。

◆安心したものの、寒空の下を歩いているとやはり奥歯が痛む。

 その直後、会社の健康診断があったのですが、その時医師から意外な指摘を受けたそうです。それは、

「心電図に異常があるので、心臓の専門医に診てもらって下さい。なるべく急ぎで」

 医師の真剣な眼差しに危機感を抱いた彼は、翌週、循環器内科のクリニックを受診し、心エコー検査を受けると、「左室壁運動の異常」が見つかったそうです。医師はこれについて、「心臓の一部の動きが悪くなっているんです」と説明し、その場で心臓血管外科への紹介状を書いてYさんに渡してくれたそうです。

 紹介された病院の心臓血管外科医を受診し、冠動脈造影検査を受けると、その結果を見た医師は、大急ぎで手術計画を立て始めたそうです。あまりの急展開に、「年末は忙しいんですけど……」と尻込みするYさんに対して、医師はこう言ったそうです。

「正月を迎えられなくなってもいいのですか?」

と。ということで、クリスマス直前の手術が決まったそうです。

◆心不全や突然死をいつ起こしても不思議ではない

 Yさんのバイパス手術を執刀した田鎖治医師によると、

「3本ある冠動脈のうち2本がすでに詰まって心筋梗塞になっていました。残りの1本もほとんど詰まりかけていて、非常に危険な状態でした。心臓の筋肉の壊死が広範囲に及んで、心臓の機能が落ちていた。本人に自覚がないだけで、心不全や突然死をいつ起こしても不思議ではない。ご本人の今後のことを考えると治療は冠動脈バイパス手術以外になかった」

ということです。

 実は、Yさんの歯痛は、狭心痛(心臓の虚血による一過性の痛み)だったということです。

 私たちのイメージとして、心筋梗塞といえば激痛を想像しますが、実際には胸に痛みを感じない「無痛性」も少なくないそうです。そして、本来心臓に起きるはずの痛みが心臓には出ずに、心臓と同じ神経に支配されている別の臓器や部位に出ることがあるということです。

 これは「関連痛」と呼ばれる痛みで、一般的には心臓の関連痛は、肩や腕、手などに出ることが多いのだそうですが、まれに“歯”に出ることがあるそうです。それは、心臓と歯は、同じ神経の支配下にあるからです。

 脳は痛みを感知すると、その痛みがどこで起きているのかを判断する仕組みにはなっていますが、過去に心臓での痛みを経験していないと、突然心臓が「痛いんです」と申告しても、「何かの間違いだろう」と考えて、たまに痛むことのある「歯」の問題として処理してしまうことがあるのだそうです。

◆「関連痛」を疑ってみてもいい歯痛の条件

 田鎖医師によると、歯の痛みを、すべて心臓の病気に結び付けるのは現実的ではないそうですが、いくつかの条件が重なった時は、疑ってみてもいい、ということで、その条件は、

・歯科を受診しても原因が見つからない歯痛がある

・普段は痛まないのに「寒い時」「運動をした時」「興奮した時」など、歯が痛む環境に共通点がある

・心臓病や脳梗塞などの動脈硬化性疾患の家族歴がある

・高血圧、糖尿病、脂質代謝異常症、肥満、喫煙などの心臓病の危険因子を持っている

ということです。

 実は、糖尿病の人や高齢者は神経が弱っているので痛みを感じにくく、心筋梗塞の発作に気付かないケースは少なくないそうです。

 Yさんが、朝晩の通勤時に歯が痛くなったのは、自宅やオフィスのように「暖かいところ」から寒い屋外に出ることで交感神経が緊張し、心臓がダメージを受けたものと思われるそうです。

 田鎖医師によると、

「心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患は、放置すると長くても数カ月で命に関わるレベルに進展するので、「年」の単位で同じ症状が持続することは考えにくく、1年前から症状がずっと変わらない――というような場合は、心筋梗塞や狭心症の可能性は非常に低い」

ということです。

 気付かずに放置していたら、いつ突然死しても不思議はなかったというYさんですが、手術は無事に成功し、当然ですが、その後は歯も痛まなくなったそうで、今では真剣にダイエットに取り組み、血糖値も安定しているということです。

 いかがですか?

 今日の教訓は、「歯と心臓は、意外に仲がいい」です。覚えておいて損はないと思いますよ。


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posted by ケイちゃん at 17:21| Comment(0) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月13日

市販薬の風邪薬は、キャベツで効果ゼロになるそうです

 日本列島は寒さ真っ只中といった感じですが、風邪など引かれてないでしょうか? ところであなたは風邪をひいた時、すぐに病院に行く方でしょうか?それとも市販薬で治そうとするほうでしょうか?

 病院に行けば症状に合ったお薬を処方していただけますし、薬局でも薬を飲む際の注意点などを説明して貰えるので安心ですが、市販薬についてはそこまで説明してもらえることはないように感じます。というのも、市販薬を飲む際には気を付けないと想いもよらない副作用を招く恐れがあるのだそうです。

 今日はそんな市販薬の危ない飲み方について、東京薬科大学教授を経て、現在、日本くすり教育研究所代表理事を務める加藤哲太先生のお話をもとに、ご紹介したいと思います。

 加藤先生によると、

「市販薬は効き目が弱く、少しくらい間違って飲んでもたいしたことはないとタカをくくっている人もいます。それは大きな間違い。市販薬にも病気を治す『作用』がある半面、食事や飲み物などと体内で反応し、思いもよらない『副作用』を招くことがあります」

「これから紹介する症例は必ず起きるというものではありません。ただいつこの副作用が起こるとも限りません。いままで間違った飲み方をしても大丈夫だったのは、運がよかっただけかもしれません。今後の自分の体を守るために知っておくことが大切です」

ということです。

◆風邪薬はキャベツで効果がなくなる

 加藤先生によると、

「解熱鎮痛成分としてアセトアミノフェンが含まれている風邪薬は、キャベツに代表されるアブラナ科の野菜と相性が悪く、効き目が落ちてしまう場合があります」

ということです。

 これは、キャベツや白菜、小松菜、ブロッコリーなどのアブラナ科の野菜などに含まれるグルクロン酸という成分によるものだそうで、加藤先生によると、

「この成分はアセトアミノフェンを代謝し、尿として体外に出してしまう働きがあります。このため、この成分を含む風邪薬の効きが悪くなるのです」

ということです。

◆酢と胃腸薬、解熱鎮痛薬で脳症になることも!

 加藤先生によると、

「市販の胃腸薬や解熱鎮痛薬には、アルミニウムを成分として含んでいるものが少なくありません。アルミニウムは長期に取り続けると、アルミニウム脳症と呼ばれる認知症に似た症状を起こすことがわかっています」

ということです。

 通常、市販薬に含まれるアルミニウムは99%以上、そのまま体外に排出されるため、心配はないが、酢といっしょに服用した場合は別だそうで、 加藤先生によると、

「酢や梅干しに含まれるクエン酸にはアルミニウムを小腸で吸収されやすくする働きがあり、そのまま体内に残ってしまう危険性があるんです」

ということです。

 特に、腎臓が悪く透析療法などを受けている人は、アルミニウム脳症を起こす危険があるので、この飲み合わせは避けなくてはいけないそうです。

◆コーラで風邪薬を飲むと頭痛が起きる!

 加藤先生によると、

「風邪薬や解熱鎮痛薬の多くには眠気を抑えたり、効果を高めるために、カフェインという成分が配合されています。カフェインは取りすぎると、脳神経が過剰に刺激され、頭痛やめまい、動悸などの症状が出る。コーラやコーヒーといったカフェインを含む飲料といっしょに服用すると、この過剰摂取になる恐れがあるのです」

ということです。

 カフェイン飲料というと、コーヒーや紅茶がすぐに思い浮かぶと思いますが、実は、350mlのコーラにはカップ1杯のコーヒーより多い40〜60mgのカフェインが添加されているそうです。

 また加藤先生によると、

「ほかにもぜんそくの薬や酔い止め、眠気防止薬など、カフェイン飲料と飲み合わせると危険な薬はたくさんあります。薬は水で飲むこと」

ということです。

 いかがですか?

 風邪薬と言えども、いろいろ気をつけて飲む必要がありそうです。


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posted by ケイちゃん at 17:46| Comment(0) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする